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「殺人ロボット」阻止へ、AI研究者らがボイコット。韓国KAISTの兵器開発に抗議

スカイネットがそろそろどこかで生まれているかも

Kiyoshi Tane
2018年4月6日, 午後02:00 in Ai
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Kiyoshi Tane, 19 時間前
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世界の人工知能やロボット工学分野でトップクラスの専門家たち約50人が、韓国の大学・KAIST(韓国科学技術院)の人工知能を活用した兵器研究につき「キラーロボット開発につながる恐れがある」旨を抗議し、協力をボイコットすると公開書簡で宣言しました。

KAISTのシン・ソンチョル学長は直ちに「悲しむべきこと」と述べ、大学が自律兵器システム、つまりキラーロボットを作るつもりはないと表明しています。

事の発端は2018年2月。KAISTと韓国の防衛関連大手企業のハンファシステムと共同で「国防人工知能融合研究センター」設立し、人工知能を組み込んだ国防に関する研究を推進すると発表。

その際、研究の対象はAIベースの意思決定システムや、無人海底車両のためのナビゲーションアルゴリズム、無人航法システムやオブジェクトの追跡および認識技術などを含むとされていました。

これに対してニューサウスウェールズ大学のトビー・ウォルシュ教授など、世界30カ国のAI・ロボット研究者たちは「KAISTのような権威ある機関が、AI兵器を開発することで、軍備競争を加速することは残念」と公開書簡で表明。

さらに研究者グループは、KAISTの学長が「意味ある人間のコントロール下にない自律兵器を開発しない」と確約するまでは、KAISTを訪問したり、KAISTからの訪問者を受け入れたり、KAISTの関わるあらゆる研究プロジェクトに貢献することはないと宣言しました。

これに対してKAISTのシン・ソンチョル学長は「学術機関として、我々は人権と倫理基準を非常に重んじています。KAISTは世界に貢献する研究を進めており、意味のある人間のコントロール下にない自律兵器を含む、人間の尊厳に反する研究活動をしないと再確認します」と回答。

KAIST側が全面的に要求を飲んだかたちですが、今のところボイコットを主導するトビー教授は宣言を撤回していません。

KAISTとAI兵器の共同研究しているハンファシステムは、国際条約で禁止する動きのあるクラスター爆弾の生産に関わっているとされるハンファの子会社です。そうした事情も、より疑念を深めたのかもしれません。

高度に発達したAIや自律ロボット兵器が人類の存亡を脅かす話は、『ターミネーター』や『2001年宇宙の旅』など映画やSF小説の定番です。

drone
昔は絵空事として安心して楽しめたものが、今やAIは碁や将棋で人間を打ち負かすほど発達し、自律飛行もできる無人航空機ドローンも珍しくなくなっています。

2015年には故・ホーキング博士やイーロン・マスクなど著名人や多数の研究者が署名した、人間のコントロールを離れたAI兵器の開発禁止を訴える国連宛の書簡も公開されています。もしかしたら、人類を敵視する『ターミネーター』のスカイネットがどこかで生まれているかも......そんなことがないよう、祈らずにはいられません。

関連キーワード: ai, ArtificialIntelligence, drone, robot, weapons
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