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auの世界データ定額をドイツで試す。使い勝手と価格のバランスは現状のローミングではベスト:週刊モバイル通信 石野純也

石野純也(Junya Ishino)
2016年9月2日, 午後03:10 in Au
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9月2日に始まるIFAの取材で、ドイツ・ベルリンに来ています。海外出張と言えば、やはり現地のプリペイドSIM......と言いたいところですが、今回はあるローミングサービスを試してみることにしました。それが、auの「世界データ定額」です。

これまでも大手キャリアは国際ローミングのデータ定額サービスを提供してきましたが、その料金プランは必ずしもフレンドリーなものとは言えませんでした。3キャリアとも料金は2段階制で、上限は2980円。

とはいえスマホだと、メールやアプリを使っているだけで、すぐにこの金額に達してしまいます。事実上、1日ごとに2980円かかると考えてもいいでしょう。1日、2日だったらいいのですが、10日前後の滞在だと、データローミングだけで3万円近くかかってしまう計算になります。


▲これまでの海外データローミングは1日2980円が相場


例外だったのが、ドコモの「海外1dayパケ」。こちらは、通常の「海外・パケホーダイ」との選択制になり、1日の料金は国や地域によって異なります。近場である韓国や香港に加え、アメリカも980円。筆者のいるドイツやフランスなどの欧州は、多くの国で1280円になります。また、ミャンマーやスウェーデンなどは1580円に設定されています。

1日の料金と言いましたが、海外1dayパケは利用開始後24時間有効。従来の海外データ定額サービスは、どのキャリアも日本時間で1日がカウントされていたため、利用開始時間によっては、1日で2日ぶんの料金がかかってしまうこともありました。これを24時間制に改めたのも、海外1dayパケの特徴になります。


▲24時間単位で課金されるドコモの「海外1dayパケ」

一方で、海外1dayパケにも大きな弱点がありました。それが、利用できるデータ量です。速度制限なしで使えるのは30MBまで。それ以降は通信速度が最大16Kbpsに制限されます。30MBというと、節約すれば1日程度は使えるように思われるかもしれませんが、スマホの難点は自動的に通信すること。

かく言う筆者も、空港に降り立ち電源を入れたらアプリの自動更新がかかってしまい、入港を済ます前に30MBを使い切ってしまったことがあります。特に海外ではマップアプリや翻訳アプリを多用するため、通常よりもデータを使いがち。残念ながら、30MBではまったく容量が足りません。

 これまでは、使い放題な一方で料金が高く、1日のカウントの仕方も不便なデータローミングサービスか、使い勝手はいいものの容量の少ないデータローミングサービスの2択だったというわけです。
ここに新たな選択肢として登場したのが、先に挙げたauの世界データ定額です。このサービスもドコモの海外1dayパケと同様、課金は24時間単位。使い始めてから丸々24時間の利用が可能になります。

ドコモとの最大の違いは、ローミング専用のデータ量が決められていないところにあります。auの世界データ定額では、普段契約しているデータ定額の容量ぶんだけデータローミングを使えるのです。つまり、3GBのプランなら3GB、7GBのプランなら7GB利用でき、消費したぶんは総容量からも引かれていきます。少なくとも使えるデータ量に関しては、国内と同じ感覚で計算することができます。



▲24時間単位、かつ国内で契約している容量を使えるのが特徴


利用方法も簡単。開始当初はトラブルもあったようですが、筆者が試した限りでは、スムーズにデータ通信ができました。海外に降り立ち、電源を入れると、auからSMSが届きます。これに従い、まずは端末からデータローミングをオンにします。


▲まずはデータローミングをオンに。この時点では通信は開始されません


従来の海外データ定額を使ったときの感覚が染みついているため、「いきなり課金されてしまうのでは」とドキドキしましたが、データローミングをオンにしても通信は始まりません。


▲専用アプリ(画面左)かWebブラウザ(画面右)を開き、「利用開始」をタップで開始となります


続いて世界データ定額アプリを開くか、ブラウザで何かのページを見ようとすると、世界データ定額開始のボタンが現れます。あとは、ここをタップするだけでOK。ボタンを押した直後に、プッシュでメールを受け取る着信音が表示されました。


▲アプリで残りの時間をチェックすることも可能


その後、世界データ定額アプリに残り時間が現れます。あと何時間使えるかもきちんと分かって便利です。


▲通常は接続するキャリアが自動で切り替わるが、手動設定で固定も可能


速度もまずまずといったところ。筆者のいるドイツでは、T-MobileとO2、2つのキャリアにLTEで接続でき、ネットワークを自動にしていると、その都度ローミング可能なキャリアにつながります。あるキャリアの電波が弱いときは別のキャリアにつながるというように、複数キャリアを使い分けることもできます。

とは言え、すでにO2系MVNOのプリペイドSIMを2枚も持っていた筆者は、T-Mobileに固定して利用してみました。日本ではあまり使わない設定かもしれませんが、海外で思ったよりスピードが出ないようなときには役立つため、覚えておくといいでしょう。


▲一度日本につないでいるためか、速度はLTEでもまずまずといったところ


肝心の速度は、宿泊しているアパートメントで上下とも4Mbps程度。またPingが500ms以上と遅延が大きいのは、おそらく国際ローミングとして日本を経由しているためでしょう。逆に言えば「国際サーバーにアクセスする際にだけ極端に遅くなる」ようなこともありません。

現地SIMで直接アクセスするよりは速度も出ませんが、少なくともスマホであれば、これだけ出ていればレスポンスは十分です。



▲Engadgetのサイトもしっかり表示できています


1日980円と安価な世界データ定額ですが、8月29日に始まった「au STAR」に登録していると、月に1回ぶんの料金が無料になります。これなら、現地でSIMカードを買うまでの"つなぎ"として使ってもいいですし、お金に余裕があれば、そのまま世界データ定額だけで済ませてもいいでしょう。

国や地域にもよりますが、プリペイドSIMを買うのは手間がかかり、ある程度の語学力も必要になります。ツアーなどで海外に行く際には、キャリアショップに寄る時間がないこともあるはず。あと数百円安くなってくれれば、いよいよ現地でSIMカードを買う必要がなくなり、1、2週間程度の出張であればこれだけですごせるでしょう。

980円という価格設定は「もう一声!」と言いたくなることも事実ですが、少なくとも現時点では、もっともバランスがよく、使い勝手のいいデータローミングサービスであるというのが筆者の偽らざる印象です。




「TechCrunch Tokyo 2019」11月14日、15日に開催



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関連キーワード: au, kddi, roaming, roaming data
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