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クアルコム・世界初の5Gモデムチップセットを発表、2018年に下り最大5Gbps通信機器登場へ

大和哲(Yamato Satoshi), @deyamato
2016年10月20日, 午前10:30
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クアルコムが、世界初となる5Gモデムチップセット「Snapdragon X50」を発表しました。その型番からわかるとおり、Snapdragon X LTEモデムシリーズの最新チップとなります。

5G最初の世代のモデムとなるこのチップセットを搭載した通信機器では、下り最大5Gpbsでの通信が可能となります。サンプル提供は2017年後半開始予定で、このチップセットを搭載する最初の商用製品は2018年前半に発売予定。米国・韓国で2018年に5G通信の商用サービスが始まることから、これに合わせての登場ということになりそうです。

Gallery: Snapdragon X50 | 4 Photos

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▲4G通信での最大60MHzでのCAに加えて、この5Gモデムでは100MHzx8の最大800Mhzという広大な帯域を使用しての通信も可能となる。

5Gとは、言わずと知れた2020年代に携帯電話の主流の通信規格となることが期待されている通信規格のことです。4G(LTE/LTE-Advanced/LTE-Advanced Pro)では800MHz、2GHz、3.5GHzといった周波数帯を利用しますが、5Gではこれに加えてNR(New Radio)と呼ばれる、ミリ波などの新しい周波数帯も使用します。

従来はレーダーなどにしか使われてこなかったこの周波数帯を利用することで、これまでより一度に利用できる帯域を一気に増やすことができるようになります。現在のLTE-Advancedの通信ではキャリアアグリゲーションを使用し60MHz帯の帯域を使ってのサービスが行われていますが、ミリ波を使用する5Gでは現在策定中の最初の規格でも同時に800MHzの帯域が使えるようになると予測されています。

また、規格的には、前の世代のLTE-Advanced Proからも規格化された3次元化MIMO、複数基地局からのLTEキャリアを同時に使用する「デュアルコネクティビティ」なども高度化され、最終的には3桁(100~999)Gbps台の規格となることや、従来の移動体通信のみならずラストワンマイルのネットワーク接続手段としても利用可能になることなども期待されている通信規格です。

▲LTE通信とミリ波によるヘテロジニアス・ネットワークを使用する5G通信の例。ミリ波はLTEで使用する電波に比べて減衰が激しいが、4G通信と組み合わせたピコセルを組み合わせることで、5Gは4G世代の通信とは文字通りケタの違う高速通信を実現する。

5G最初の世代のチップセットとなる「Snapdragon X50」では、28GHz帯のミリ波帯電波を使用し、最適化ビームフォーミング・ビームトラッキングを利用した高度化MIMOなども駆使して、下り最大5Gbpsの通信を可能とします。また、5G世代の特徴である、4G(LTE~LTE-Advanced Pro)規格での同時通信も可能です。

なお、このSnapdragon X50を搭載する5G通信端末には、スマートフォンの搭載APUとしても知られるSnapdragonプロセッサ、それにミリ波対応トランシーバーSDR051、パワーマネージメントチップPMX50といったファミリLSIも提供開始されます。

通信事業者には早い時期でのテストベット作成、ラボテスト、フィールドテスト、早期のネットワーク展開といったことでクアルコムと協業することが可能になったとアナウンスしています。また、通信機器メーカーに向けても、このチップセットファミリーを利用することで、ミリ波対応端末の早期開発着手が可能になる、としています。


▲Qualcommのプレスリリースページに、特に説明なく掲載されていた写真。Snapdragon X50の姿だろうか?




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