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Oculus Touchで遊ぶ調理系ゾンビゲー『Dead Hungry』が予想外の楽しさ。PixelJunkの技巧集団 Q-Gamesが発売

美味回生

Ittousai, @Ittousai_ej
2016年12月5日, 午後11:30
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ついに発売を迎えるVRコントローラ Oculus Touchのロンチラインナップでもひときわアレな雰囲気を漂わせるゾンビ撃退料理アクションゲーム、Q-Games『Dead Hungry』のインプレをお伝えします。

スクリーンショット1枚で理解できるゲームが良いゲーム、では必ずしもありませんが、デッドハングリーはトップの一枚を見ればまあだいたい分かるとおりのゲームです。

簡単にいえば、「迫るゾンビの群れに手早くハンバーガーを作って喰らわせ、美味さのあまり人間性を取り戻させて撃退」するゲーム。前後の脈絡が若干飛んでいる点はスルーしてください。

開発した京都の老舗Q-Games社長、ゲーム業界レジェンドのひとりディラン・カスバート氏による自作自演お手本プレイ動画と、Dead Hungry そして Oculus Touch のインプレ、魅力と課題をつらつらとお伝えします。



ゲーム Dead Hungry のティーザー動画はこちら。もともとはQ-Gmaesの社内ゲームジャムで生まれた実験的VRゲームで、日本のインディーゲームの祭典 BitSummit にもご近所のハンバーガーショップとコラボで参加し好評を得ました。



Oculus Touch コントローラはこちら。Wiiリモコンと伝統的なゲームコントローラを合体させたような外見です。特徴はサーベルのナックルガードのような輪っか。

VRヘッドセット Oculus Rift は仮想世界への没入感を売りにする一方で、もともとPCゲーム用途を目標に開発された経緯もあり、 Xbox Oneのパッド型コントローラを同梱します。

半年以上遅れて発売を迎える別売りのコントローラ Oculus Touch (2万3800円)は、自分の両手がVR空間に入りこんだような「ハンドプレゼンス」が売り。



ボタンやトリガーのほか静電容量式センサーを搭載しており、指がボタン上で浮いているかも認識して、手を開いたりつまんだり、親指を立てるようなジェスチャも単純な形ながら認識可能です。

Oculusではこうした機能から、Touchは他社のように物体を操作するだけのコントローラではなく、ユーザーの手をそのままVR空間に反映する「ハンドプレゼンス」デバイスであるとアピールしています。

親指を立てた「いいね!」を挙げるまでもなく、Oculusを買収しゲームだけでないソーシャルVRを次世代のコンピューティングプラットフォームとして掲げるFacebookにとって、手指も含めたジェスチャの存在は極めて重要です。



......といったFacebookの壮大な構想を支える戦略的コントローラではあるものの、ゲーム『Dead Hungry』の場合は相手がゾンビなので繊細なジェスチャどころではなく、主に食材を掴み調理器具を操作するために使います。

Kinectのように中空で手の形状を認識するタイプに対して、指でつかむ・離すがはっきりと分かるのは物理コントローラの優位です。

ゲームの進行は動画のとおり。プレーヤーは狭いフードトラックに立てこもって肉を焼きピザを焼きポテトを揚げ、チーズや野菜を挟んでハンバーガーを作り、迫るゾンビに投げつけ喰らわせます。

ハンバーガーの内容やゾンビの種類により正気に戻るまでの必要個数は異なり、一定数またはボスを人間に還せばクリア。調理が間に合わずフードトラックにまで侵入を許せば即座にゲームオーバー。やることは実にシンプルです。


初プレイの印象

(いずれも開発中バージョンによるもの。実際の製品版とはステージ展開やアンロックほか異なる可能性があります)

・難しい!!もう一回!

デモや他人のプレイを観察してから始めても、第一印象は「難しいよ!なんだこの(不規則発言につき削除)ゲーは!」

難しいといってもとっつきにくかったり、進行が分かりにくいわけではありません。プレーヤーはフードトラックからほぼ動かないためVR酔いもしにくく、掴んで動かす動作も Oculus Touchのおかげで実に直感的。ゲームをしない人でも、伝統的なコントローラを触ったことがない人でも、つまむ操作さえできればゲーマーと同じスタートラインに立てます。

物体の挙動は物理演算のリアルさとゲーム的なウソの組み合わせに当初は戸惑うものの、多少慣れれば違和感は少なく、操作の理不尽によるストレスは初プレイでもかなり低く押さえられています。ゲームのメカニズムも、基本は焼いて挟んで投げるだけなので迷うことはありません。


しかし、最初はやることが分かっていても手際が追いつかず肉は焦げドリンクは溢れ、リカバリに手間取るうちにも容赦なくお客様が押し寄せあっという間にジリ貧になり、パニックから手近なものを手当たりしだい投げつけるもあえなくゲームオーバーになります。

当初はお客さん(※ゾンビです)のほうを向く余裕すらないため気がついたら終わってしまいましたが、1プレイのうちにも手さばきが向上したりキッチンに意外なものを発見したり、ゲームオーバーになっても今のなし!もう一回!と挑戦したくなるリプレイアビリティがあります。


・予想外にフリーダム

「ハンバーガーを作って投げる」という基本だけ聞けば、速さと正確さだけが勝負のミニゲーム的な印象です。しかし実際には、狭いフードトラックのなかには予想以上に仕掛けがあり、食材や調理器具は物理演算ベースでリアルに動くため、プレイの幅は驚くほど多彩。

すでにトレーラーで明かされている「手近なものは調理器具だろうが天井の電球だろうが何でも挟んで良い」だけでも、他人のプレイを見ればえっそれありなの?と驚きがあり、プレイ中に周囲を見回す余裕が生まれれば次はこれで巨大バーガーを、と挑戦欲を刺激されます。

食材と鉄板しかないようなキッチンでもプレイするうちに発見があり、バーガーと並行して足元のオーブンでピザを焼く、振り向いてフライヤーでポテトを揚げつつ(すぐ焦げるから注意!)、店頭のドリンクサーバーでその場しのぎのドリンクを備蓄して並べて......と、上級プレイの手がかりが見つかります。

要はものを掴んで動かすだけのゲームでありながら、物理演算ベースのVR空間と Oculus Touch操作の自由度から、けん玉のような現実の手遊びにも近い気持ちよさが新鮮な感覚です。



開発者お手本では、まるで手裏剣のように投げられた肉がビシっと鉄板に並ぶ、ゾンビが店に近づく前に巨大バーガーを完成させ遠投でジャストミートさせる、果てはドリンクを空中でジャグリングする余裕を見せるなどなど。まったく同じステージと条件ながら、悪ノリ演出の料理漫画か!と突っ込みたくなる魅せプレイでした。


Q-Gamesのディラン・カスバート社長によれば、ファストフードで働いた経験のある人はデッドハングリーも上手いとのこと。バーチャファイターの鈴木裕氏は8方向レバーとボタン時代に「実際に喧嘩が強い人はバーチャも強く」なることを目指したといわれますが、VRの主観視点とOculus Touchでなおさらリアルと仮想が近くなりました。


・ハイペースなアーケード感。ゲームらしいVRゲーム

ディラン社長いわく、デッドハングリーはもともとゲームジャムから生まれたアイデアのため、製品化に向けてブラッシュアップする過程でもシンプルさやある種の勢いを保つように心がけたとのこと。

プレーヤーがパニック状態でも容赦なくゲームオーバーになりますが、シンプルでテンポが良いためリプレイアビリティは高く、VRながら複数人で順番に遊ぶにも向いています。


Oculus Rift や HTC Vive のおかげで爆発的進化を遂げつつあるVRコンテンツは、未踏の表現が豊かに残る一方、まだ「お作法」が定着していない分野です。

ゲームなのか「エクスペリエンス」なのか迷いがあるコンテンツや、逆に曖昧で良いものをビジネス的な理由等から無理にゲームの体裁にしたために、無意味な反復や作業でストレスになってしまうソフトウェアもよく見かけます。

こうした状況で、『デッドハングリー』はシンプルでリプレイ性が高く、没入VRなのにアーケード的な競争性があるタイトル。思い切ってVRのアレ買ったよ、遊んでみる?と人を誘う時、初見でもとっつきやすく映像にインパクトがあり、VRヘッドセットを回して遊んだり、モニタ出力とプレーヤーの慌て方を眺めて大笑いするゲームとしておすすめです。シングルプレイのアーケード感覚ゲームながら、複数人で楽しめる点でソーシャル向けといえるかもしれません。


Q-Games『Dead Hungry』は Oculus Touch と同日の12月6日発売。Oculus Rift / HTC Vive (Windows PC)とモーションコントローラに対応します。Steamの販売ページはこちら




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