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Cerevoのライブ配信機材「LiveShell.X」はプロの現場でどこまで使えるのか? 岩佐社長のインタビュー動画付き

Hirotaka Totsu
2016年9月15日, 午後06:30 in Cerevo
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Engadget 日本版 YouTubeチャンネルより。先日発売が開始されたCerevoの「LiveShell.X」ですが、1080/60Pでの配信、6時間のバッテリー駆動など、前モデルの「LiveShell Pro」から大幅なスペックアップとなりました。一方で、価格は69,800円とコストパフォーマンスのよい価格です。

LiveShellシリーズといえば、USTREAMやニコニコ生放送を配信している人にはおなじみの配信機材。今回は、時にはプロの配信業者、制作会社も使用していた「LiveShell Pro」の上位モデルにあたる「LiveShell.X」がプロの現場でどこまで使用できるのか?見ていきましょう。動画では、 Cerevoの岩佐社長に直撃インタビューをしています。


動画の中で岩佐社長もアピールするとおり、LiveShell.Xは、プロの現場で求められる機能を内包しています。

  1. 1080/60Pの高解像度、フレームレートによる配信
  2. H.265コーデック対応
  3. 最大3サービスまでの同時配信
  4. 9〜16Vまでのワイドインプットに対応
1080/60Pの配信対応は、各種サービスが60Pでの配信に対応している中では必須の機能と言えます。惜しむらくは、1080/60P配信時には、複数ストリームや録画が行えませんが、そこは仕方ないと言えます。

H.265コーデックは今後採用されるであろうコーデックの一つ。現時点から対応を表明していることは、機器選択の目安になるかと思います。

ニコ生とYouTube Liveに同時配信するなど、複数サービスに同時配信できるというのは、近年求められることが多い要件の一つ。しかし1080/30Pの場合2配信と、解像度とフレームレートの制限があるのは残念なところです。

電源のワイドインプットに関しては、業務用として採用されているVマウントバッテリーなどを外部電源としてバッテリー駆動できる点が評価できます。時として、電源が確保できない場所で長時間配信をするケースもあり、そのような場所での活躍が期待できます。

LiveShell.X

一方で、プロの現場で採用するには躊躇されていそうな点もあります。
  1. 映像入力がHDMIのみ、音声入力もステレオミニジャックのみ
  2. LiveShell.Xで載せたテロップが、録画に載せるか載せないか選べない(常に載る)
  3. モニター用ストリームはシビアな現場では低遅延と言えども不足
インターネット配信の黎明期には、ネット寄り、PCやネットに詳しい人が民生機(ハンディカムなど)で配信するという事例が多くありました。民生機の多くはHDMIなどの端子が備わっているので、そこに対応したのは正しい選択ですが、現在の配信現場では黎明期から続く系統の業者と、TV制作会社などが番組制作を行い配信も行う、というパターンと2つに分かれてきています。

TV制作会社など映像のプロが使用する機材には、もちろんHDMI端子もありますが、通常はBNC端子(HD−SDI)を使用します。理由としては、BNC端子にはロック機構があり、うっかりミスで抜けてしまうということがないため。HDMIでもテープで固めるなどの処置をしますが何かの衝撃で抜けないまでも緩んでしまい、接触不良で映像が途切れるという事故も考えられます。同様に、音声に関してもXLR(キャノン)端子が採用されているのは同じ理由。LiveShell ProではRCA端子だったので少々残念な部分です。

LiveShellシリーズは、PCレスで高品質な配信が手軽にできる、というのが特徴ですから、ネットの知識に詳しくないTV制作会社などが採用しやすいBNC端子を備えていた方がより良いはず。ネットに詳しい配信業者は、高性能PCにソフトウェアエンコーダーをインストールし、高画質配信をすでに行っています。

LiveShell.X

プロの現場では、LiveShellでテロップを入れることはほぼないかと思いますが、「Live」ロゴを入れるなどスイッチャーでまかないきれない部分を入れることはあり得るかと思います。

それを録画する際、テロップのあり/なし、を選べないのは少々使い勝手が悪いかなと思います。録画に関しては、配信サービス側で行えるのでテロップが載ったものはサービス側の録画で対応できます。

一方、録画データを編集して動画コンテンツとして配信する場合、生配信で使ったテロップを使用したくない、というニーズがあります。いわゆる「白」とか「白完」「白素材」と呼ばれるものです。もちろん、配信サービス側の録画にエラーが生じる場合に備え最終素材を録画したいニーズはあるかとももいますので、せめて選択式にして欲しかったです。

LiveShell.X

また、モニター用ストリームは確かに低遅延でしたが、フレーム単位で遅延を気にするプロの現場ではそもそもこの機能は使用されないと思います。

LiveShell.X

インターネット配信サービスをプロとして行っている人や業者にも、いろいろなバックグラウンドがありますし、現在もLiveShellを使用して配信を行っている人も多くいますので、業務として配信をしている人に適切ではないということはありません。

1080/60PをPCレスで(複雑な設定をすることなく)簡単に配信できるというのは、他のデメリットを解消してでも使いたいと思う人は多いはず。むしろLiveShell.Xの登場によって本格的にインターネット配信に取り組むという人も出てくるかと思います。

一方、これさえあれば文句なしに配信機器として採用するのに!というポイントが削がれてしまったのはとても残念。BNC(HD−SDI)を採用して、1080/60P配信ができる、という機能だけでより上位のユーザ層を狙えることでしょう。




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