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携帯Steamゲーム機 Steamboyは「Smach」に改名。来年末に300ドルで販売予定

Kiyoshi Tane
2015年8月17日, 午後06:43 in Smach Zero
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ゲーム配信サービスSteam専用の携帯ゲーム機 Smach Zeroの発売が、11月10日に決定しました。かつて「Steamboy」と呼ばれていた本製品はすでに予約を受け付けており、価格は期間限定で299ドルとなっています。

SteamOSは、Valve社が提唱するPCゲーム用ゲーム機規格「Steam Machine」向けのLinuxベースOS。スチームボーイ改めSmach Zeroは、そのSteam Machine規格に則ったハードおよびSteamOSをセットにした「PCゲームが遊べる携帯ゲーム機」です。

開発・販売はValve社ではなく、Steamboy Project なるグループによるもの。ゲーム機の名称はリニューアルされましたが、社名は変更されていません。昨年のゲームイベントE3にあわせて発表されながら、それから全く更新される気配がないティザーを御覧ください。



今のところ明らかにされているSmach Zeroの仕様は、ざっと以下のとおり。

  • AMDの組み込み向けSoC「G」シリーズ Steppe Eagle(CPUとGPUワンチップ)
  • 4GB RAM
  • 内蔵ストレージ32GBとSDカードスロット
  • 5インチで解像度720Pのタッチスクリーン
  • HDMI出力
  • Wi-Fi通信/Bluetooth
まともにプレイできるPCを自作しようとすれば最低でも10万円以上は掛かりそうなSteamゲーム環境が、わずか299ドル。日本円にして37000円弱を出せば、携帯できる上にHDMI出力で家庭の大画面ディスプレイでも遊べるハードならば大変に魅力的です。

Steamといえばホリデーシーズンなどに半額セールも当たり前、時として1ドルも珍しくないために買うだけ買う、しかし動かせるPCがないのでSteam=ゲームを積むゲームになっていた人にとっても衝動は抑えがたいはず。

が、常に財力という捧げものを求めるPCゲームの神はそう甘くはありません。海外サイトのVentureBeatでも、大手メーカーの最新AAAタイトルはマトモに動くと思うなと、情け無用のツッコミが入っています。

まず、Linux対応しているAAAタイトルは多くなく、例えばユービーアイソフトも『Far Cry 4』の将来的なLinux対応を約束していません。それ以上に厳しいのが低スペックの壁。AMDが医療用の小型機器や携帯ゲーム機向けに提供する"Steppe Eagle"は、2年以上前のノートPC向けのRADEON HD8400に相当するパフォーマンス。フルスペックのデスクトップPCを前提にした3Dゲームは辛そう......どころではない現実が、ベンチマークサイトNotebookCheck.netのデータにより明らかです。
  • The Elder Scrolls V: Skyrim (2011) : 16 FPS(1280×720、Low)
  • BioShock Infinite(2013):21.5 25.1 ~ 23 fps ( 1280x720、Low)
  • 『FIFA 15』(2014):24.7fps (1280×720、Low)
  • 『Thief』(2014):10.4fps(1024×768、Low)
では買う価値がないかというと、『Diablo3』など数年前のゲームであれば30fps以上の実用に耐えるスピードが出るものもありますし、GOGで配信されている2Dのレトロ風ゲームであれば多くは問題ありません (レトロ「風」のスタイリッシュ画面に見せてGPU負荷が高いタイトルもあります)。

「最新ゲームを3万円台ハードで遊べる」という罰当たりな望みを捨て、Steam内の格差社会を受け入れれば幸せになれそうです。そもそも本当に Smach Zeroが予告どおりの時期に、予告どおりの仕様で出荷されるかどうかはまた別の話。




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関連キーワード: Smach Zero, steamboy, Steamboy Project, valve
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