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米YouTuber、子どもへの行き過ぎた「いたずら動画」で親権を剥奪。別のYouTuberが批判し問題が表面化

それが子どもたちにとって良いことかを、再生数を数えるより先に考えよう

Munenori Taniguchi
2017年5月4日, 午後03:00 in Abuse
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米国在住のマイク・マーティンとその妻が、5人いる子どものうち2人を日常的に虐待したとしてその親権を剥奪されました。現在子どもたちは実母のもとへ引き取られて生活しています。

と、ここまでなら普通の海外ニュースのひとつなのですが、この事件の問題は夫妻が子どもたちを撮影した動画をアップロードするYouTuberだったこと。夫妻はかなりのペースで動画をアップロードしていましたが、その内容はどれもを10歳に満たない子どもたちをからかい、罵り、叱りつけてはその反応を嘲笑するという内容でした。

いくつかその映像を確認してみたところでは、その映像の殆どは子どもが突然怒られ、おろおろする様子が写っているだけで、嫌悪感こそあれ笑いのポイントを探し出すのが困難なものでした。しかし、夫妻のYouTubeチャンネルには76万人以上の購読者がついていたことから、夫妻同様に子どもたちが叱られる様子を楽しむ人たちが相当数いることもうかがえます。

子どもたちの、理不尽かつ悪質な「いたずら」にさらされる日々に変化の兆しが見えたのは、著名YouTuberのフィリップ・デフランコが夫妻のチャンネルを発見し、自身のビデオでその内容を批判したこと。

それまでにも、動画がいたずらの範疇を超え虐待化しているとの指摘コメントはありましたが、夫妻はそれに対抗する動画まで公開、おそらく虐待がどのようなものかもわからない子どもたちにまで反論させる始末でした。

しかし、これをうけてにわかに夫妻への批判は高まりを見せ始めます。まず、二人の子どもたちの実の母と名乗るローズ・ホール氏が夫妻の動画にコメントを残し始め、別のYouTuberが訴訟費用を捻出するために募金ページを制作。4月28日には、ホール氏が2人の一時的な保護者としての権利を獲得しました。

その後YouTubeは夫妻の動画から一切の広告を引き上げ、マーティン夫妻は危機管理PRチームの助言により問題の動画を削除するとともに謝罪動画を公開するに至りました。以前の動画で「いたずらや虐待はシナリオどおりで、子どもたちも満足している」と息巻いていた夫妻の姿はそこにはなく、家族は現在(自らが望んで)カウンセリングを受けているとしています。

2009年にコロラド州で発生した、子どもが気球に乗ったまま飛ばされた事件(実際は子供は隠れており、のちに親の売名行為だと判明)のように、過去にも子供を使って親がなにがしかの利益を得ようとした例はありました。ただ理由が何であれ、両親が私利私欲のために子供の人生に悪影響をおよぼしているようでは、親失格と言わざるをえません。

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