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路面埋込型の歩きスマホ対策信号機、シドニーでも設置へ。赤信号に気付かず横断する死亡事故急増に対応

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2016年6月2日, 午後06:00 in Australia
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オーストラリア・シドニーで、歩行者用信号機が路面に埋め込まれるようになるかもしれません。これはもちろん、昨今大きな問題となっている「歩きスマホ」対策として。

「歩きスマホ」の問題は万国共通で、シドニーのある豪ニューサウスウェールズ州では2015年の歩きスマホによる事故死者数が前年比49%増の61人となり、具体的な対策を検討していました。

歩きスマホは世界各国で問題視されており、歩きスマホがいかに危険かを啓蒙する活動も行われています。ただ、いくら注意を促してもその数は減る兆しすらないのが現状かもしれません。やめさせるのが困難と判断した各国の自治体などでは、歩道に歩きスマホ専用レーンを設けるなどといった対策で安全を確保しようとする動きも見られます。

一方で「スマートフォンに気を取られ、赤信号に気づかず車道に入ってはねられる」という、間抜けにも程がある(ものの他人事とも言い切れない)事故が増加しています。このパターンで2015年に61人が命を落とした豪ニューサウスウェールズ州では、やむなく歩行者用信号を路面に埋め込み、スマートフォン操作中でも信号に気付きやすくする対策を打ち出しました。

この対策案は、シドニー市の歩行者が多い交差点の路面に信号機を埋め込み、否が応にもスマートフォン使用者の視界に信号機の光を入れてしまおうという発想から。ただ、この対策のために必要な予算は、6か所で25万豪ドル(約1970万円)が必要とのこと。1か所あたり約330万円です。
 


ドイツ・アウクスブルクの埋め込み信号(YouTubeより)
 
同様の試みはすでにこの4月、ドイツのアウクスブルクでの例がありました。この例では路面電車の踏切に設置され、電車が接近すると路面に埋め込まれた赤色LEDが点滅します。こちらは現在、特にスマートフォンユーザーの多い大学近辺でテスト中とのことです。

なお、英語圏では歩きスマホをする人のことを指す「Phone Zombie」なる言葉も生まれています。全員がおなじ確度でうつむき、無表情で歩いてくるさまはある意味ゾンビそのもの。ただ、結構なにをされても(すでに死んでいるため)大丈夫なゾンビたちと違い、普通の人は車や電車にはねられれば大変なことになってしまいます。このような信号機ができるのは時代の流れと言えばそれまでですが、本質的には皆がが歩きスマホをやめるほうが良いのは言うまでもありません。


[Image : Asanka Brendon Ratnayake via Getty Images , YouTube]




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