コバンザメ吸盤ロボットでサメ調査・草食恐竜のウンチから甲殻類・1772km続けて走るEVバス #egjp 週末版96
バスはEV向き
1週間のあいだに拾いきれなかったニュースをダイジェスト形式でお伝えします。今回は「コバンザメ吸盤ロボットでサメを調査」「草食恐竜のウンチから甲殻類」「1772km続けて走るEVバス」といった話題をピックアップしました。
最新EVバスが追加充電なしの最長航続距離1772kmを記録

バスにはバッテリーを大量に搭載するスペースを作りやすいメリットもあり、航続距離を稼ぎやすい特徴があります。今回のバスもテスラ Model Sの9倍のバッテリーを搭載していました。またModel Sによる追加充電なしの最長走行記録670kmが一般道を走行していたのに対し、Proterraは今回の記録達成のためにインディアナ州にあるMovisterの自動車用テストトラックを利用していたという条件の違いもあります。
とはいえEVの充電には時間がかかるもの。バスは簡単に車両交換ができないため、充電なしで1日の営業運転を完了させるため、そして長距離路線への対応のためにも、バッテリー大容量化は必要なことかもしれません。
公共交通機関は人が集まる都会ほど路線や走行本数が充実します。このため主要な公共交通機関のひとつとしてバスがEV化すれば、環境負荷の軽減効果高いと言えます。ProterraのEVバスは2017年後半にロサンゼルスで運行を開始する予定です。
[Source : Proterra]
50機の極小探査機で小惑星帯を調査する計画

ナノプローブの重さは1機あたり約5kg。これを2kmもの長さのテザーで巨大なE-Sail(太陽帆)を持つ主宇宙船に接続し、太陽風を推進力に変えて太陽系の外側方向へ向います。各機はそれぞれ6~7つの小惑星を観測、地球にデータを送信してその役目を終えます。そして、ミッションはおよそ3年しかかからないとのこと。
この計画はまだ承認を得るには至っていませんが研究者らはナノプローブが非常に多くの情報を集めることができるとしており、小惑星のなかに水を持つものがある可能性なども調べられるとしています。
[Source : Popular Mechanics]
世界最大の飛行機がエンジンテストを完了

Stratolaunchは現在Orbital ATKと協力して、小型衛星を起動に送り届けるロケット打ち上げを発射台でなく上空で行うことを目的としています。
ただOrbital ATKは先週、ノースロップ・グラマンが買収すると発表しており、Stratolaunchとの提携が今後も継続するかどうかはまだわかりません。
[Source : Stratolaunch]
サメの生態調査にコバンザメ風吸盤ロボット

コバンザメの一種が持つ吸盤を模倣して開発されており、吸盤内の突起によってガラスから木材、紙箱、スマートフォンの背面まで、あらゆるものにしっかりとくっつくことができることを確認済み。次のステップでは実際にサメやイルカでその吸着力を調べる計画です。
[Source : New Scientist]
草食恐竜のウンチの化石から甲殻類

古代の甲殻類は水中ではなく、地上の腐った木の中などに住み着いていたとされます。そして鳥盤類がそれを食べていたのもその甲殻類のタンパク質を求めてのことだった可能性があるとしています。タマゴを生む動物は一般に、繁殖時間の前に多くのカルシウムを取り込む必要があるため、その時期に意図して貝などを食べていたと考えられるとのこと。
また腐った木を食べていた理由は、セルロースが恐竜の胃で消化しやすい状態になっていることが都合が良かったためとも考えられます。
[Source : Popular Science]
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