【悲憤】Razerの変態3画面ノート試作機が盗難。犯人は約300万円の賞金首に【慷慨】
手の込んだ自殺
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ラスベガスの家電イベントCES 2017で「Razerのド変態3画面ノート」として話題になった Project Valerie が、会場から盗まれていたことが分かりました。
Razer のCEO Min-Liang Tan氏はFacebookへの投稿で、産業スパイの可能性も含め捜査当局に協力し厳正に対処する方針を明らかにするとともに、独自に2万5000ドルの賞金を設定し容疑者の特定および逮捕につながる情報を募っています。
Gallery: Razer Project Valerie トリプルディスプレイノート(試作機) | 7 Photos

盗まれたのは、17インチ4K IGZO液晶を3枚搭載するゲーミングノート「Project Valerie」の試作機2台。3枚の画面は電動で左右にスライド展開し、NVIDIA Surround とG-SYNC対応の11520 x 2160の「12K」サラウンドディスプレイを構成します。
4K×3枚で12Kのド変態3画面ノートProject Valerie降臨。46型サラウンドディスプレイが電動展開、Razer Blade Proベースの実験機
ヴァレリーは必ずしも市販を前提としないコンセプトですが、Razer はCES 2017で実働する試作機をデモしていました。盗まれたのはこの試作機2台。
Razer の CEO Min-Liang Tan 氏は、(ゲーミングデバイスのメーカーである)Razer はフェアプレイを重視する、盗みや産業スパイ行為はチートであり、われわれはチートを許さない、このような犯罪への報いは重大なものになるだろう、(後先も考えずに) 手を染めたやからはあまり頭がよろしくないようだ、等々、冷静ながら犯人が読んだら震え上がるコメントを表明しています。
"(...) Penalties for such crimes are grievous and anyone who would do this clearly isn't very smart."
普段から眉間に皺寄せ系CEOとして知られるMin-Liang Tan氏も激おこ。(写真は特に今回の事件を受けての表情ではなく、従来からこのプロフィール写真です。新製品発表のプレゼン中でもだいたいこの顔。)
なお Project Valerie は、17インチ4Kディスプレイを3枚載せたゲーミンググレードでありつつ、重さ4.5kgから5.5kgをターゲットとしています。
プロトタイプが実際に何キロだったのかは分かりませんが、人通りも多い午後4時のプレスルームから隙を突いて盗み出せる程度にはモバイルだったことを実証したとはいえそうです。
(5kgは徒歩で通勤通学に持ち歩くモバイルノートの重さではありませんが、ゲームイベントなどに持ち込むための大画面ゲーミングノートは米国などでは意外にも需要があり、普通の1画面でも4kg級はめずらしくありません。念のため。)