Sponsored Contents

mobileの最新記事

Image credit:
Save

日本上陸した「OPPO R11s」速攻レビュー。驚速の顔認証、夜も綺麗な2眼カメラ:週刊モバイル通信 石野純也

端末としての性能は高く、独自機能も光る

石野純也 (Junya Ishino)
2018年1月31日, 午後01:35 in Mobile
339シェア
0
237
0
102

連載

注目記事


世界第4位で、中国市場ではファーウェイやアップルを抑えて首位に輝くOPPOが、ついに日本に上陸します。日本参入の第一弾となる端末が、デュアルカメラや18:9のディスプレイが特徴の「R11s」。チップセットにはSnapdragon 660を採用した、ミドルハイの端末になります。このR11sの実機を借り、実際に使ってみることができました。ここでは、そのファーストインプレッションをお届けします。

関連:
速報:黒船スマホ「OPPO R11s」2月9日発売決定

OPPOのR11s

端末を一通りセットアップして、最初に驚いたのが、顔認証のスピードの速さです。カタログ値では0.08秒とうたわれていますが、ここまで速いと、ロックが解除されていることすら認識できないほどです。標準設定で、本体を傾けるとディスプレイが点灯するようになっていますが、これと組み合わせると、まるで最初からロックがかかっていなかったかのように、すぐに使い始めることができます。


▲顔認証のスピードがとにかく速く、ロック解除していると気づかないほど

R11sは指紋センサーも背面に搭載していますが、ここまで顔認証が快適だと、あえて使おうとも思わなくなります。ただし、スピード重視でセキュリティは若干緩めな点には注意が必要です。設定時に注意書きが出ますが、顔の似た人でもロックが解除されるおそれがあるとのこと。iPhone Xのように顔の凹凸を見ているわけでもないので、写真でも解除できてしまう可能性があります。ただし、筆者が実験した限りでは、写真でのロック解除はできなかったことを付け加えておきます。

背面には2つのカメラが搭載されていますが、これも少々風変りです。一般的に、スマホのデュアルカメラというと、ファーウェイ方式でモノクロとカラーを組み合わせたり、アップル方式で標準と望遠を組み合わせたり、LG方式で標準と広角を組み合わせています(メーカー名は便宜的に搭載が早かったところを使っています)。ところが、OPPOのデュアルカメラは、このどれにも当てはまりません。


▲デュアルカメラだが、2つのカメラの役割が他社とは異なる

1つ目のカメラが明るい場所用、もう1つのカメラが暗所用と、明るさでカメラを自動的に切り替えているのです。片方のカメラを指でふさいでみると分かりますが、少し経つと、すぐにもう一方のカメラに切り替わります。これは、周りが暗いと検知して、カメラを暗所用にしているためです。暗所用のカメラを使うと、夜景などもノイズが少なく、きれいに撮ることができます。

暗所用のカメラは、画素数も2000万画素とより高くなり、ソフトウェアの処理によって受光面積を4倍に拡大しているといいます。逆に、ポートレートモードやオートフォーカスが高速になるデュアルピクセルAFには非対応。1600万画素の明るい場所用カメラでしか、これらの機能が使えません。画素数も大きいのであれば、常に暗所用を使ってカメラは1つにすればいいのでは......とツッコミを入れたくはなりますが、とりあえずきれいに撮れることは確かです。もしかすると、暗所用の処理とデュアルピクセルを両立できなかったのかもしれません。


▲夜景の写真。確かにノイズが少なく、キレイに写っている

ポートレートモードでは、他のスマホと同様、背景にボカしをかけることができます。ポートレートと銘打たれてはいるものの、ご飯を撮るようなときでも、背景がきちんとボケるようです。ただし、先に述べたように、2つのカメラは独立して動くようで、両眼の焦点距離の差を使って被写体との距離を測っているわけではないようです。ボケはあくまでソフトウェア処理とのこと。深度が記録されているわけでもないため、後からフォーカスを合わせる場所を変更するといった操作もできませんでした。


▲ポートレートモードで背景をボカした写真


▲F値1.7のためか、室内でも十分な明るさ

カメラでは、セルフィ用のインカメラが優れているのも特徴です。特に顔の補正効果が高く、自分の欠点をうまく隠してくれるように写してくれます。やりすぎることなく、かつきれいに補正してくれるので、あたかも自分が本来こういう顔であったかのような錯覚を覚えるほど、仕上がりはナチュラルです。OPPOによると、200万のパターンを学習して、人物の状態に合わせた補正をかけているとのこと。セルフィにこれでもかと力を入れているのは、さすがアジア圏を中心に勢力を拡大しているだけのことはあります。


▲セルフィ用のカメラも2000万画素。自然な美顔効果が魅力

OSはAndroid 7.1をベースにOPPOが独自にカスタマイズを加えた、「ColorOS 3.2」が搭載されています。独自の名称はついているものの、れっきとしたAndroidであることは確かで、Google Playをはじめとする各種Googleのサービスも利用できます。一方で、ゴリゴリにカスタマイズされている部分も多く、この点は賛否両論ありそうです。

たとえば、Androidではおなじみの、アプリドロワーがありません。そのため、インストールしたアプリは、iPhoneと同じようにホーム画面に次々と追加されていきます。iPhoneをインスパイアしたと思われる部分はそれ以外にも多々あり、たとえば、Androidでは画面上部にある設定用のボタンも、R11sでは画面下からスワイプすると現れます。デザインが、iOSのコントールセンターに似ているような気がするのはさておき、操作のお作法がAndroidとあまりにも違うので、戸惑いもありました。使い始めた当初は、どうやってマナーモードに切り替えたらいいのか、迷ったほどです。


▲アプリドロワーがないユーザーインターフェイス


▲コントロールセンター風の設定パネル

また、通知もiOS風にカスタマイズされており、左右のスワイプで削除することができません。左方向にスワイプすると、「設定」と「削除」の両方が表示されるところも、iOS風です。筆者は常にiPhoneとAndroidの両方を使っているため、こうだと分かればすぐに慣れることはできますが、Android一筋だった人にとっては、違和感が大きいかもしれません。


▲左にスワイプすると、「設定」と「削除」ボタンが現れる

電話やSMSなど、一部機能の設定をする際に、各アプリからではなく、設定アプリからしか入れないところもiOS風。iPhoneユーザーを狙った端末と考えると合理的なのかもしれませんが、正直なところ、あえてAndroidらしさを削いでまで、iOSに似せなくても......と感じました。


▲一部アプリの設定は、設定アプリから行う

とはいえ、当然ながらiPhoneにはない機能もあります。先に挙げた珍しい構成のデュアルカメラはその1つですし、デュアルSIMに対応しているのも、SIMフリーのAndroidスマホならではです。しかもR11sは、3キャリアのVoLTEに対応しています。実際、筆者がOCNモバイルONE、mineo、ワイモバイルと3キャリアぶんのSIMカードを挿してみたところ、すべてでVoLTEが利用できました。


▲3キャリアでVoLTEが利用できることを確認した

音声通話を利用するため、auのVoLTEに対応した端末は徐々に増えていますが、その他のキャリアのVoLTEが利用できることはまだまだレアケース。徐々にワイモバイルのVoLTE対応は進んでいますが、ドコモやドコモ系MVNOのVoLTEまできっちり利用できるのは、評価できるポイントです。ただし、DSDS(デュアルSIM/デュアルスタンバイ)止まりで、DSDV(デュアルSIM/デュアルVoLTE)には非対応。そのため、au系のVoLTE対応SIMカードをセカンドにしてしまうと、着信はできなくなります。

ほかにも、たとえばゲーム使用時にパフォーマンスをアップさせる「ゲーム加速機能」や、ゼスチャー操作などを搭載。チップセットには、クアルコムのSnapdragon 660を採用しており、キャリア向けが中心となるハイエンドモデルに比べるとややパフォーマンスは落ちますが、いわゆるミドルレンジモデルよりは高いパフォーマンスになります。実際使っていても、遅いと感じることはほとんどありませんでした。


▲ゲーム加速機能や、ゼスチャー操作などにも対応する

端末としての性能は高く、独自機能も光るR11sですが、ゴリゴリにカスタマイズされたユーザーインターフェイスが、気になる人はいるかもしれません。また、個人的には、タッチ操作時のバイブによるフィードバックが強すぎた点にも、引っかかっています。プレミアムクラスの端末ではないため、トレードオフがあるのは仕方がないのかもしれませんが、ソフトウェアで対処できるところは、継続的に改善していってほしいと感じました。

関連キーワード: mobile, oppo, oppor11s, smartphone
339シェア
0
237
0
102

Sponsored Contents