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Intel Curie搭載のArduino 101(Genuino 101)発表、価格は30ドルで「理想的なArduino Unoの後継者」

さかきけい(Kei Sakaki)
2015年10月19日, 午後11:00 in Arduino
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編集部注:この記事はブログ KEI SAKAKI's PAGE. より許可を得て一部編集して転載しています。

ローマ時間の2015年10月16日、Arduino LLCがMaker Faire Romeにて「Arduino 101」を発表したのにタイミングを合わせる形で、Intel Corporationがエントリー・レベルのMakerと教育分野に最適であるとするArdino 101の情報を掲載しました。

気になる価格は米国で30ドルとのことなので、1ドル=120円とすれば3600円程度。手続きや流通のコストなどが必要となるので、日本国内では5000円を切るくらいの価格で出回るのではないかと予想します。



このArduino 101はアメリカにおいての名称で、その他の国においてはGenuino 101という名称となります。これはArduinoの名称、端的にいえば商標登録の問題で現在もめている最中であることに配慮したものと思われます。この問題については「Arduinoの内部分裂について – スイッチサイエンス マガジン」に記載があります(読んでいただければわかるのですが、部外者がどっちがどっちと判断するのは困難ですので、このメモではこのArduino 101が公式だとかどうとかいう表現は念のため避けておきたいと思います)。

本記事では、2つある名称のうちArduino 101を使用します。適宜必要に応じて読み替えていただければと思います。

マイクロコントローラーにIntel Curie Moduleを搭載


Arduino 101では、マイクロコントローラーにIntel Curie Moduleを搭載しています。基板を見る限り、Arduino 101はIntel Curie Moduleの周りもそれほど面倒なことになっておらず、最初からArduinoで使用することを前提にI/Oを決めたかのような印象を受けます。

Intel Galileoおよび同2、Intel Edison Kit for Arduinoでは実にいろいろなチップを搭載してArduinoとの互換性を確保したためか、Arduinoボードが大型化していたのと比べて、Arduino 101ではArduino Uno R3と同じ大きさとコンパクトにまとまっています。

仕様は以下の通りです:

マイクロコントローラーIntel Curie
動作電圧3.3 V(5 V 入出力トレラント)
電源電圧(推奨)7〜12 V
電源電圧(限界)6〜20 V
デジタルI/Oピン14ピン(PWM4ピンを含む)
PWMデジタルI/Oピン4ピン
アナログ入力ピン6ピン
I/Oピンごとの直流電流4 mA
フラッシュメモリー196 KB
SRAM24 KB
動作周波数32 MHz
Bluetooth LE
6軸センサー(加速度/ジャイロコンパス)
大きさ(長さ×幅)68.6 × 53.4 mm


Intel Curie ModuleのスペックはIntel Quark SE SoCとIntel Curie Moduleの当初の発表時から変わっていません:
  • 低消費電力の 32-bit Quark マイクロコントローラー
  • 384 KBのフラッシュ・メモリー
  • 80 KBのSRAM(このうちスケッチでは24 KBが使用可能)
  • 統合されたDSPセンサー・ハブ
  • Bluetooth Low Energy(Bluetooth LE)無線通信
  • 6軸のコンボ・センサー(加速度とジャイロ・スコープ)

このことからArduino 101では384 KBのフラッシュメモリーのうち、半分はファームウェアとして使用し、同様に80 KBのSRAMのうち56 KBはファームウェアのワーク領域として使用しているようです。

Intelでは現時点では特に細かい内容を公開してはいないのですが、Intel Curie Moduleは、おそらくフラッシュメモリーから直接プログラムを読み出して動作し、ワーク領域としてSRAMの80 KBを使用する形で動作するのだろうと思われます。



基板の右下方面にBluetooth LEのアンテナ用のパターンが見えます。さすがにIntel Curie Moduleそのものにアンテナを搭載することはせず、外部にアンテナを設ける仕様としたようです。

Intel Curie Moduleはパッケージの厚みや大きさから単一のチップではないように見えます。おそらく複数のチップを1つのパッケージに搭載する「System in Package(SiP)」を採用しているのではないかと考えます。

見た目ではどこまでが1チップでどこからが別チップなのかはわかりません。今後どなたかが購入して分解することで判明してくるでしょう。以前、いろいろと想像で書いてきたことの答え合わせは、もう少し先になりそうです。

日本での発売はいつごろ?

Arduino 101は、2016年第1四半期に販売開始を予定していますが、Bluetooth Smart(Bluetooth LE)を搭載している関係で、各国のレギュレーションに従った手続きが必要です。したがって日本での投入はIntel Edisonの時と同程度に間隔があくものと思われます(Edisonはアメリカで2014年9月10日に発表、日本では2014年10月25日に発売)。

Arduino LLCによれば「Arduino 101 & Genuino 101 are the ideal successor of the UNO updated with the latest technologies.(筆者による意訳:Arduino 101とGenuino 101は最新の技術でアップデートされた理想的なUnoの後継者)」とのことですが、実際にそのポジションを確立できるでしょうか?
編集部注:この記事はブログ KEI SAKAKI's PAGE. より許可を得て一部編集して転載しています。





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