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Steam版『クロノ・トリガー』、原作のドット絵を選択できる機能を配信予定。今後数ヶ月、複数回のアップデートを発表

過去作のリメイクは意外と厄介そう

Kiyoshi Tane
2018年4月8日, 午後05:00 in Chronotrigger
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Kiyoshi Tane, 19 時間前
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スクウェア・エニックスはSteam版『クロノ・トリガー』につき、今後数カ月に渡って複数回のアップデートを実施していくことを発表しました。

1回目のアップデートは4月前半に配信予定とのこと。主な変更点は、現在の「高解像度グラフィック」と、原作版のドット表現を再現した「オリジナルグラフィック」を選択できる機能の実装です。

これは「お客様から多くのご意見」つまり原作ファンから批判を受けていた、高解像度化に伴ったアレンジにまつわる違和感の解消を目指すものと推測されます。

アップデート実施に伴い、現在販売中の特典付き『Limited Edition』の販売期間を2018年4月30日まで延期するとのこと。

原作版『クロノ・トリガー』は、1995年に発売されたスーパーファミコン用のRPG。ストーリー原案は堀井雄二氏(実際のシナリオ統括は加藤正人氏)、キャラクターデザインは鳥山明氏×スーパーバイザーは坂口博信氏ということで、ドラクエ&FFメンバーが関わった"ドリームプロジェクト"として話題になりました。

Steam版はスマホ版を元に、グラフィックスの全面改修や、作曲家・光田康典氏の監修によるサウンドのリマスタリング、UIの最適化といったアップグレードを発表。ニンテンドーDS版で追加されたダンジョンも収録され、「クロノ・トリガーの決定版」となるはずでした。

しかし、Steam版ではまさに「グラフィックスの全面改修」に対するユーザーからの批判が集中。スマホ版からPCのフルHDに移行するにあたって、キャラクターにアンチエイリアスのようなフィルタを掛けた結果ぼやけた感じになり、元のドット絵の魅力が台無しになったとの声もあり。

その一方で、フォントはドット文字から滑らかな現代風とされたため、ゲーム全体の雰囲気から浮いた印象を与えることに。UIもゲームパッドが使用できるものの、元のスマホ版のタッチ操作がところどころ顔を出すために集中できない......といった具合です。

今なお原作人気が高い海外でも、ドット絵に掛けられたフィルターへの違和感に対する批判が盛り上がりを見せていました。プロのゲームクリエイターでありModder(PCゲームのグラフィックなどを改造するModの制作者)としても有名なJed Lang氏もスプライトを書き換え、スーパーファミコン版さながらのドット絵でガッツポーズを取る主人公を披露しています。

メーカー側としては「すでに素材があるスマホ版を元にコストダウン、お手頃価格で提供」かつ「現代なりのアップデート」と二重の意味でサービスしたつもりが、ユーザーからは「大きなお世話」と拒絶された、不幸なすれ違いといったところでしょう。

「スマホ版を元にして(比較的)低価格」とは、どこかで妥協せざるを得ない事情もあるはず。原作のリマスター版をうたいグラフィックは高評価のSteam版『ロマンシング・サガ2』は定価3200円で、『クロノ・トリガー』よりもお高めとなっています。

かつてのファンにとってはドット絵のジャギーに至るまで思い入れがあるため、部分的な改修は反発を招きやすいもの。当時のブラウン管テレビではドット単位まで見えなかったはずですが、過去作のリメイクには「思い出補正」も込みで求められているのかもしれません。

関連キーワード: Chronotrigger, RetroGaming, square-enix, steam
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