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SpaceX、2019年前半にも巨大ロケット「BFR」初の打上げ試験を計画中。イーロン・マスクがSXSWで語る

ガソバレ

Munenori Taniguchi
2018年3月12日, 午後04:40 in Space
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テキサス州オースティンで開催中のイベントSXSWにイーロン・マスクSpaceX CEOが登場し、火星を目指すことも想定した巨大ロケットBFR」によるごく短い時間の"上昇/下降"テストを2019年にも実施すると発言しました。ただ、イーロン・マスクの語る計画にはたいてい遅れが生じるため、今回もかなり楽観的にみたタイムスケジュールと言えるかも知れません。

ただ、2022年にBFRを使った火星への物資輸送ミッションを計画するイーロン・マスクにとって、このテスト飛行はあまり遅れても良いスケジュールではありません。

BFRは今年はじめにテスト打ち上げを成功させたばかりのFalcon Heavyの後を継ぐロケットと考えられており、現在の設計情報では37基のRaptorエンジンを備える予定(ブースター用31基、宇宙機用6基)。その合計推進力は、米国最大のロケットだったサターンV型の2倍に達します。

Falcon 9、Falcon Heavyと同様に、BFRもまたこのロケットブースターの再利用を見据えた設計を採用しています。火星への有人ミッションは究極の目標ではあるものの、BFRはそれだけでなく月への往還、そして国際宇宙ステーション(ISS)への補給ミッションも想定して開発が進められています。ロケットとしてはFalcon Heavyの5倍、150トンのペイロードをISSのいる地球低軌道へ送り届けられるようになっています。(Falcon Heavy は低軌道へ54トン)。

たしかに「あと1年ほどで初の打ち上げ試験を実施する」というイーロン・マスクの計画はかなり楽観的かも知れません。月や火星を目指すというのはNASAにとってもかなりの準備が必要なことであり、人工衛星の打ち上げとは比較にならないほどの予算と技術力、サポート体制が必要になるはずです。Falcon Heavyの打ち上げも、当初は2013年の予定でしたが様々な要因によって2018年にまでずれ込みました。

BFRの全長は約107mもあり、これはサターンV型の約110mに匹敵する大きさ。すでにFalon Heavyを経験したSpaceXにとってもまったく未知の領域です。数年前に比べれば、ロケットブースターの回収やFalcon Heavyの打ち上げなどからたくさんの経験を吸収しまた積み上げてきたSpaceXですが、彼らにとってもBFR打ち上げまでには、まだまだ学ばなければならないことがたくさんあるはずです。

とはいえ、あまりワクワクすることがないこの時代、我々としてはイーロン・マスクの計画が予定どおり進むことを願いつつ、すこしでも早い時期に閃光とともに雲間に突っ込んでいく巨大ロケットを見てみたいものです。






蛇足。記事にはまったく関係ありませんが、SXSWの壇上での一コマ。

「あなたにインスパイアされる人は大勢いると思いますが、あなたは誰にインスパイアされていますか?」との質問にイーロン・マスクは次のように即答しました。

カニエ・ウェスト

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