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任天堂NXはコントローラ合体タブレット、最新Tegra採用?うわさまとめ

Ittousai, @Ittousai_ej
2016年7月29日, 午前05:35
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矢崎 飛鳥, 10月29日
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任天堂の岩田聡 前社長が全貌を明かさぬまま去ってしまった次世代機 NX について。発売を来年3月に控えて、詳細な「関係者リーク」が出てきました。

いわく、NX は高性能なタブレットと、着脱式の物理コントローラを備えた携帯・据え置き兼用ゲーム機。中身にはNvidiaの「モバイル・スーパーチップ」ことTegra X1を採用し、モバイルながらPS3やXbox 360を凌ぐ性能を備えるとされています。



任天堂がNXの存在を明かしたのは昨年3月。DeNAとの業務・資本提携によりスマートフォンゲームへの本格参入を発表した席上で、今後もゲーム専用機ビジネスに注力する姿勢を示すための同時発表でした。

発表時の岩田社長(当時)による表現は「全く新しいコンセプトのゲーム専用機プラットフォーム」。Wii U の後継となる据え置きゲーム機であるとも、3DS系統の携帯ゲーム機であるともいわず、フォームファクタに関する言及を避けていました。

任天堂はNX発表以前の経営方針説明会などで、据え置きゲーム機と携帯ゲーム機で開発環境が分断されていることによる非効率を問題として、より多くのゲーム開発者が容易に効率的にゲームを開発できるよう、プラットフォームの統一を研究中であることを明らかにしています。

NXについてはその後の大型ゲームイベントE3などでも詳細が明かされることなく、2017年3月に発売予定であること、Wii U向けに開発中だったゼルダの伝説最新作 ブレス・オブ・ワイルドが NX と Wii U でマルチ発売されること程度しか公式の情報がありません。

こうした状況でNXについてのうわさを掲載したのは、ゲーム関連のリークでおなじみの eurogamer

概要は、

・NXは単体で動作するタブレット+着脱式コントローラ。タブレットを左右から挟むように、スティックや物理ボタンを備えるコントローラが合体する。

・NX本体を置くドックまたはベースステーションが用意されており、テレビに出力しても遊べる。

・ゲームは光学ディスクではなく、フラッシュメモリのカートリッジまたはダウンロードで購入。

・中身のハードウェアはNVIDIA の「モバイル・スーパーチップ」こと Tegra X1 (またはその後継やカスタマイズ品)

・OSはAndroidではなく、任天堂独自のゲーム用OS。

といったところです。

タブレットの左右にゲームコントローラというスタイルは、iPhone / iPad 用のコントローラですでに登場しています。そうした製品のひとつGameviceはこんな感じ。


(任天堂 NX ではありません)




販売中の Wii Uゲームパッドはこれ。

今回の「リーク」では着脱式コントローラ部分の詳細には触れていません。しかしもしアナログスティック・方向パッド・ボタンの伝統的スタイルであれば、合体時の持ち方・使い方は Wii U ゲームパッドとよく似ていることになります。

Wii U ゲームパッドは Wii U 本体からの映像を受信して映す無線ディスプレイ兼コントローラ、いわば専用リモートプレイ端末のようなものでした。対する NX はタブレット単体でも動作するとされています。

Wii U はゲームパッドの画面のほか、本体からHDMI出力でテレビに映して遊べます。NXではタブレット側が単体で動作するため、ドックを介しての接続という説明です。

もし充電ドックのようにNXを置くもので、有線でテレビにつながっているとすると、謎なのは一体どういった姿勢でゲームするのか。Wii U ゲームパッドにも立てかけて遊ぶ「プレイスタンド」がありましたが、NX場合はドックがテレビ出力に必須とすれば、手に持っては遊べないことになります。

あるいはタブレットだけドックに設置して、コントローラ部分はタブレットから離れても使える無線コントローラになるのかもしれません。


こちらはゲーム周辺機器メーカー Mad Catz の趣味的な分離合体変形ハイブリッド・コントローラ L.Y.N.X.9 。一般的なゲームコントローラの形状から変形してタブレットを挟める変わり種です。




中身のプロセッサについて。Wii Uでは 先代のWii や先々代のGameCube と互換性を保つため、PowerアーキテクチャのCPUとAMD製GPUを載せていました。今回のうわさでは、NXの中身はNVIDIAのモバイル向け高性能プロセッサTegra X1 。スマートフォンなどモバイル機器で圧倒的なシェアを持つ ARMの64bit CPU オクタコアと、NVIDIAのMaxwell GPU (256 GPUコア)の構成です。

現行世代据え置きゲーム機のプレイステーション4とXbox Oneは、仲良くAMD製のAPUを採用します。こちらはx86アーキテクチャのCPUと、AMDのGPUが合体した構成。

命令セットで言えば、NXはPCやソニー / マイクロソフトの据え置きゲーム機で使われる x86 ではなく、スマートフォンやタブレットで多く使われる ARMを選んだことになります。

Tegra は GPUテクノロジーのNVIDIA製チップだけあって、強力なGPUが特徴です。GPUのアーキテクチャはデスクトップ向けGPUと統一された Maxwell世代。

仮に X1搭載が正しかったとして、実際の性能はどんなものかといえば、NVIDIAが販売中の Tegra X1 採用 Androidゲーム機 SHIELDが参考になるかもしれません。

NVIDIA、4K対応Android TVゲーム機 SHIELD 発表。Tegra X1採用、PCゲームGRIDにも対応

3GB RAMを乗せたSHIELDの性能は、Androidでも専用ゲーム機でも出ているゲームで比較した場合、Xbox 360 や PS3 よりもかなり上、Xbox One や PS4 には及ばない程度。

SHIELDは据え置き製品のため、バッテリー駆動で熱設計にも制限があるタブレットとそのまま比較はできません。またメモリの種類や量、OS、ゲームが使うグラフィックAPIなどによっても実際のゲームの描画速度は大きく左右されます。

Androidではなく任天堂独自のOSを採用する点については、AndroidベースでカスタマイズしたOSなのか(たとえば アマゾンのFire OS)、ゲーム特化で薄く軽量なOSかが問題になります。後者の場合であれば、Android自体の制約やオーバーヘッドがあった SHIELD よりも描画性能やメモリなどでは有利になることが考えられます。



また Digital Foundry も指摘するように、Tegra X1が発表されたのは昨年、採用した製品もすでに販売中。ゲーム機ではある程度こなれたプロセッサを使うこともあり、NXが発売時点で2年前のプロセッサを採用したとしても不思議ではありません。

一方、ゲーム機の開発ではこれまたよくあるように、プロセッサメーカーとゲーム機メーカーが密接に協力して、最新世代の初投入やカスタマイズしたチップを採用することも考えられます。


今回の「リーク」でも不明なのは、タブレット部の画面の大きさや、描画性能に直結する解像度、厚さや重さ、バッテリー駆動時間、そして肝心の価格など。

もし仮にTegra ベースであるとすれば、2013年発売のXbox One や PS4 など現行世代の据え置きゲーム機と処理性能で真っ向勝負はしない、近年の任天堂としては平常運転です。

しかしARMベースのタブレットやスマートフォンのカテゴリ内でみれば、前世代の据え置きゲーム機を軽く凌駕する超高性能。NVIDIAは自社でもTegra採用のSHIELDタブレットを2014年に製品化しましたが、こちらは前の世代の Tegra K1まで。性能2倍以上で消費電力も改善したX1採用品はありません。


ARMベースで高性能GPUを乗せたモダンなプロセッサを採用する選択は、従来からうわさがあったようにある意味無難な選択肢です。しかしモバイルを兼ねるとなると、タブレットとしてはどう使わせるのか、重さや薄さはどうするのか、画面の大きさや解像度は、バッテリー駆動時間は、何よりも価格は、と非常に難しいトレードオフの決定が求められます。

さらに、NXが高性能タブレットだったとして、任天堂のゲーム専用機戦略全体からの位置づけという謎もあります。NXはうわさどおりの構成であるとすればそれなりのコストがかかるため、従来の位置づけでいえば据え置きゲーム機に近い価格になると考えられます。

NXが「プラットフォーム」であるという表現を深読みすれば、今回のうわさのNX以外にも、小さく安価で性能も低いが共通のゲームが動く一体化版が登場するかもしれません。

さらにいえば、同じARMアーキテクチャを採用する他社モバイル端末上にNXプラットフォームを提供できれば、専用機ビジネスの要である独占性とは相反するものの、プラットフォームの支配者でありつつ他社端末でビジネスができる可能性もあります。という亡命政府的発想は、ソニーがPS Mobile として展開していました(2014年終息)。


ゲーム機ハードウェアは発売前にサードパーティー開発者に説明する必要があるため、近い時期になれば正確なリーク情報が出てくるのが常ではありますが、今回のNXの「リーク」が正確とは限りません。

事前のうわさやリークも楽しみのひとつと頭の隅に置きつつ、今年秋といわれる正式な詳細発表を楽しみに待ちたいところです。ゲームはWii Uとマルチのゼルダ新作しか発表されていませんが、後方互換でないにしろ同じゲームが出せるならば、NXを持ち寄ってスプラトゥーン新作やスマブラができる日もそう遠い未来ではないかもしれません。



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Source: Eurogamer
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