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LINEのスマートスピーカー「WAVE」体験版レビュー、音声認識精度に問題も今後に期待

まだおしゃべり出来るほど打ち解けてはいません

山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
2017年8月28日, 午前11:30 in smartspeaker
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ようやく日本語で使えるスマートスピーカーが登場しました。それがLINEの音声AI「Clova」(クローバ)を搭載する「WAVE」です。

Amazon EchoGoogle HomeAppleのHomePodMicrosoftのInvokeEssrintial ProductsのEssential Home、そしてSamsungも参入が噂され、激戦区となっているスマートスピーカー市場の風雲児となれるのでしょうか。

関連: 製品版は今秋発売予定ですが、音楽関連に機能を絞った先行体験版が早くも発売。そちらが届いたので、早速レビューをお届けします。


意外と大きい、円錐形のLINE WAVE

本体は円錐形。表面は一般的なスピーカーに貼られている布(スピーカーネット)と同じものが使われています。



本体側面(裏側?)にマイクのON/OFFボタンと電源ボタン、電源の入力ポートがあります。マイクのボタンは音声コマンドのための常時リスニングをOFFにするためのもの。マイクを切ると音声には反応しなくなります。



上部にはボリュームやプレイリスト再生のためのショートカットボタン。ただしプレイリストは現在「SONGS TOP 10」「NEW SONGS」に固定されています。今後、自由に設定できるようになるようです。


▲ボリューム調整は音声でも行えます。

同封物は専用のUSB-Aケーブルとアダプタ。どうせUSBを使うなら、入力もUSB Type-C(PD対応)にしたほうが汎用性があり良かったのではないかと思います。なお、アダプタは12V/2.1A対応でした。

サイズ感が若干わかり難いですが、高さは201.05mm。底部の直径が139.84mmです。発表時には「リビングやベッドルームに置いても場所を取らない大きさに設計した」とのことでしたが、実物を見た印象ではかなり大きく感じます。


▲iPhone 7と比べるとこれくらい。意外と大きい。


▲Amazon Echo(左)よりもずんぐりとした印象です。


セットアップにはLINEアカウントが必要

セットアップは非常に簡単。電源を繋ぎ、スマートフォンにインストールしたClovaアプリ(AndroidiOSに対応)から接続するだけで完了です。利用するにはLINEアカウントが必要となりますが、その端末でLINEを使用している必要はありません。



音声コマンドだけで操作可能。ただし精度は今後に期待

今回の先行体験版は機能が音楽関連に絞られていますが、天気や時間の確認、アラームのセットなど基本的なことは行えます。ただし、経路検索やニュースの確認・読み上げなど複雑なことはまだできません。

まず最初に「Clova(クローバ)」と呼びかけてから、やってほしいことを指示します。「ヘイ、Siri」や「OK、Google」の代わりが「Clova」です。例えば天気の確認なら、「Clova、今日の天気は?」となります。



「Clova、いま何時?」で時間の確認も可能。



ちなみに呼び方はClovaだけでなく、Jessica(ジェシカ)にすることもできます。声は変わりませんが。


▲現在のClovaにできること(左)と呼び名の変更画面(右)

肝心のMUSIC機能ではLINE MUSICの音楽を再生可能。先行体験版の購入者にはLINE MUSICの6か月無料体験クーポンが提供されています。

曲名やアーティストを指定して再生できるほか、「何か曲を再生して」でランダム再生も可能。「J-POP」「クラシック」などのジャンルを指定して再生することも可能です。

ただし、曲名やアーティストの認識精度がまだ甘く、曲選択が不自由です。

例えば、「打上花火を再生して」と指示すると、榎本くるみの「打ち上げ花火」が再生されます。ここで、「DAOKOの打上花火」「DAOKO x 米津玄師の打上花火」と指示しても認識してくれません。曲によるのかもしれませんが、「アーティスト + 曲名」にはうまく対応できないようです。

あげく、「心をあらため、更生するのでしょうか」「壊れかかっていたものを修理するのでしょうか」と再生違いの返答をしてきます。


このあたりの精度向上が今度の課題となりそうです。

なお、「J-POPを再生して」などとカテゴリーを指定した場合、そのカテゴリーのTOP 100が1番から順に再生されます。

音質は良好。低音用に2.5インチ20Wのウーファーを1つ、高音用に1インチ5Wのツイーターを2つ搭載。低音から高音まで非常にクリアに聞こえます。ただ、音は360度に広がるので、壁際などに置いた際、壁越しにもはっきりと音が聞こえてしまいます。集合住宅などでは設置場所に気を付けたほうが良さそうです。

Bluetoothスピーカーとしても利用可能

自身で再生するだけでなく、スマートフォンと接続しBluetoothスピーカーとしても利用できます。ペアリングモードへの移行は「Bluetoothペアリング開始」と音声コマンドで行うほか、Clovaアプリからも設定可能。あとはスマートフォンなどから検索すれば「WAVE-xxx」が見つかります。

ただ、BluetoothのコーデックはAACにも非対応なようで、本体での再生と比べると音質はかなり劣った印象を受けます。

課題は残るが、日本語対応を素直に喜びたい

機能を絞った先行体験版ということもあり、製品の評価を下すには時期尚早。音声コマンドの認識精度など問題はありますが、まずは日本語対応の音声AIアシスタントを搭載した製品が登場したことを素直に喜びたいと思います。

製品版ではLINE MUSICのプレイリスト対応や、ユーザーの好みを学習して楽曲をレコメンド、また、LINEのメッセージを読み上げたり返信にも対応予定です。そのほか、LINE NEWSと連携しニュースをを教えてくれたり、各種スマートホームとの連携も計画されています。

今回問題があった楽曲やアーティスト名の認識を含め、今後どのように進化していくのか楽しみにしたいと思います。


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