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大容量バッテリー搭載でも軽すぎる富士通「LIFEBOOK UH」最上位モデルをレビュー

こだわり派には「かな無しキーボード」の選択肢も

笠原一輝(Kazuki Kasahara), @KazukiKasahara
2018年2月25日, 午後12:00 in Fujitsu
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富士通「LIFEBOOK UH」シリーズは、13.3インチFHD(1,920☓1,080ドット)の液晶ディスプレーを搭載したモバイルノートで、最軽量モデルは約748gということで注目されている。今回、カタログモデルの最上位機となるUH90/B3(FMVU90B3B)を試用する機会を得たので、レビューをお届けしたい。

バッテリーの大小で重量差

LIFEBOOK UHシリーズとして用意された複数のモデルの違いを見ていこう。以下は、カタログモデル(家電量販店などリテール・チャネルで販売されている製品)の3製品の大まかなスペックを表にしたものだ。



一番軽量な製品がUH75/B3で、2色(ピクトブラックとサテンレッド)のうちピクトブラックのほうのモデルが約748g(サテンレッドは+3gの751g)、最上位モデルのUH90/B3の約899gに比べて151gほど軽くなる。

同じモデルなのにナゼこのような差があるのか? その理由はバッテリーの容量だ。UH75/B3は25WhとUH90/B3の50Whに比べ半分になっている。バッテリーは中に液体が入っていて、それが化学反応を起こしながら機器に給電を行なう。その中の液体の量が大きければ大きいほど蓄電量は増えるが、それに比例して重量は増す。つまり、蓄電できる電力量と軽さは相反関係にある。

より平易に言い換えれば、UH75/B3はバッテリーの容量を少なくしたから軽くでき、UH90/B3はバッテリーの容量を大きくしたから若干重たい。JEITA測定法2.0によるバッテリー駆動時間の公称値を確認すると、UH75/B3は約8.3時間、UH90/B3は約17時間となっており、容量の通りほぼ倍の駆動時間となっている。個人的にはJEITA測定法2.0の50-60%が実利用時間と考えているので、前者は4~5時間、後者は8~10時間程度バッテリー駆動で利用できる計算になる。

UH75/B3はバッテリー駆動時間はそこそこでいいので、とにかく軽量なPCが欲しい人、UH90/B3はしっかりと半日は使えるバッテリー駆動時間を実現し、そこそこの軽さを実現したPCが欲しい人向けということになる。

MacBook Proに比べiPad Pro 1台ぶんほど軽い

今回レビューしたのは、UH90/B3。50Whのバッテリーを内蔵しており、重量約899g。同じ50Whを搭載した他社製ノートPCの多くは重量1kgを超えているので、こちらのモデルでもその軽量さは際立っている。例えば同じ13.3型ディスプレーを搭載したAppleのMacBook Pro(TouchBar有り)は49.2Whとバッテリー容量もほぼ同じだが、重量は約1.37kgでUH90/B3より約471gほど重たい。471gというと、iPad Pro 10.5インチのWi-Fiモデルが約469gなので、両方を持ち歩いてもMacBook Proと同じ重さだ。


※天板部

実際にOfficeなどをインストールして利用してみたが、1日カンファレンスでメモ取り(OneNoteで録音しながら、取材メモの作成)に使ってみたところ、途中1時間の休憩を挟んで前後4時間の合計8時間使っても、まだバッテリーは約20%残っている状態だった。


※付属のACアダプター


※ACアダプターの重量は実測で199g

充電に関しては、付属のACアダプター(コード込みで約199g)で充電できるほか、USB PDに対応した汎用のUSB Type-C ACアダプターでも充電可能だ。USB Type-C端子は本体の左側面にあり、ほかにUSB Standard-A端子が左右に1基ずつ、HDMI端子、SDカードスロット、イーサネットポート(懐かしい"XJACK"型ポート)などが用意されている。


※本体左側面。左からAC、HDMI、USB Type-C(USB PD対応、TB未対応)、USB Standard-A、イヤホン端子


※右側面。左からSDカード、USB Standard-A、イーサネット、ケンジントンロック用ホール


※イーサネットは昔懐かしXJACK方式。引き出してケーブルを挿す

USB Type-CのACアダプターで充電するには、USB Type-CのACアダプター自体が大容量出力が可能なものである必要がある。試しに45W(20V/2.5A)まで出力が可能なEnegearのUSB Type-CのACアダプターで充電を試みたが、充電されなかった。61Wの出力が可能なApple 61W USB-C電源アダプター(MNF72J/A)、87Wの出力が可能なApple 87W USB-C電源アダプター(MNF82J/A)では充電できた。

基本的なスペックはCPUがクアッドコアの第8世代Core i7-8550U、メモリー 8GB(増設不可)、ストレージ 256GBとなっている。メモリーやストレージは標準的なスペックでハイエンドとは呼べないが、一般的な用途であれば十分だろう。ひと昔前ならクアッドコアのCPUを搭載したノートPC=ゲーミングPCみたいな感じで、とてもポータブルとはいえない製品ばっかりだったことを考えると、性能重視のユーザーには嬉しいところ。


※CPUは第8世代Coreプロセッサー、クアッドコアで前世代に比べ約40%の性能アップ


※本体底面のCPUファン

ただ、満足できる性能の代わりにひとつ難点を言うとすると、CPUファンが低音ノイズが混じった感じで気になった。今どきのノートPCでは「シャー」という、あまり耳障りではない高音ノイズを発生し不快感を抑える製品が多いが、本製品の場合はCPUをフルロードすると「ブーン」という低音ノイズが発生する。CPUにフルに負荷をかけなければ音は気にならないので、さほど問題ではないと思うが。

カスタムモデルに「かな表記なし」キーボード

現行世代のLIFEBOOK UHシリーズは、リリース当初の世代に比べてキーボードに大幅に手が入れられており、より使いやすいキーボードに進化している。


※店頭モデルにはかな表記があるが、カスタムメイドモデルではかな表記なしも選べる

配列などに大きな違いはないが、キーストロークに改善が加えられており、打鍵感は良好。現代のモバイルノートPCは薄型化の方向にあるため、ストロークの確保は困難になっている。各メーカーとも、その少ないストロークで、ユーザーがキーボードを打鍵した際に心地よく感じるよう、調整に心血を注いでいる状況だ。LIFEBOOK UHシリーズも同様で、キーストロークは約1.5mmだが、キーの重さを2段階に調整することで「確実に押した」という感覚が指に伝わるようになっており、軽快な入力が可能になっている。また、キートップそのものも、やや窪みを持たせ、指にフィットするようになっており、気持ちよく入力できる。

カタログモデルにはないが、カスタムメイドモデルではキーボードに「かな表記」(かな入力時に使う五十音表記)がない「日本語配列かな表記なしキーボード」も選択可能になっている。ローマ字入力のユーザーにとって「かな表記」は無意味なので、よりスッキリとしたデザインを好む人向けだ。


※タッチパッド

キーボードへのこだわりは凄まじいが、タッチパッドに関してはやや不満を感じる。最近の主流は面積の広いタッチパッドだが、本製品の場合、独立したクリックボタンをタッチパッド内に備えているため、パッド部の面積がやや狭い。最近のウィンドウズPCでは、マイクロソフトが定義している高精度タッチパッド(Precision TouchPad)が一般的で、操作感の統一が図られているのだが、本製品に利用されているタッチパッドは高精度タッチパッドではない。ほかのPCで高精度タッチパッドに慣れてしまった人は、違和感を感じるかもしれない。とはいえ、高精度タッチパッドにある一部の機能(2本指でスクロールなど)は、タッチパッドメーカーのユーティリティーにより実装されているので、ある程度調節すれば違和感は減らすことができるだろう。


※指紋センサー

紋認証センサーも備え、Windows 10の標準機能であるWindows Helloを利用し、ウィンドウズへのログオンや本人認証に指紋を利用できる。

ポイントはやはり軽量さ

LIFEBOOK UHシリーズはバッテリー駆動4~5時間で750g弱の軽量モデルと、駆動時間8~10時間程度の900gを切る2つの方向性でリリースされ、今回は後者を使ってみたが、CPUに最新のクアッドコア 第8世代Coreプロセッサーを採用していることもあり、非常に快適に利用できた。メモリー 8GB、ストレージ 256GBと一般的な用途には十分すぎる性能だ。とにかく軽量なノートPCが欲しければUH75/B3を、そこそこ軽量でバッテリー駆動時間にもこだわりたいという方はUH90/B3をオススメしたい。


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