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速報:ポケモンGOが『AR+』でメガ進化、忍び寄る・回り込むやリアルな撮影が可能に。iOS 11のARKit活用

『周囲に危険な障害物などがないか十分注意して、開けた安全な場所で遊んでいただくようお願いいたします』

Ittousai, @Ittousai_ej
2017年12月20日, 午後11:31 in Ar
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アップルのイベントでの予告から数か月、ポケモンGOがついにARKit対応アップデートを果たしました。

新機能の AR+ では、カメラを通じて現実の背景でポケモンを捕らえるARモードが大きく進化。ポケモンの表示される位置や大きさがリアルになり、実際に歩いて近づいたり回り込んだりできるようになります。

Gallery: ポケモンGO AR+機能 (iOS 11 ARKit / iPhone 6s以降) | 4 Photos

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ポケモンGOにはカメラ映像を背景にポケモンを捕まえるARモードが当初からありましたが、現実の地形や位置と無関係にただ重ねて表示するだけで、プレーヤーが近づこうとすればそのまま滑るように遠ざかって見える単純な仕組みでした。

新たに加わるAR+ では、アップルが iOS 11から導入した AR( Augmented Reality, 拡張現実) 機能 ARKit を利用。カメラや各種センサからの情報を統合して位置合わせすることでもっとそれらしく、一定の場所に適切な大きさでポケモンを表示できるようになりました。

「本当にそこに居るかのように」といえば大げさですが、近づけば大きく、回り込めば横からなど、プレーヤーとの位置関係が反映された表示になります。

またAR+では近づきすぎて警戒されるとポケモンが逃げてしまうため、驚かさないように寄って捕らえればエキスパートボーナスのXPとほしのすなが貰える仕組みも導入されました。



AR+ モードではプレーヤーの実際の移動が反映されるため、従来のARモードにも増して、周囲への注意が必要です。

スマホを覗き込んだままうろうろしたり、ベストショットを撮影するため横歩き後ろ歩きして衝突転倒などをしないよう、くれぐれもご注意ください。

AR+ は本日から、iOS 11にアップデートした iPhone 6s以降で順次利用できるようになる見込み。

Androidスマートフォンは後回しになりましたが、Google も ARKit に相当するAndroidアプリ向けAR APIのARCoreを提供しています。早期の対応に期待です。




以下余談。ポケモンGOといえば、昨年夏のリリース直後は世界中で社会現象的な大ブームとなり、不注意なプレーヤーによる事故も多く報告されるようになりました。スマホ関連の事故や問題といえばなんでもポケモンGOの影響とされたり、勘違いからのおかしなバッシングもあったのは記憶に新しいところです。

こうした批判や勘違いに対しては、ポケモンGO(だけ)が不当に非難される状況を正したい、ゲームそのものが危険なのではないといった当然の主張もあります。

なかでも、当時の報道に多かった「ポケモンを追いかけて歩くうちに不法侵入した・轢かれた」というような不正確な表現に対しては、「ポケモンGOではそもそも動くポケモンをプレーヤーが移動して追う要素はない」「ポケモンはマップ上に静止して現れるか消えるだけ、捕獲時にもプレーヤーが移動する意味はなく、逃亡判定も一瞬で、追いかけることはできない」「例外的に、カメラ画像に重ねるARモードもあるが、ゲーム的に使うわざわざ意味付けはされていない。プレーヤーの移動も認識しない」(から、ポケモンGOは安全に配慮している)といった回答が定番です。

しかし今回、引き続きオプションであるとはいえ、実際にスマホ画面を注視しつつ、向きを変えるだけでなく歩いて移動することがゲーム内でのボーナスにつながるAR+モードが加わったことで、ポケモンGOを弁ずるにも若干前提が変わってきました。

ご注意:「AR+」利用時は、周囲に危険な障害物などがないか十分注意して、開けた安全な場所で遊んでいただくようお願いいたします。


注意書きを無視して危険なプレイをする人間こそ非難されるべき、ポケモンGOに限らずスマホに気を取られて事故はあるのにポケモンGO「だけ」叩かれるのはおかしい、という主張もまあ真実ではあります。

今回のAR+についても、 ただスマホで写真を撮るために画面を覗いたまま歩く不注意な人間はいるのだから、「従来以上に」危険ではない、ということは可能です。

しかし危険な歩きスマホが現実に大きな問題となっているなかで、捕獲時のARモードを使う使わないにかかわらず、ポケモンGOは現実世界で遊ぶ基本コンセプトから、小刻みに移動しつつスマホ画面を確認することがゲーム上の利益になるよう設計されていることは否定できません。

開発元ナイアンティックはしつこいほどの注意書きや運転中プレイ対策などを実装しており、企業の製品安全意識として、危険なプレイへの対策を真面目に考えているはずです。

「不心得な人間が悪い」「ポケモンGOでなくても歩きスマホする人間はいる」のは単なる残念な現実として、心ときめく未来のAR(※)を実現するためにも、周辺環境を認識する ARKit であったり、小さな画面を覗かなくても良い次世代ARデバイスといった先進技術が、ゲームの楽しさだけでなく安全対策にこそ活用されることを期待します。

(※現在の「スマホも持たずによく出歩けるね!道に迷ったり災害でも起きたらどうするの?」のように、「 (AR)メガネもなしでよく出歩けるね!。道に段差があったり違法運転(手動運転)のクルマが後ろから突っ込んできたらどうするの?」だとか)

Gallery: ポケモンGO AR+機能 (iOS 11 ARKit / iPhone 6s以降) | 4 Photos

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まだ余談。 「ARなんて使ってる人いないでしょ」「せいぜい写真撮るときだけ」ではありますが、ポケモンGOにとっていわゆるARが今後もオマケ扱いであるとはかぎりません。むしろAR+モードでポケモンとの距離や、ポケモンがプレーヤーを認識・警戒しているかといったパラメータが新設され、ARで遊ぶことに対するボーナスなどの仕組みが導入されたことを皮切りに、さらに大きな要素となってゆく見込みです。

ポケモンGOを開発運営するナイアンティックの創業CEOジョン・ハンケはかつて、スマホをかざして覗く現状のいわゆるARを「正直言ってぎこちない」としつつ、将来の本格的なARへの不可欠なステップと表現していました。

いわく、ナイアンティックの目指すARは、カメラ画像に何かを重ねるビジュアル面のARよりももっと広い概念。デジタルとフィジカルを融合することで、ゲームだけでなく日々の暮らしをより充実させる大きな可能性をもつものと語っています。

ハンケはメガネ型ARデバイスの時代は確実に来るとも公言していることから、来るべき日に備え、原始的なスマホ覗きARであってもいち早く導入して知見を得ることも、ポケモンGOへ取り組む理由のようです。

現状のARモードがリアルになっても、それこそ写真以外に使わない気がしますが、多くのプレーヤーに使わせてフィードバックを得るためには何かのインセンティブが必要です。ほしのすなとXPボーナス以外に、また現在の捕獲時以外にも、何かしらAR+ を使いたくなるゲーム的な理由付けがあると良いかもしれません。
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