CESの会場で観たデルの新XPS 13はモバイラーにベストなPCで惚れた!!:旅人目線のデジタルレポ 中山智
USB PD対応は次に買い換えるときのポイントです
連載
注目記事
Windows 10に小容量エディション「Lean」が追加か、 ストレージ16GB機でもより快適に?
ソニーEマウント対応の35mmフィルムカメラを個人が開発。少量販売後、オープンソース化も計画中
「IQOS使用による周囲の人への悪影響はなし」とフィリップ・モリスが発表
人気記事
Windows 10に小容量エディション「Lean」が追加か、 ストレージ16GB機でもより快適に?
Web版Gmailがリニューアル。時限式で「消えるメール」など機密性も大幅アップ
スマホ性能頂点を狙うOnePlus 6は5月16日発表、アベンジャーズとのコラボモデルも登場
旅人ITライターの中山です。CES 2018の取材でラスベガスに来ています。メディアイベントのCES Unveiledで展示されていたデルの最新モデル「XPS 13 (9370)」(以下XPS13)が、心の琴線に触れる次に買いたいへとPC仕上がってました。
持ち運んで使うPCは個人的には11インチが好みで、現在MacBook Airの11インチモデルを使っています。XPS 13は13インチモデルですが、狭額縁なのでフットプリントは11インチに近いサイズ。デルいわく世界最小の13インチラップトップとのことです。
サイズは約302(W)×199(D)×11.6(H)mmで、Mac Book Air(11インチ)と比較すると若干奥行きが長い程度。全体のサイズ感として11インチクラスが好きなので、ほぼ同じサイズ感でよりディスプレーが大きいなら、自分としては11インチ画面にこだわりはありません。
▲フットプリントは11インチモデルに近い
▲11インチのMacBook Airと重ねてみると若干奥行きが長い
▲背面にあった認証隠し用のフリップはなくなっている
▲最大に広げたときの角度
今回のXPS 13はディスプレーも強化されており、上位モデルは13.3インチの4K(3840×2160ドット)です。展示されていたのもこのモデルでしたが、一見してディスプレーに写真を貼り付けたモックかと思ったほどドット感がない高精細さ。さらにタッチ対応で本体重量は1.21kgというのも◎です。
▲世界最小13インチの実現の源となっている狭額縁
▲4kの高精細ディスプレーをタッチ操作可能
ディスプレー下部にはWindows Helloに対応したIRカメラを搭載しているので、ログイン時などにパスワード入力の手間が省けることも良い点。
最近はスマートフォンの生体認証にすっかり慣れてしまって、PCでのパスワード入力が億劫になっていたので、次に買うPCは生体認証付きと決めており、これは重要なポイントです。ちなみにオプションで電源ボタン部分に指紋認証センサーを付けることもできます。
▲ディスプレー下部に二つのカメラがあり、Windows Helloに対応している
▲電源ボタンはオプションで指紋認証センサーが搭載できるとのこと
スマートフォンとの連携では、充電がUSB PDに対応しているのも重要なポイント。XPS 13のUSBポートはType-Cが3つの構成で、そのうちひとつがUSB PDに対応してます。
つまり充電機をスマートフォンと共用することができるし、USB PD対応のモバイルバッテリーからも充電可能です。このUSB PD対応だけで、スマートフォン用とPC用と個別に持ち運んでいた充電器をひとつにしたり、充電機は持ち運ばずモバイルバッテリーで代用する方法も使えます。
ちなみにXPS 13はスリープ時でもUSB機器に給電する機能があるので、XPS 13自体をモバイルバッテリーとして使用することもでき、組み合わせの工夫次第で持ち運ぶ荷物をかなり減らすことができそうです。
▲合計3つのUSBポートはすべてType-Cになり、カードスロットもmicroSDのみ
▲付属の充電アダプターもコンパクトで本体カラーに合わせてある
▲充電アダプターは45WのUSB PD対応
▲USBポートはType-Cのみですが、USB Standard-Aへの変換ケーブルが付属するので従来の機器も問題なく使える
キーボードは、英字ということもありクセのない配列。世界最小13インチといってもキーピッチはしっかり確保されていてタイプしやすい。というよりも、いままでMacBook Airの11インチで問題なくタイプできているので、横幅が同じであれば似たサイズ感でタイプできるのは当然といえば当然です。
▲アメリカの展示会ということで、キー配列は当然ながら英語
▲ざっと触った感じではタイピングのしにくさは感じられなかった
本体カラーは天板がローズゴールドとシルバーの2色展開。本体は従来モデルだとブラック1色でしたが、今回のモデルではローズゴールドの本体はアルパインホワイトになっています。さらに付属するアダプターもそれぞれのカラーに合わせてホワイトとブラックが用意されています。
▲天板はローズゴールドとシルバーの2色
▲本対側もそれぞれカラーが違う
▲パームレストなどは凹凸のある加工が施されている
唯一残念点は、SIMスロットなどがなく単体でのモバイル通信ができないこと。これさえあれば、自分が今現在欲しいモバイル用PCの要望にすべて応えたモデルになるはずでした。
とはいえ単体でモバイル通信ができるPCはバッテリー消費も激しく、使用時間とのトレードオフになりますので好みのわかれるところ。新XPS 13の日本での発売は未定ですが、従来のモデルは日本に投入されてきているので期待大。現在使っているMacBook Air(11インチ)のリプレイスモデルとして注目です!
▲会場の説明員から「キレイだから見て!」とアピールされた箱
▲オプションのスリーブケース
■XPS 13(9370)スペック
CPU:Core i7-8550U/i5-8250U
メモリー:4GB(最大16GB)
ストレージ:128GB(最大1TB)
ディスプレー:13.3インチ
解像度:1920×1080ドット(タッチ非対応)、1920×1080ドット(タッチ対応)、13840×2160(タッチ対応)、
インターフェース:Type-C×3、microSD
サイズ:約302(W)×199(D)×7.8~11.6(H)mm
重量:約1.21kg~
●取材協力:デル