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使用済みの紙をオフィスで再生! EPSONの製紙機『PaperLab A-8000』発売開始

大量の水が不要でエコ。書類を繊維に分解するので機密漏れの心配なし

Katsuyuki Yasui
2016年12月1日, 午後04:45 in eco
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日々、溜まっていく使用済みの紙を原料として、オフィスで新たな紙を生産するEPSONの『PaperLab(ペーパーラボ) A-8000』が発売されました。大量の水を使わない乾式オフィス製紙機の商品化は、世界初のものとなります。

給排水設備不要だから、オフィスのバックヤードに設置可能

EPSONが乾式オフィス製紙機『PaperLab(ペーパーラボ)』の開発を発表したのはちょうど1年前の2015年12月のこと。商品化された『PaperLab A-8000』は、同社独自の新技術「ドライファイバーテクノロジー」により、一般的な製紙方法で必要とされる大量の水が不要で、給排水工事の必要もありません。オフィスのバックヤードに設置できるため、導入も容易。「環境への配慮」が重視される現代、非常に注目が集まる新製品となります。

EPSON独自の新技術。使用済みの紙を機械的に粉砕する

「PaperLab A-8000」最大の特徴は、大量の水を必要とせずに、使用済みの紙から新たな紙を生み出す新技術新技術「ドライファイバーテクノロジー」になります。





「ドライファイバーテクノロジー」は、以下の工程で新たな紙を生産します。

繊維化

機械的な衝撃で使用済みの紙を細長い繊維に変えて、文章情報を一瞬で完全に抹消。

▲取りこんだ使用済みの紙を粉砕。この作業を繰り返して繊維化していく

結合

独自開発の結合素材「ペーパープラス」で繊維を結合。ペーパープラスにはさまざまな種類があり、白色度のアップやブルーなどへの色付けも可能。

▲同社が独自開発した結合素材「ペーパープラス」。繊維を結合するだけでなく色をつけることもできる

成形

結合した繊維を加圧して新たな紙に。加圧時に密度や厚み、形状を調整することでA4やA3サイズの紙、名刺にも使える厚紙などを生産する。


生産する紙の厚さなどの条件により異なりますが、「PaperLab A-8000」はA4用紙を1時間で約720枚の生産が可能とのことです。

オフィス内で処理することで、セキュリティも向上

『PaperLab A-8000』には3つのメリットがあります。1つは機密文書などの使用済みの紙でも繊維に分解する際、その文章情報を完全に抹消することができるため、機密の漏えいを防げること。オフィス内に『PaperLab A-8000』を設置すれば、物理的に外部に持ち出すリスクありません。

2つめが、環境負荷の低減。一般的にA4用紙1枚を生産するためにはコップ1杯の水が必要だとされているとのことですが、『PaperLab A-8000』は大量の水を使わない乾式なので水の量を減らせます。また、A4コピー用紙(90g/㎡、無着色)は1枚0.5〜0.7円ほどとなりますが、『PaperLab A-8000』であれば目安として0.45円で生産できるといいます。紙の購入量を減らし、使用済みの紙を輸送、処理する費用も抑えることができます。

3つ目は、『PaperLab A-8000』がさまざまなサイズ、厚さの紙を高速で生産できること。先述のとおり、A4用紙を1時間で約720枚ほど、つまり0.5秒に1枚の生産が可能とのこと。コピー用紙だけでなく名刺にも使える厚紙も生産できます。結合素材「ペーパープラス」にはシアン、マゼンダ、イエローが用意されているので、その組み合わせでさまざまな色の紙を作り出すことも可能になっています。



▲正面左にある使用済みの紙を給紙ユニットにセット。スタートなどの作業は右にある液晶パネルで行う


▲取りこまれた使用済みの紙は約3分で再生される。1時間で約720枚の生産が可能

12月1日から発売開始。現在、15の企業、官公庁が導入を検討中

『PaperLab A-8000』の予想市場価格は2000万円台前半(税抜)。この価格には保守費用は含まれていません。受注生産品で正式注文から3ヶ月で納品予定。すでに長野件塩尻市役所は『PaperLab A-8000』を導入。さらに長野県諏訪市役所や住友理工株式会社、株式会社世田谷サービス公社、トランスコスモス株式会社、株式会社八十二銀行などが導入を予定、計画しているとのことです。


▲PaperLab A-8000で再生した紙。材料となる使用済みの紙の素材感は残っているが結合素材「ペーパープラス」のトナーで白く仕上げることもできる

関連記事:昨年のエコプロダクツ2015での実演動画――紙再生マシン PaperLabの実力公開。使用済みの紙があっという間に再生紙になる実演動画



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