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Indiegogoで大成功したバイク用ARヘルメットのSkully社が破産申請の見込み。出資者への製品出荷は絶望的

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2016年8月8日, 午後04:00 in Ar-1
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クラウドファンディングサービスIndiegogoで目標の約10倍の出資を集めたオートバイ用ヘルメットAR-1を開発するSkully社が業務を停止、今後数週のうちに破産申請をすると発表しました。残念なことに、現状では出資者のもとにヘルメットが届くこともなければ出資金が戻ることもなさそうです。

Skully AR-1はバイク用のヘルメットながらGPSを搭載し、内蔵のHUD(Head Up Display)にはナビや後頭部に搭載するリアビューカメラの映像を表示します。設定などはBluetoothを通じてスマートフォンアプリで施します。

Skully社は2013年にAR-1を発表し、一般のベータテスター申請受付を開始したところ、なんと10万人を超える志願者が殺到しました。2014年8月にIndiegogoで実施した出資募集キャンペーンも、25万ドルの目標額に対して244万ドル以上が集まる大成功となり、Skullyは製品化に向けて成功街道まっしぐらに突き進んでいました。
 

 
...ところが、SkullyのGPSナビはどこかで道を間違えてしまったようです。Skully社は400を超えた出資者に対して、2016年7月末には出荷すること、ウェブサイトからの予約者にも9月末までには出荷すると伝えていました。しかし実際は資金面でのトラブルに見まわれており、Skully社そのものの中国企業LeEcoへの売却交渉も不調に終わってしまいました。そして7月下旬の時点でCEOのMarcus Wellerが会社を去る事態にまで発展。50人前後いた従業員も放出され、Skullyは実質的に消滅しました。

Indiegogoのキャンペーンでは、早期割引なら約1400ドルから、それ以外でも1500ドルの出資からAR-1の製品を見返りとして入手可能とされました。しかしクラウドファンディングはあくまで出資契約であるため、目標とする合計出資額を集めることができて成功プロジェクトになったとしても、そこからきちんとプロジェクトが計画をこなして出荷にこぎつけなければ、出資者は見返りを得ることができません。

非常に残念なことですが、Skullyの一件はまさにクラウドファンディングのリスク面を象徴する典型的な例になってしまったと言えそうです。

ちなみに、HUD内蔵のバイク用ヘルメットはBMW Motorradも開発中です。こちらはGPSマップ表示機能などはないものの、リヤビューカメラに加えてバイクの速度や燃料残量、選択ギヤ数、水温、油温などを表示する機能を備えます。


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