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CEATEC JAPAN 2016開幕。角丸スマホ液晶や8K対応放送機器、歌うロボット掃除機など楽しい展示で大幅イメチェン

橋本 新義 (Shingi Hashimoto)
2016年10月4日, 午後08:00 in Ceatec 2016
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本日10月4日から10月7日まで、千葉県の幕張メッセで家電製品と電子部品、IoT関連のショーである『CEATEC JAPAN 2016』が開催しています。今年のCEATECは、従来は比較的弱かった「数年先の製品が見える」部品展示や将来のビジョンを提示するタイプの展示が多く、また各ブースともアミューズメント指向に振った、楽しい展示が目立つのが特徴。

公式ジャンル名が『CPS/IoT Exhibition』に変更された点などもあってか、ともすれば閉鎖的な感のあったここ数年の印象が大きく変わり、ちょっと先の未来が見える、楽しいムードの展示会となっています。なお写真は、筆者イチオシの展示であるローム『パルスランチャーユニット』デモ用の銃です。

Gallery: CEATEC JAPAN 2016 1日目 注目展示 | 66 Photos

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なおCPSとは「サイバーフィジカルシステム」の略。実世界のデータをセンサーネットワークで収集し、データを蓄積することでよりよい生活を目指すという思想。IoTはそろそろ定着した感がありますが、Internet of Thingsの略。従来は直接ネットに接続できなかった各種センサーや様々な機器をネット接続し、制御や活用を便利にしよう、という思想です。











さて、筆者が見た中で注目の展示を紹介しましょう。今回元気が良かったのはシャープ。とくにディスプレイパネルは参考出展製品を多数揃えており、次世代スマートフォン用を意識したという天面側の角を丸くし、エッジを極限まで薄くした5.2インチフルHD液晶パネルや、27インチの8K/120Hzディスプレイ試作機、そしてヘッドマウントディスプレイ用を意識した画素密度1000dpi超え(1008dpi、1920×2160解像度)の2.87インチパネルなど、アツい展示が続出。このあたりは実際に見てほしいところです。



さらにはロボット掃除機「ココロボ」にオリジナルボーカロイド曲5曲を搭載した『歌うCOCOROBO』(ただしVOCALOIDチップを搭載するのではなく、クラウドから音源データをダウンロードする仕様とのこと)など、AI系家電でもかなり攻めの姿勢を打ち出しています。



NHKとJEITAは、LGディスプレイとアストロビジョン(業務用ディスプレイ大手)との共同で開発を進めている、130インチの8K対応シート型ディスプレイを展示。4K対応の有機ELシートを4枚並べることで実現しています。

デモ映像がリオオリンピックであったために撮影は不許可だったものの、有機ELディスプレイのメリットであるコントラストの高さなどは感じられ、またその薄さは確かに「シート」と表現できるものでした(下側の写真が横からの撮影です)。こちらもぜひ実際に見て、インパクトを味わって欲しいところ。










8K関連では、ソシオネクスト(富士通グループとパナソニックのシステムLSIを統合した企業)にも注目。同社が開発した1チップ8K HEVC(H.265)デコーダーチップのデモが見られます。また、アドバンテックが開発中の、PCI Express接続によるリアルタイム8K HEVCエンコーダーボード『VEGA-3304』も出展。PCをベースの機器で8Kのエンコードを実動させています(ヤケクソのような映像信号の配線も見どころです)







また、ファーウェイやDJIといった注目の海外企業のブースも、よりアミューズメント指向に振った展示に。ファーウェイはSIMフリースマートフォン新製品『Honor 8』やWin 10タブレット『MateBook』など主力製品を数多く展示し、ゆっくりと試用できる状態。次世代となる5G通信規格のアピールもアップデートされています。またDJIも、新製品MAVIC PROの変形機構を自分の手で確かめられます。




今年から参加したレノボ・ジャパンも、超薄型2-in-1 PC『YOGA BOOK』をはじめとするPCの数々や、モトローラブランドの超薄型スマートフォン『Moto Z』などを出展。曲面ディスプレイ3画面によるゲーム環境も用意されており、ゆっくりと触れられるようになっています。





他にもトヨタが3Dプリンタで外装を作成した試作マイクロEV『MC-β』の実車を展示し、ロームは超小型電子部品を砂時計に入れて展示するなど、ユニークな展示が見られます。筆者はロームで、「0201サイズ[0.25×0.125mm]の部品は砂のようにガラス内に貼り付くことがある」と初めて知りました。



なお冒頭でも紹介した、同社センサーのデモ『パルスランチャーユニット』の銃もかなり見どころがあります。ロームブースで登録をすればコイツを構えられますが、これはある意味で今年のCEATECのアツさを象徴するような展示です。





個人的な注目は、マイコンソフト(電波新聞社の関連企業)が展示した、HDMIからISDB-T(地デジ)への変換ユニット『XHEAD-2』(仮称。2017年発売予定、現状での予定価格5~6万円前後)。開催直前に同社のTwitterアカウントで発表され、同社製品を愛用する一部ゲームマニアから大きく注目を浴びた製品です。



これは一言で言えば、「地デジテレビ用RFコンバーター」とも言うべきユニット。ホテルや学校といった、アンテナ線ベースでの館内配線をしている箇所に、配線変更なくHDMI機器からの信号を流せるという製品です。

しかし実際は個人、とくにヘビーゲーマー向けにも販売を狙っているらしく、デモ映像は遅延や画質劣化などを見せるタイプの映像と、地デジレコーダーによる録画を中心としたもの(なおHDCP有りの映像は、変換可能だが録画は不可能な仕様)
しかもデモ映像は、12月にエムツーから発売されるプレイステーション4用シューティングゲーム『バトルガレッガ Rev.2016』動画という、一部のマニアを狙い撃ちするかのような展示内容です。



なお同ブースでは、「倉庫から発見されたので展示してみました」とブース担当者が語る、X68000用ゲームタイトルの内部資料(パッケージやカタログのデザイン指定用紙など)も展示されています。こちらもピンと来た方は見て間違いのない展示です。

このように、今回のCEATECは、テーマや各ブースの雰囲気が昨年までとはかなり違う、という印象を受ける内容。とくに大手家電メーカーなどが展示をアミューズメント指向に振ったことで、全体としてかなり楽しい(Engadget読者とも親和性が高い)雰囲気にシフトしています。

気になっていた方、今年はズバリ「かなり行く価値アリ」です。





CAREERS TechCrunch Japan
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