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カシオ、アウトドア及びスポーツジャンルの大手アプリ9社とオフィシャルパートナー契約を締結

Hirotaka Totsu
2018年2月14日, 午前11:00 in Android Wear
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カシオは2月8日、アウトドア及びスポーツジャンルでのAndroid Wearアプリ開発会社とオフィシャルパートナー契約を発表しました。同社が発売するスマートウォッチ「PRO TREK Smart WSD-F20」において、登山、ゴルフ、釣り、サーフィン、スキー・スノーボード、水泳、乗馬、フィットネス、ジョギングの9つのジャンルにおいて各ジャンル1社と提携。ウオッチ内のアプリ一覧に表示される「注目アプリ」で9社のアプリを紹介します。各社においても、自社アプリにおいて最もふさわしいAndroid Wearデバイス(スマートウォッチ)としてPRO TREK Smartを推奨するというものです。

Gallery: CASIO | 53 Photos

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Shot with DXO ONE Camera

PRO TREK Smartは、Amdroid Waerにおいて防水、防塵、耐衝撃、高温低温環境などアウトドア、スポーツでの使用に求められるタフネスさを備えたアウトドアウォッチです。G-SHOCK譲りのタフな作りとPRO TREKならではのトリプルセンサーを始めとした各種センサーによってアウトドア、スポーツシーンにおける使用とデータ取得、活用が行えます。

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IDCの調査データに基づいて説明された市場動向によると、2017年のウェアラブルデバイスの市場は約1.5兆円。そのうち8000億円ほどがApple WatchやAndroid wearなどのスマートウォッチカテゴリーということです。



カシオの取締役で専務執行役員の伊東重典氏によると、スマートウォッチは第2のフェーズに入ったと分析。ガジェット好きなどのアーリーアダプター層中心から、スポーツに役立てるなど目的を持って機種を選ぶユーザーが増えて行くとしています。



GoogleのAndroid Wear Product Operation統括のLeor Stern氏は、Android Wearは登場以来毎年二桁台の成長があり、2017年実績では前年比の4倍である24製品が市場に登場したと現状を紹介。Andorid Wear 2.0によりデバイス単体でアプリのインストールが可能になるなどが、普及に貢献したとしています。カシオはAndorid Wearデバイスにおいて世界第3位のポジションにおり、時計メーカーとしての歴史や専門知識だけでなく製品開発に対するビジョンを持っていることなども評価。今後も連携してOS開発を進めて行きたいと語りました。

今回提携した9社のアプリはカシオのページにて紹介されていますが、そのかなでも筆者が注目するアプリメーカーに対して個別に取材を行いました。

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登山、トレッキングに対応したアプリ「Viewranger」は、全世界で300万人以上のユーザがいる人気アプリ。Android版だけでなくiOS版も用意されています。現時点で23カ国のマップ、15万通りのルートを登録済みということです。2018年の夏には日本語化を予定、「日本国内のほとんどの山をカバーできるのではないか」としています。



マーケティングディレクターであるKris Wagner氏によると、登山ガイドやレスキューなどのプロフェッショナルはマップ機能を、趣味のユーザはルートガイドなどの機能をよく使うようだと分析。携帯の電波が入らないエリアでもあらかじめダウンロードしておいた地図(50km四方)とGPSの組み合わせにより現在位置を確認できるとしています。ダウンロードしたエリアを越えたルートの場合には、ダウンロードし直す必要があるとのこと。スマートフォン側にはより広範囲の地図データをダウンロードできるので、カシオやGoogleと連携してオフラインでもより広範囲の地図データを参照できるようにしたいとコメントをもらいました。

Leor Stern氏にAndroid Wearの今後について直撃インタビュー



iOS(iPhone)対応を含む今後のAndroid Wearに関してLeor Stern氏は、Android Wearは単体で使用できることが重要とし、ウォッチ単体でアプリのダウンドードができるようになったAndoroid Waer 2.0を例に挙げ、今後もスマートフォンに依存しない(依存比率を下げる)デバイスとして開発してゆく方向性を示しました。

また、PRO TREK Smartなど個々のデバイスに関してカスタマイズや独自機能の付加、Android Waerとしての要件オミットなどを許容することがあるのか?ということに関しては、Android Wearはオープンプラットフォームなので、カスタマイズは可能とした上で、PRO TREK Smartに関してもデュアルディスプレイ(スクリーン)による省エネルギーモードのサポートなどメーカー独自の機能に関しても柔軟に対応していると表明。レコメンドガイドラインはあるが、パートナー(メーカー)に作ってもらう上でサポートは惜しまないということです。

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本気でスマートウォッチに取り組みたい



カシオの取締役で副社長執行役員の中村寛氏は、スマートウォッチが一時のブームで終わってしまうのではないか、本当に普及するのか?という議論もあるが、今回の提携発表にもある通り、カシオは本気でスマートウォッチを伸ばして行きたいと思っている。スポーツの最中にスマートフォンを操作するのは難しい場合があるとし、スマートウォッチによって手軽に情報を参照できる。また各種センサーでデータもとれる。ウェアラブルデバイスならではの利点はあると強調。そのためにはOSとハードウェアだけでなくアプリメーカーも含めた三者が同じビジョンで進んで行くことが重要だと今回のパートナー契約の意義を強調しました。

カシオは本気なのか?

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スマートウォッチに本気というカシオの本気度がどこまであるのかということは、今回の提携から読み取れました。一つはアプリ開発メーカーの国籍です。開発拠点がアメリカなど同じ地域、言語、カルチャーの方がコミュニケーションなど手間は少ないはずですが、アメリカをはじめスペインやスウェーデンなどバラエティ豊かです。

他のアクティビティは専門外なので言及を避けますが、登山、トレッキングのジャンルにおいては日本国内でもYAMAPなど日本においては詳細なデータと多くのユーザをもつアプリ、サービスがあります。一方で世界が対象ではありません。Viewrangerは、現時点では日本語化されていませんが、2018年夏には日本語化されるということでグローバル対応ができるアプリがセレクトされていると思われます。

セレクト基準は明らかにされていませんが、ワールドワイド(グローバル)対応で、そのジャンルでもっとも評価の高いアプリがセレクトされているように感じました。また、提携も永続的なものではなく一定の契約期間が過ぎた後は他の選択もあるなど流動的な点も、PRO TREK Smartが魅力的であり続けるならば、アプリメーカーに取っても良い刺激となるはずです。

GoogleとしてもPRO TREK Smartへの期待が高いと感じます。現在24製品が市場に投入される中で伝統的な時計メーカーとしてAndroid Waerに参入しているのはCASIOのほかTAG Heuerなど少数です。さらにアウトドアウォッチという積極的に防水や各種センサーなど時計の機能とアプリを組み合わせて活用する機能性を提供しているのは、唯一と言っても良いでしょう。

スマートウォッチは、ガジェットやスマートデバイスである前に時計であるべきだと筆者は考えます。その点においては時計メーカーでもあるカシオが手がけるPRO TREK Smartがアプリメーカーとの提携をして積極活用の道筋を示したことは、本気度を裏付けているように思いました。

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