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新iPadを速攻レビュー。「Pro」と大差ないPencilの書き心地:週刊モバイル通信 石野純也

これは売れ筋になりそう

石野純也 (Junya Ishino)
2018年3月28日, 午前11:20 in apple
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アップルが3月27日(現地時間)に発表した端末は、教育市場をターゲットにした、低価格のApple Pencil対応iPadでした。その実機を早速借りることができたので、手短にはなりますが、ファーストインプレッションをお届けします。

●Apple Pencilに対応した9.7インチの新iPad

筆者は普段、10.5インチのiPad Proを利用しているため、箱から出した瞬間、どこか懐かしさのようなものを感じました。iPad Proがまだ9.7インチだったころのようにディスプレイの周りにはベゼルもあり、厚さも7.5mmあるため、6.1mmの10.5インチ版iPad Proと比べると、手に取ったときにやや重厚感があります。


▲背面。セルラーのアンテナは細い線ではなく、かつてのiPadのように黒いパーツが上部に置かれる形に






▲7.5mmとiPad Proよりやや厚い。厚みは2017年モデルと同じで、底面にはステレオスピーカーを搭載

ただし、手元にあるWi-Fi+セルラー版は478gと、重さはiPad Proのそれとほぼ同じ。重厚感というのはあくまで視覚的なイメージで、逆に見た目よりは軽く感じるのも事実です。教育向けをうたう新しいiPadですが、この重さならカバンの中に入れて持ち運んでも、体の負担にはならないでしょう。

3万7800円(税別)からと、iPad Proと比べると割安な価格のため、廉価版のイメージがありますが、必要な機能がしっかり吟味されて搭載されている印象があります。最大の売りであるApple Pencil対応もその1つで、実際、文字を書いてみましたが、スムーズさはiPad Proと比べても遜色ありません。ディスプレイのリフレッシュレートが120Hzではありませんが、Apple Pencilは追従性が高く、レスポンスも速いため、メモなどでは大きな差は感じられないのが実情です。


▲Apple Pencil対応で、スムーズな手書きが可能になった

対iPad Pro比で本体価格が下がったため、Apple Pencilの1万800円という価格が相対的に割高に見えてしまいますが、アップルは周辺機器を拡大する方法で、これを解決しました。Logitechの発表した「クレヨン」がそれで、価格はApple Pencilのおよそ半額です。

クレヨンという名称ではありますが、Apple PencilからBluetoothのペアリング機能をなくしたものというのがその実態。結果として筆圧は検知できなくなっていますが、追従性などはApple Pencil同等です。発表会会場で試した限りでは、メモ程度であれば、これで十分といった印象でした。


▲Logitechのクレヨン(上)。Bluetooth接続機能はないが、字を書くならこれでも十分

チップセットにA10 Fusionを採用しているため、ヘビーなアプリもぐりぐりと動きます。さすがに「A10X Fusion」を搭載した最新のiPad Proと比べると見劣りはしますが、「A10 Fusion」を採用しているため、昨年発売されたiPadからはCPU性能で40%、GPU性能で50%ほどの高速化を果たしています。

あくまで参考値ではありますが、Geekbenchのスコアも、CPUに関しては、シングルコアだと10.5インチ版のiPad Proと大きく変わりません。AR機能を活用したアプリがスムーズに動いたり、4K動画の編集ができたりといった点が売りとしてうたわれているのは、そのためです。教育市場をターゲットに発表されたiPadですが、ゲームを楽しむにも十分なスペックといえるでしょう。コストがここまで安いことを考えると、このパフォーマンスの高さは魅力です。


▲CPUスコアなら最新チップと比べて遜色ない「A10 Fusion」

●必要な機能を吟味して、上手に取捨選択

もちろん、iPad Proそのままというわけではなく、お値段相応の部分もあります。たとえばSmart Keyboardを装着できなかったり、ディスプレイの色域もP3に非対応で、なおかつTrue Toneも利用できないなど、削られている部分は多々あります。カメラも800万画素です。また、Apple SIMが組み込み型ではなく、以前のように、プラスチックタイプのSIMカードを装着するスタイルになっているところからも、コストダウンの努力の跡が見え隠れします。


▲P3やHDRには非対応で、色味を補正するTrue Toneにも対応しない


▲Apple SIMを利用するには、プラスチックタイプのSIMカードを挿入する必要がある

一方で、これらの機能やスペックが、過剰だと感じていた人もいるでしょう。正直なところ、映像の美しさはこのサイズであれば、ある程度犠牲にしても問題ない人が多そうですし、キーボードの必要性も人によってまちまちです。どうしても必要であれば、Bluetoothでサードパーティ製のキーボードを接続するという手もあります。その意味で、新しいiPadは、タブレットに必要な機能を吟味して、上手に取捨選択したといえるでしょう。

アップルは、発表会で主に学生や生徒をフィーチャーした機能を紹介していましたが、利用者の幅は非常に広そうです。iPad Proほどの機能はいらないが、最新のアプリがしかり使えるiPadがほしいという人にとっても、新しいiPadは魅力的に見えるはずです。あくまでファーストインプレッションとしての感想ですが、直球ど真ん中のモデルとして、売れ筋になりそうな予感がします。

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