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映画館用の裸眼3D技術「Cinema 3D」発表。多数のミラーとレンズで複数、座席幅分の視差を生成

Munenori Taniguchi
2016年7月26日, 午前11:40 in 3D
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MITCSAILと、イスラエルWeizmann研究所の研究者らが、劇場用の裸眼3D技術を開発したと発表しました。実用化されれば、3D映画の鑑賞時にあの専用メガネが必要なくなるかもしれません。

ニンテンドー3DSや一部のテレビ製品などではすでに裸眼3D機能を搭載しているものが製品化されています。これは視差フィルターを用いて左右の眼に別々の映像を見せています。ところが、大きなスクリーンに映像を映し出す映画で3D作品を観るにはいまだに眼鏡が必要でした。

研究者らは、映画館の場合はテレビ視聴の場合と違い、視聴者がシートから移動しない点に着目し、用意しなければいけない視差の幅も非常に狭く設定できると考えました。
 


新たに開発した技術「Cinema 3D」では、50セットのレンズと曲面ミラーを使って複数の視差バリアを作り、1回の投影で視差を生み出すように構成しています。この方法では既存の3D方式のように横方向の解像度が半減することも、映像全体が暗くなることもないとのことです。
 
 
現在のCinema 3D技術は試作バージョンしかなく、家庭用テレビほどの大きさしかありません。また劇場サイズのものを作る場合、金額的な負担が大きくなることも考えられるとのこと。ただ理論的には同時に複数の座席からきちんと3Dの映像をメガネなしで見ることができるとしており、研究者は映画館での裸眼3D実現に向けた大きなステップだとコメントしています。

観客の立場からすれば、眼鏡を嫌って3D作品を観ないという人もある程度はいるはずです。またせっかくの美しい映像も眼鏡を通して見ると少し印象が変わってしまうこともないわけではありません。もし、裸眼で3Dの映画を楽しめるようになるのであれば、3D映画に対するマイナスの印象も払拭されることになりそうです。


[Images : Mike Powell/Getty, MITCSAIL]

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