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スイスの学生チームがEVのゼロヒャク加速世界記録を更新。記録1.513秒はF1を軽く凌駕

Munenori Taniguchi
2016年6月24日, 午前06:30 in Academicmotorsportsclubzurich
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スイス・チューリッヒ工科大学の学生チームが、電気自動車の0-100km/h加速 世界記録 1.513秒 をマークしました。使用した車両はFormula Student(Formula SAE/学生フォーミュラ)用マシン「The Grimsel」。

0-100km/h加速(ゼロヒャク)とは、静止状態の自動車が最大限の力を発揮して時速100kmに到達するまでの時間を計測するもの。自動車の加速性能を表す指標で、自動車の仕様表やカタログによく掲載されています。

エンジンと単純に比較はできないものの、モーターは低速トルクが高いという性質を備えるため、市販の電気自動車でも加速性能をある種の売りにしている場合があります。たとえば日産リーフに試乗したことのある人は、車の見てくれに似合わない加速の良さを体感したことがあるかもしれません。

チューリッヒ工科大学の学生チームAcademic Motorsports Club of Zurich (AMZ)が製作したThe Grimselは、各車輪に37kWのモーターを内蔵し、合計出力は148kWで約200hp。173kgf・m(1700N・m)のトルクはトラクションコントロールシステムとのコンビネーションで確実に路面に伝えられます。車重がわずか168kgしかないことを考えると、これで加速が悪いはずがありません。

これまでのEVによる0-100km/h加速の世界記録は2014年に同じThe Grimselが記録した1.785秒。あれから2年を経てさらに細かい改良を施したマシンは、今回の記録挑戦でその記録を0.2秒も短縮し、1.513秒を記録しました。

 
AMZが公開した新記録達成の動画は無駄に長い前置きがつまらなく、途中で見る気が失せます。さらに肝心のの加速の模様はほんの一瞬(正確には1.513秒)で終わり、記録達成の瞬間は画面からフレームアウトしてしまって映っていません。

とはいえ、偉大な記録をフォローするために比較例を挙げておくと、フォーミュラEマシンの0-100km/h加速が2.9秒、市販のEVではテスラ・Model Sで約3秒とされます。また、市販のガソリンエンジン車では日産GT-Rが約2.7秒、ブガッティ・ヴェイロンで約2.5秒と言われます。さらに、一説には最もエンジン性能が優れていたとされる2005年のF1マシン(ルノーR25)が1.9秒であることを考えると、EVに限定せずともThe Grimselの1.513秒がいかに速いかわかります。

なお、米国のドラッグレースはまったく次元が違うので比べてはいけません。


下は計測の模様だけを収録した映像。20秒で終わります。

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