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ワコムが23.6型液タブCintiq Pro 24発表。単体映像入力を搭載し汎用性向上、合体式PC(!!)も用意

Pro 16ユーザー向けに次世代Wacom Linkを開発中とのコメントも

橋本 新義 (Shingi Hashimoto)
2018年2月27日, 午後02:00 in PenTablet
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グラフィックス用タブレットの大手であるワコムが、23.6インチ4K液晶タブレットの新モデル『Wacom Cintiq Pro 24』シリーズと、同機に合体可能なモジュール型PC『Wacom Cintiq Pro Engine』を発表しました。32インチのCintiq Pro 32と合わせて2017年7月に予告されていたモデルが、いよいよ登場します。

Pro 24は2モデル構成。タッチパネル非対応のベーシックモデル『Cintiq Pro(シンティーク・プロ)24 ペンモデル』の発売は3月29日、同社直販での価格は25万7040円(税込)。タッチ対応の上位機『Cintiq Pro 24』は5月発売予定で、31万1040円(同)。
なおPro 32に関しても「年内発売予定」とのアナウンスがあり、発表会では試作機展示がありました。

Gallery: ワコム Cintiq Pro 24&32&Pro Engine | 33 Photos

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Pro 24の特徴としては、Cintiq Pro 13と16で導入された、広色域液晶パネルや視差を減少させつつ遅延を前世代モデルより低減したタブレット部、本体のスリム化といった評価の高い点を継承しつつ、4K解像度の24型画面によりさらに広い色域(Adobe RGBカバー率99%)の表示を可能にした点。

使い勝手の点でも、映像入力端子を大幅に増加しPCとの接続柔軟性を高め、さらにCintiq Pro Engineと合体可能なスペースを設けるなど、ユニークな機能も備えます。





ディスプレイ入力端子に関しては、本体側にDisplayPortとHDMI 2.0を搭載。USBタイプC(経由のDisplayPort)と合わせ、3タイプ3系統の入力が可能となるため、汎用性が大きく広がりました。



なお発表会で配布された資料の製品仕様には、注釈として「※一般的な映像信号に対応。様々な環境で利用ができます」との一文も記載されています。

なぜこうした表記になっているのかは、Pro 16(同シリーズの16インチ4Kモデル)で、映像入力端子をUSBタイプCのみに限定したため。
同機には単体DisplayPort端子などから信号を変換するユニット『Wacom Link』が付属していたものの、様々な事情からこれを通すと4K解像度での表示は非対応となった(=本体側にUSBタイプC映像兼用出力のあるPCでしか4K表示はサポートされない)ため、クリエイターの間で話題となったのです(詳細は下記記事を参照ください)。


さらにUSBハブ機能としてUSB 3.0×4基も搭載。本体の左右に2ポートずつ装備しているため、USB対応機器などの接続の取り回しが良くなります。
なお、この4ポートはUSBタイプCで接続した場合経由でも使えますが、その場合は「映像兼用(DisplayPort オルタネートモード)での接続となることから、USB 2.0相当の速度となる」との注釈があります。



もちろん、Cintiq Proシリーズに共通する、8192段階筆圧検知、高精度、低遅延、そして低いオン加重(=力を加えていない状態でも入力を検知できる)が特徴の専用ペン『Wacom Pro Pen 2』やフルフラットかつガラス張りの表面、内蔵スタンド、脱着可能なサブコントローラー『ExpressKey Remote』といった特徴は継承します。

とくに遅延の低減に関しては、社内評価でPro 16よりも低くなっている、とのコメントもありました。





さて、発表会場でもう一つ大きな話題となったのが、Pro 24、およびPro 32に合体可能なワコム謹製モジュールタイプPC『Wacom Cintiq Pro Engine』です。
発売日は3月29日。グレードによって2モデルが用意され、基本となるCore i5モデル『Cintiq Pro Engine i5』はWeb直販で31万1040円、上位のXeonモデルは39万7440円となります。



PCとしては正直なところかなり高価ですが、これはCintiq Proユーザーに向け、いわゆるPCワークステーションクラスの性能を、比較的小型な本体に収めた点などから。なお上写真は取り外した状態の本体で、重量バランスさえに気をつければ、タブレット的に片手で支えられます。



とくに重要となるGPUにはNVIDIAが発表したばかりのワークステーション向けモデル『Quadro P3200』+6GBビデオメモリを採用。
そのほかもCPUは両モデルとも物理4コア/TDP 45W版を搭載。RAMはi5版が16GB、Xeon版では32GB。ストレージはPCI Express接続でi5版256GB、Xeon版512GBと、かなりの重装備となっています。RAMとSSDの増設にも対応します。





合体機構は、Pro 24/32の裏蓋内に設けられた空きスペースを活用します。固定は左右のスライドレーンとロック機構によって行われ、脱着も(本体さえ裏返せればですが)難度は高くありません。

作業中のユーザー視点から見るとPC本体をまるまる裏に隠せるため、作業場所の取り回しや見た目がすっきりする点がメリットです。合わせてタブレット側の電源はEngine側を経由して給電可能なため、配線もシンプルにできます。



なお専用オプションとしては、設置用の角度変更スタンド『Wacom Ergo Stand』も公開。発表会での展示はありませんでしたが、大きな特徴としてユーザーからの要望が多かった画面回転に対応した点をアピール。角度によっては完全に立てる(いわゆるポートレート表示)も可能とのこと。

そして動かす際のスムーズさと、固定した状態での剛性の両立は、前シリーズで評価の高かった『Cintiq Ergo Stand』以上を目指したとのコメントも出ました。





さて発表会場では、実際にPro 24とPro 32も試せましたが、まず印象的だったのはPro 32での「32インチが手元にある」圧倒的な大きさ。思わず、かの「デカいッ 説明不要!!」のセリフが脳内に浮かぶほどの説得力があります。



対して24は解像度と大きさのバランスが良く(といっても24インチでも十分に大きいのですが)、4K解像度と合わせてちょうど良いバランス感が魅力。コストを抜きにすればProシリーズで一番人気となるのでは? とも思えました。


以下余談。筆者が絶好の機会とばかりに、ワコムの開発担当者に「そもそもなぜPro 16では本体側端子がUSBタイプCのみで、今回増えたのか、またPro 16の4Kをもっと活用できるWacom Link後継などの予定はないか」と会場で尋ねたところ、以下のような回答がいただけました。とくに最後は、Pro 16を検討している方には注目できる情報かと思います。

「Pro 16でUSBタイプCのみとしたのは、ノートPCと組み合わせたポータブル用途も考え、本体サイズを最小限にしたかったため。Pro 24と32では本体サイズの制約がないので、DisplayPortやHDMI端子も搭載した。またPro 16の4K表示に関しては、ユーザーから要望もあり私たちも改善すべきところと考えている。Wacom Linkに関しては、時期などはまだ発表できないが、後継機を開発中です

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