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リコー初のフルサイズデジ一眼『PENTAX K-1』を体感。フィールドカメラとして優秀な機能が盛りだくさん

山下佑樹(Yuki Yamashita)
2016年4月30日, 午後01:00 in Camera
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リコーイメージングからPENTAXブランドで初となるフルサイズデジタル一眼レフカメラ『PENTAX K-1』が、発売開始となりました。PENTAXファン待望のフルサイズ撮像素子を搭載した本機を試す機会が得られたので、しばらく使ってみることにしました。使用レンズは『HD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR』という焦点距離24~105mmの防滴仕様レンズです。

※今回使っているPENTAX K-1は実写可能なベータ機のため、最終版ではありません。

引き出してグリグリ動かせる背面モニター


背面モニターには、4本のステーを使って角度をある程度自由に変えられるフレキシブルチルト式液晶モニターを採用。液晶を引き出してから角度をつけるという、光軸上から液晶が離れないようにするための工夫が施されています。

PENTAXブランドのハイエンドモデルは、光軸上から液晶を離したくないというこだわりから、固定式の背面液晶が採用されてきました。本機はその信念を曲げずに実現した、コスト度外視の可動式液晶と言えます。そのカメラへの真摯な姿勢はさすがです!

使いやすくする機能はしっかり継承


撮影状況のステータス画面はPENTAXユーザーにとっては馴染み深い配置が採用されています。筆者が愛用するAPS-C機『K-5IIs』や中判機『PENTAX 645Z』もほぼ同じ操作性なので、迷うことなくすんなりと使用できました。


▲ボタン類の配列もAPS-C機と大きな違いはないので、従来からのユーザーはもちろん、初フルサイズという人にも使いやすいと思います。


▲AFとMFの変更はボディ側面のレバーで可能。AFモードもレバー上部にあるボタンからアクセスできます。


APS-C機『K-3』から備わっていたマルチパターンオートWBにももちろん対応しています。撮影する写真の領域を分割し、それぞれにホワイトバランスの処理を行うのでより自然な発色が欲しいという時に便利です。

また、APS-C最新モデル『K-3II』から採用されている超解像技術リアル・レゾリューション・システムにも対応。フルサイズという大型撮像素子で超解像写真は圧巻です。従来通り手ぶれ補正の機構を応用した技術なので、三脚での静物撮影でのみ実力が発揮できます。


▲PENTAX 645Zから採用されたデュアルSDカードスロットを本機も採用。写真を保存するSDカードが選択できるので、撮影後の写真整理も楽にできますね。

見逃せない本機から追加された新機能


さて、本機の見た目で大きく変わっているのは機能ダイヤルと設定ダイヤルの追加でしょう。シャッターボタン付近に新しく用意されているスマートファンクション用のダイヤルのことです。メニューから深いところまで設定するのが面倒なときに使える機能で、手ぶれ補正のオン・オフやWi-Fiのオン・オフなど、9つの機能をダイヤル操作で行える画期的な仕組みです。正直、使用開始時点では使いづらく感じましたが、マニュアル撮影をよく使う人でしたら1日で慣れるのではないでしょうか。


最大の特徴と言えるのは、Kマウントレンズが全て使用できるという点です。クロップ機能を使うことでAPS-C用のレンズも使用可能。写真は当然APS-Cサイズになってしまいますが、高い解像感はそのままなのでレンズ資産を活かせるというのはとても魅力的に感じました。特に望遠レンズとの相性が良いですね。

そして見逃せないのがレンズとボディ内による5軸・5段ぶんの手ぶれ補正です。レンズは手ぶれ補正対応の物が必要になりますが、今まで以上に薄暗い場所での撮影も楽にしてくれます。


▲屋外での写真や設定のチェックに便利なアウトドアモニター機能に対応。日差しが強いときは+1~+2に変更することで、モニターの輝度が上がります。逆に-1~-2にすれば、月や星といった被写体を撮る時に、光が邪魔にならない程度に輝度が下がります。

APS-C機との違い

一眼レフスタイルでありながら、APS-Cモデルとあまり変わらないサイズを実現しています。流石に重量は撮影時で1010gとそれなりにありますが、実際に触ってみるとグリップ感なども違和感なくしっかり握れるので思ったより重さを感じずに撮って回れました。


▲やはり大型ペンタプリズムと、大型撮像素子を内蔵したボディーの差である程度大きくなっていますが、APS-Cとそこまでの大差はない感じです。


▲右がK-1で左がK-3IIです。ボディの厚みは断然大型撮像素子を備えたK-1の方があります。しかし、幅に関しては差がほとんど感じられませんね。

緑の発色には眼を見張るものがある


本機を片手に外に飛び出してみることにしました。元々緑の発色に定評のあるPENTAX機ですが、本機は特に明暗のグラデーションも鮮やかで、フルサイズ機ならではの豊かな階調が体感できました。今回使えたのは撮影可能なベータ機だったので、製品版はさらに美しい画を出してくれるのではないでしょうか。

▲背の高い木々から射す木漏れ日が反射する若葉を撮影。光の当たっている場所とそうでない場所のグラデーションが美しく感じました。

▲森の外から入る日差しと影になった廃墟とかなりの明暗差のある写真。全体的に明るくなりすぎることもなく、自然で心地よい発色を表現。

▲暖色は淡めの発色ながら、花弁のしわも潰れることなくクッキリ撮れています。レンズ性能もありますが、後ろのボケもうるさくなりすぎていないのが良いですね。


▲日が傾きかけた時間帯に撮影しました。枝や花の細かい描写はもちろん、葉に透ける日光も自然な感じに捉えられているのではないでしょうか。

実売価格28万円前後と、ハイエンドフルサイズ機としてはかなりお手頃なので、APS-C機からのランクアップとしても注目を集めています。レンズ資産のある従来ユーザーなら特に優先して購入を検討しても良いかもしれません。使ってみた感想としては、「かゆいところに手が届いたKシリーズ」といったところでしょうか。GPSやWi-Fiも搭載してきたことによって、今まで以上に使い勝手の幅が広がっているのが好印象でした。


広告掲載についてのお問い合わせはad-sales@oath.com までお知らせください。各種データなどはこちらのメディアガイドをあわせてご覧ください。

Source: PENTAX K-1
関連キーワード: camera, FullSize, k-1, pentax, ricoh
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