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ファーウェイP20発表会レポ。「モバイルフォトのブレークスルー」と語る理由とは

Pシリーズ新モデルらしく、大半の時間はカメラに関する解説に

小山安博(Yasuhiro Koyama)
2018年3月28日, 午後12:15 in huawei
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Huaweiが3月27日(現地時間)、フランス・パリで発表会を開催して「HUAWEI P20」「HUAWEI P20 Pro」「HUAWEI Mate RS」の3つのスマートフォンを発表しました。フラッグシップスマートフォンであるPシリーズの最新モデルと、Porsche DesignによるMateシリーズの新モデルとなります。

欧州での発売は、P20が27日から、P20 Proが4月6日から、Mate RSが4月12日からとなっています。
価格はP20のメモリ4GB+ストレージ128GBが649ユーロ、P20 Proの6GB+128GBが899ユーロ。Mate RSの6GB+256GBが1695ユーロ、6GB+512GBが2095ユーロとなっています。

Gallery: HUAWEI P20 発表会 | 66 Photos

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▲P20の発売日と価格


▲P20 Proの価格と発売日


▲Mate RSの価格と発売日


▲同時に発表されたアクセサリー

欧州以外の販売国に関しての発表はありませんでしたが、現地にいた日本・韓国リージョンのプレジデントである呉波氏は、「P20シリーズを日本でも発売する」とコメントしています。ただP20とP20 Proのどちらが、いつごろ発売されるかは明らかにされませんでした。

HUAWEI Pシリーズは、Mateシリーズと並ぶ同社のフラッグシップスマートフォンで、Consumer Business GroupのCEOであるRichard Yu氏(タイトル写真参照)は「美しいデザインを備えたベストカメラ」とアピールします。特に2016年にドイツの名門カメラメーカーLeicaと協業した「HUAWEI P9」以降は、カメラ機能に定評があります。

最新モデルのP20/P20 Proでは、「AIによる匠の写真(Master Photography Powered by AI」というキャッチフレーズで、人工知能を活用したさらなる高画質を実現とアピールします。

目指したのは、プロ向けカメラ並みの画質を備えつつほかのスマートフォンよりも使いやすいカメラだ、とYu氏。その中で、P20 Proはモバイル写真のブレークスルーを実現した「ベスト・オブ・ベストだ」と胸を張ります。


▲Huaweiがスマートフォンカメラで目指す方向性

それを実現したのが、3つのカメラ「トリプルカメラ」です。最近はデュアルカメラのスマートフォンが一般的ですが、P20 Proは、望遠レンズを搭載したカメラモジュールと広角のメイン用モジュールの2つに、モノクロ用モジュールを組み合わせた3つのカメラを活用します。


▲P20 Proは3つのレンズを搭載。右から望遠カメラ、レーザーAF受発光部、メインカメラ、モノクロカメラ、色温度センサー、フラッシュと並んでいます


▲メインは4000万画素。望遠側は800万画素、モノクロセンサーは2000万画素となっています


メインカメラは35mm判換算時27mmの広角レンズを搭載。画素数は4000万と精細で、さらに撮影時は2000万画素のモノクロセンサーで解像感を追加するという、従来通りの手法でさらに画質を高めています。
望遠側は約3倍となる同80mmのレンズで、センサーの画素数は800万画素。こちらもモノクロセンサーと組み合わせています。


▲センサーサイズも大型化。とくにP20 Proは1/1.7インチセンサーを搭載しています


センサーサイズは1/1.7インチとスマートフォンカメラとしては最大となる大型センサーを採用。これはSamsungのGalaxy S9+より125%大きく、iPhone Xより170%大きいそうです。

最高ISO感度はISO102400。これは今後OTAによるアップデートでの対応になるようですが、これはキヤノンのデジタル一眼レフカメラ「EOS 5D Mark IV」の最高ISO感度と同じで、フルサイズセンサーを搭載した一眼レフカメラと同等という点を強調します。これによって、1ルクスという暗所でも、フラッシュを使わず被写体を明るく撮影できるとしています。

▲このクラスのISO感度になると、暗闇に近い照度でも撮影できるようになります


▲暗所や逆光でのポートレートでも威力を発揮


カメラを切り替えることで、光学倍率は約3倍になり、さらに中央切り出しによる5倍ズーム(これをハイブリッドズームと称します)、デジタルでさらに2倍ズームした10倍ズームまで対応。一般的な望遠モジュールは焦点距離2倍が多い中、3倍という点をメリットとしてあげています。

▲レンズ切り替えやハイブリッドズームに加え、デジタルズームの画質も向上させたとしています


▲5倍ズームの画質を他社と比較


▲10倍ズームしたときの画質も他社に比べて高画質だとしています


AFは従来通り位相差AFやレーザーAFなどを組み合わせたものですが、新しいレーザーを採用したことで、レーザーAFの範囲が1.2mから2.4mに倍増しています。これに加え、動体予測によって動く被写体にピントを合わせる「4D予測フォーカス」機能も搭載しました。

動体検知とシャッタータイムラグがない点を生かしてシャッターチャンスを逃さずに撮影できるとしています。さらに、画面オフの状態からのカメラ起動も高速化。ボリュームダウンキーの2度押しにて0.3秒で起動します。

▲動く被写体を撮影する場合に問題になるシャッタータイムラグをゼロに。カメラの起動も高速化してシャッターチャンスを逃しづらくなっています


肝心のAI機能では、従来のようにシーン認識機能を備えていますが、これが19カテゴリ500以上のシーンに対応しました。さらに新しいのがAIを使った手ブレ補正機能である「HUAWEI AIS(AI Image Stabilization)」です。

これは、従来は三脚が必要な長秒時撮影を手持ちで可能にする機能で、「夜間モード」で動作します。複数枚の写真を撮って合成することで、手ブレしないシャッタースピードで撮影しつつ、暗いシーンでも明るく撮影することができる機能です。同様の機能はソニーのデジタルカメラなどにも搭載されていますが、これをAIと機械学習によって実現したというのがHUAWEI AISです。

▲他社スマートフォンでは撮影できないような夜景が、手持ちで撮影できます


▲5.3秒の長時間シャッターも手持ちで撮影できるとアピール

▲こちらは三脚を使った撮影ですが、この場合はさらなる長時間シャッター撮影も可能です


その効果は抜群です。AIによって「4秒相当の露出時間の明るさ」になるように撮影されるのですが、それを手持ちで手ブレせずに撮影できるのです。

三脚を使った場合、さらに60秒近い長時間の露出が可能なので、星空や暗所も美しく撮影できるとアピールするYu氏。動画の手ブレ補正もiPhone Xよりも強力だとして、他社を上回る性能を強調します。



▲ちなみに、こちらはRichard Yu氏が撮影した画像だそうです


カメラの画質評価を行っているDxO Mark Mobileの評価では、P20 Proは総合109、静止画114、動画98という評価で、他社を大きく上回っています。ちなみにP20はそれぞれ102、107、94、iPhone Xは97、101、89、Galaxy S9+は99、104、91でした。


▲DxO Mark Mobileの評価


一方無印のP20は、カメラこそ2つのデュアルカメラとなり、1200万画素のカラーセンサーと2000万画素のモノクロセンサーを組み合わせる従来通りの仕組みですが、画素数を抑えたことでピクセルサイズ(画素ピッチ)は1.55μmと他社より大きく、暗所での画質に自信を見せます。


▲P20は2つのカメラを搭載。ピクセルサイズが大きい点をアピール


▲そのためP20も、ライバル機に比べて夜景に強いとしています


▲セルフィーでは顔を3Dで認識してより画質を高める


▲逆光での描写も他社より優れているとアピール

どちらのモデルも、インカメラは2400万画素と高解像度化しており、人の顔を3Dで検出して適切な画像処理を行う機能や、ライティングをシミュレートする「3Dポートレートライティング」機能などを搭載。セルフィー画質も力を入れたようです。


▲ライティングを当てたような効果を実現するポートレートライティング。どこかで見た機能ではあります

カメラ機能以外としては、チップセットとしてKirin 970を搭載。AIに特化したNPUを搭載することで、AI処理を高速に行えるとしています。


▲Kirin 970を搭載


▲大容量バッテリーに加え、Kirin 970やAIによる電力消費管理などでさらに長寿命に


大型バッテリーとインテリジェントな電源管理による長時間寿命、音声通話時のAIによるノイズリダクションなど、AIを生かした機能も搭載。

OSは最新のAndroid 8.1で、ARCoreのサポートやGoogleアシスタントのカスタマイズなど、Googleと密接に協力してOSの最新機能を盛り込んできました。

▲Googleと協力して最新OSなどを搭載


▲デュアル4G、デュアルVoLTEをサポート

DSDSもサポートし、どちらもLTE、VoLTEに対応します。4×4MIMOによって1.2Gbpsのダウンロードスピードも実現しています。


▲P20は5.8インチRGBWディスプレイ。最大輝度は770nit


▲P20 Proは6.1インチOLED

▲「同じ(対角)5.8インチでも、ライバルと比べてディスプレイ面積が広い」という、面白いアピールも


▲P20/P20 Proともに4色展開


▲下部の指紋センサーのエリアが細くなり、よりディスプレイが広く。他社と比べても画面の領域が広い

▲切り欠き(ノッチ)はiPhone Xよりコンパクトに。ただ、iPhone Xとは異なりインカメラとスピーカー程度しか配置されていないので、コンパクトになるのは当然かも


▲他社より薄いボディながら大容量バッテリーを搭載

もう一つのモデルであるPorsche DesignによるMate RSは、デザインはMateシリーズに近いものですが、カメラはトリプルカメラで、P20 Proと同等の機能を搭載。6インチの2K解像度OLEDディスプレイを搭載し、画面上にタッチして指紋認証が行えるインスクリーン指紋センサーを実現しました。

背面の指紋センサーや顔認証と併用し、より快適に生体認証が使えるとしています。10Wのワイヤレス充電、防水といった機能も盛りだくさんとなっています。

▲Mate RS。6インチの2K解像度OLEDディスプレイを搭載

▲宇宙用機材でも使われるクーリング技術を採用した

▲画面をタッチして指紋認証ができるインスクリーン指紋センサーを搭載


▲P20 Proと同じくトリプルカメラを採用


ここでYu氏は、2017年のスマートフォン売り上げは世界3位を維持し、出荷数は1億5300万台と拡大を続けている点をアピール。2017年の研究開発費用は104億ドルで世界6位になるなど、今後もさらなる拡大を目指す姿勢を強調しています。


▲今回の発表に合わせ、HUAWEIロゴもフォントが変更されたものに。上側が旧ロゴ、下が新ロゴ


P20/P20 Proは、「通信機器としてのスマートフォン」という意味では、既存モデルのMate 10 Proと大きな差はありませんが、特にP20 Proのトリプルカメラや夜間モードという新たなカメラ機能を盛り込んでいます。

これまでの経緯や呉波氏のコメントからすれば、Mate RSはともかく、P20とProは日本でも発売が期待できるところ。カメラ機能を重視するユーザーであれば検討する価値がありそうです。



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