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ソニー時代からVAIOが基本的に好き。あの素晴らしいワクワクをもう一度

21歳のVAIOに期待せざるをえない理由

くんこく(Kunkoku)
2018年2月22日, 午前07:00 in Gadgets
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去年のいまごろ、VAIOが世に出てから20周年の節目を向かえ、今年は21年目。そろそろ、かつてのように「超~イケてる! 命かけて買うと誓う!」と血湧き肉躍るようなVAIOが出てきてほしいな~と切望しているのですが......みなさんはいかがでしょう?

「みんなよくガマンできるな~、あ、いや、もしかしてもしかするとVAIOの栄光をあまり知らないティーンもいるのかな?(Engadgetは読者層が若いと聞いているので)」などと考えつつVAIOの歴史をほじくり返していたら、いよいよ我慢できなくなってきてしまい、思いの丈をつづらせてください。

誰もがVAIOにシビれた時代

A long time ago, スマートフォンの影もないころ、みんなの一番欲しいガジェットの筆頭、最も見せびらかしたいNo.1アイテムがパソコンでした。そんなPCイケイケ時代の1997年、ソニーから「VAIO」というブランド名でWindows PCが登場します。

当時、20代前半でピチピチだった筆者にとって、VAIOパソコンの誕生は人生の一大事でした。古参PCユーザーの方から「ソニーのパソコンはもっと前からだぞ青二才が」と言われてしまいそうなので念のため記しておきますと、ソニーのパソコンの起源は1982年に発売された8ビットパソコン「SMC-70」や、その後の家庭用コンピュータ「MSX」にまでさかのぼります。「ソニーのパソコン史」は半世紀にもおよぶものの「イケてるガジェット」として輝き出したのは、VAIOブランド以降と考えています。

いまスマホを使ってできることは、若い人にとって当たり前のことかもしれません。しかし、20年前は外でネットがつながり、それが快適であるなんて、ホントSFの世界でした。

当時のパソコンといえば、起動にもひたすら時間がかかり、ゆっくりコーヒーを飲んで待つなんてことを当たり前のように受け入れていたものです。重量級のパソコンをカバンに押し込んで腕をプルプルさせながら持ち運ぶことをイケてると思っていましたし(私だけ?)、「さぁ、使うぞー!」と思ったらバッテリーが完全に空だったり、メール1通送るのに1時間以上かかったり......でも、それでも斬新って感じていたんですよね。

何をするにも、いまでは考えられないほどスローでしたが、それゆえパソコンが進化し便利になっていく過程は文字通り「日進月歩」という感じ。そんな時代ですから新モデル発表の瞬間は、いまのスマホ発表会どころではない、それはもう筆舌し難い「ワクワク感」がありました。

初めて登場したVAIOは1997年7月に発売されたデスクトップ型「PCV-T700MR」で、お値段ナント50万円! パソコン=ビジネスが主流のころ、TVチューナー、MPEG1エンコーダーを内蔵し、タイマー録画したりスキップ再生もできちゃうぜという超道楽マシンで、さすがエンタメのソニーという感じがしましたね。ビデオカメラの編集だってできちゃうんだぜーとニヤニヤしながら、たった数分の動画をこしらえるため夜通しエンコードしたり......。1クリックを忘れ、朝起きたらエンコードが始まってなくってガッカリした経験も、いまとなってはいい思い出です。

VAIO type XというデスクトップマシンはTVチューナーを6基搭載し、全番組をまるごと同時録画できるという変態っぷりで度肝を抜かれました。

そして、VAIOの代名詞とも言える、ラップトップ型ノートPC、通称VAIOノート。なかでも薄軽ボディーにシルバーとバイオレットの金属の質感をもったVAIOノート 505「PCG-505」は有名ですね。僕らの世代ではノートPCのレジェンド、伝説の戦士みたいなものです。合言葉は「あのころのVAIO 505はよかった」。

その後、日本のPCで初めてカーボンファイバー積層板を採用した「VAIO NOTE 505 EXTREME」を皮切りに、軽量堅牢なモバイルVAIO=カーボンボディーが定着します。

VAIO type Sでは、GPU内蔵CPUと外部グラフィックを切り替えるド変態仕様で、当時では考えられなかった「ファイナルファンタジー11」をノーパソで遊べちゃう事案が発生し、ギーク&ゲーマー間で話題になりました。

そして、持ち運びやすさとハイスペックという相反するベクトルを高次元で兼ね備えたVAIO Zシリーズが生まれます。

いまのスマートフォンのポジションを目指した、携行性重視のモバイルVAIOもたくさんあります。

スライドしてキーボードがシャキーンと現われ、両手に持って使える「VAIO type U」や、移動しながらでもいじれるコンパクトな「VAIO C」「VAIO P」(歩きPCやめようキャンペーン......などは起こりませんでした)など、喜々としてカバンに入れて運び出し、あえて人前で使ってみせて「オレ、ちょっとイカしているでしょう」という優越感に浸れるアイテムでした。

ホント、何が出てきてもワクワクしていましたね。そんなVAIOが次から次へと登場した時期でした。

17年目の苦難

しかし、2013年、VAIOに苦難が訪れます。業績不振を理由に、ソニー(株)がPC事業を切り離す「サヨナラVAIO事件」は、記憶に新しいという方も多いのではないでしょうか。「このままVAIOがなくなってしまうの?」と気が気ではありませんでしたが、日本産業パートナーズ(株)への譲渡というカタチで「VAIO株式会社」が発足、独立企業として事業を継承し、現在に至ります。

縮小傾向にあるパソコン業界で生き残るため、市場規模の大きいビジネス向けPCへ大きく舵を切り、受託(EMS)事業をスタート、海外進出など着実に業績を積み上げた結果、営業利益が黒字化、V字回復に成功しました。

「VAIO株式会社になってからのVAIOはどうなの?」と言われれば、ビジネス向けツールとしては非常に完成度が高く、シンプルで実用的と言えます。しかし、コンシューマー市場で尖り、輝いていたころのVAIOに夢中だった一個人ユーザーとしては、イマイチ面白みにかけるという印象がどうしてもあります。

クールなVAIO再降臨なるか?

とはいえ、現行のラインアップのなかにも、結構アグレッシブなモデルが実はあるんですよね。たとえば28W TDPのプロセッサーを載せた「VAIO Z」。ハイパフォーマンスなうえ、ディスプレーを反転させタブレットにも変形します。ギークは変形好きですからね。

プロクリエイターに向け、お絵描きと写真編集に特化した「VAIO Z Canvas」も尖ってます。デスクトップいらないねーと思うくらいに快適。ファンイベント「VAIO Meeting」では、古きVAIOユーザー仲間たちと大盛り上がりした2モデルです。ただ、双方とも最近モデルチェンジがご無沙汰なので、最新プロセッサーを載せて生まれ変わった姿を拝見したく願っております。

最近では、2015年末にひょっこり現われた「VAIO S11」もお気に入り。VAIOというロゴを隠すと、いったいどこのパソコンかわからなくなるくらいシンプルすぎるデザイン。他社に先駆け、いち早くUSB type C(Thunderbolt 3)端子を備え(現行モデルでは廃止)、ドッキングステーションと合体させ外部グラフィックボードが使えるなどギークのロマンが詰まった機構。

「VAIO Z」のテクノロジーをふんだんに使って、放熱技術や長持ちバッテリー、静音キーボード、さらにSIMフリーのLTEを内蔵し、いつでもバリ3(古)でネットワークにつながるといった、およそ持ち運ぶPCとして一番欲しい機能がふんだんに詰まったモバイルPCです。最新のS11もいい線いっていますが、type Cを復活させた新モデルの登場に期待したいですね。



ソニーVAIOから事業規模は小さくなりながらも、思想や技術は間違いなくしっかりと受け継がれているVAIO。この先、きっとドラマチックな展開があることでしょう。これまでいただいた、たくさんのワクワクに心から感謝しつつ、陰ながらずっと応援させていただきます。


関連キーワード: Gadgets, memory, notebook, pc, personal computing, sony, vaio
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