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アレシボ天文台が新体制で存続へ。大学コンソーシアムがNSFと5年以上の運用契約間近

4月1日より新体制に

Munenori Taniguchi
2018年2月23日, 午後05:00 in Space
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米国立科学財団(NSF)の予算削減により、ここしばらく存続が危ぶまれていたプエルトリコ・アレシボ天文台が、新たな管理体制で運用を継続することがわかりました。世界第2の大きさを誇る電波望遠鏡による観測は今後も引き続き行われることになります。

NSFは予算の捻出が苦しくなっており、2016年には従来の1/4にまで予算を縮小、アレシボの運用停止を含めた様々な選択肢を模索中だとしていました。さらに2017年10月には前述のハリケーン・マリアの直撃があり、停電にくわえて望遠鏡の一部損傷の被害に遭遇。それでも修理は速やかにおこなわれ、わずか1週間の停止だけで観測を再開できたのは不幸中の幸いだったというほかありません。

その後NSFはアレシボの運用継続を決定したものの、依然として将来は不透明な状況でした。しかし2月22日フロリダ州立セントラルフロリダ大学(UCF)がNSFとの間で運用管理の引き継ぎについて交渉中であり、この4月1日より、2015万ドル(約21億5000万円)の資金とともに向こう5年以上にわたる運用を開始する予定だと発表、ここへ来て少なくとも5年以上は存続することがほぼ確定しました。

UCFはプエルトリコ・サンファンのメトロポリタナ大学、フロリダ州のYang Enterprisesをパートナーとするコンソーシアムで契約を結ぶ予定で、それぞれの研究のためにアレシボ天文台の利用を拡大する予定。特にYang EnterprisesはNASAその他を顧客とする技術企業であり、アレシボの業務を近代化するための新技術と最先端のツールを導入する予定だとしています。

アレシボ天文台では2016年に繰り返し発生する高速電波バーストを観測したり、2017年にも奇妙な電波の観測を受けSETIが動き出したこともありました。

映画「007 ゴールデンアイ」や「コンタクト」にも登場した巨大電波望遠鏡の存続が決まったことは、学者たちにとってだけでなく、天文ファン、映画ファンにとっても喜ばしいニュースになるはずです。

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