iPhoneの1970年1月1日問題、アップルは不具合修正含むアップデートを準備中。バッテリー取り外しで復旧の可能性も
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米アップルが、ここ数日話題となっていた iPhone の1970年1月1日問題を修正するアップデート準備していると発表しました。この問題は「iPhone や iPad などの日付設定を1970年1月1日13時00分にして再起動するとiPhoneが起動しなくなる」という現象のこと。
一方、すでに起動しなくなってしまったiPhoneは、バッテリーをいったん外し再度接続しなおすことで復旧できる可能性があることが伝えられています。
Twitter などで話題となったこの問題は、iPhone 5s以降、iPad Air / Air2、iPad mini 2 /mini 3 /mini 4、iPod touch(第6世代)が影響を受けます。これら端末で日付時刻設定を手動に切り替え、1970年1月1日13時00分に設定して iOS を再起動させると、アップルのロゴが表示された状態のまま停止状態に陥ります。
米アップルは2月15日、システムの日付を1970年5月以前にすると端末が使えなくなる可能性があると公表。近日公開予定のアップデートでこれを解決すると発表しました。ただ、すでに使用不能になった端末への対策方法は示していません。
一方で、Ars Technica などは端末のバッテリーを一時取り外すか、完全にバッテリーを放電させてしまえば、システム時刻がリセットされて再び使用可能になると報じました。 YouTube には実際にバッテリーを取り外して再び起動が可能になる様子を記した動画も公開されています。ただ、動画のコメントにはうまく復旧できたとする書き込みと、やはり再起動できなかったとする報告の両方があり、確実な方法とは言い切れない模様です。
そもそも、普通に使っていればシステムの日付を1970年1月1日にすることはないはずです。とはいえ、たとえば誰かのいたずらや悪質なアプリのせいで日付時刻設定がいじられてしまう可能性もないとは限りません。またTwitter などで「動作が早くなる」「空き容量が増える」といった悪質な投稿を見かけ、真に受けてしまう人もいそうです。
もしも手元の端末がアップルマークが付いた文鎮になってしまった場合は、まずはアップルストアへ持ち込んで修理を依頼するのが良さそうです。またすでに保証期間が終了しているのなら、ダメ元で完全放電やバッテリー取り外しを試せば、運良く復旧できるかもしれません。