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アップル、自社使用電力の100%再生可能エネルギー化を達成。サプライヤー25社も同様の取り組みを約束

ほほう

Munenori Taniguchi
2018年4月10日, 午前05:20 in business
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アップルが、世界にある自社施設で使用する電力を100%再生エネルギー化したと発表しました。さらに100%クリーンエネルギーでの生産を約束したサプライヤーが新たに9社増え、全23社になったとしています。

またアップルは現在、世界で25の再生可能エネルギープロジェクトを実施しており、2017年には286メガワットの太陽光発電が新たに稼働を開始したこと、さらに15の新規プロジェクトを進めているとのこと。

アップルの自社施設とは世界43か国にあるアップル直営店やオフィス、データセンターに加え、アップルとその他の共用施設も含みます。ティム・クックCEOは「私たちの製品に使われている材料、そのリサイクル方法、私たちの施設、そしてサプライヤーとの取引において可能なことの限界を今後も押し広げ、新しい創造的かつ未来志向の再生可能エネルギー源を確立するつもりです」とコメントしました。

再生可能エネルギープロジェクトの中には、屋上に敷き詰めた太陽電池パネルによって17MWもの電力を生み出すアップルの新社屋Apple Parkも当然含まれます。また中国ではすでに485MWにのぼる大規模な風力および太陽光プロジェクトを実施しているほか、ネバダ州でもこれまでの4年間で4件、合計320MW規模の太陽光発電プロジェクトを地元電力会社をともに開発しました。


もちろん日本でもこの取組みは行われており、地元太陽光発電企業や、第二電力株式会社との提携によって300基以上の屋上太陽光発電システムを設置する計画とのこと。

このほかシンガポールやデンマークでもアップルのプロジェクトが実施されており、アップルは2011年以降で全世界の関連施設から排出される温室ガスの量を54%削減したとのこと。

なお、最も電力を消費すると考えられるデータセンターについては、実は2014年以降すでに100%再生可能エネルギーでの稼働を実現しています。


アップルはこうした努力を示すことで、アップル製品のサプライヤーにも再生可能エネルギーへの取り組みを拡大しています。今回発表の9社を含む23のサプライヤーが、再生可能エネルギーでの稼働を約束したことで、アップルは(それが実行されれば)30万台以上の自動車が排気ガスを出さなくなったのと同じ効果を生み出すとしました。

新規9社の中にはiPhone Xが搭載するFaceIDの技術を支える企業であるFinisarや、日本からはプリント基板のソルダーマスク(プリント基板表面の塗装部分)を製造する太陽インキ製造株式会社も名前を連ねています。

アップルは2016年、事業活動に用いる電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを目指す国際企業の取り組み「RE100」への参加を発表しました。もちろんそれまでも独自に再生可能エネルギーの利用は進めていたものの、RE100へ参加することで具体的な目標を提示し、世界に環境負荷低減の必要性、重要性を訴えかけています。

さらに2017年にはソフトバンクの孫正義氏が設立した自然エネルギー財団のシンポジウム「REvision2017」にて、すでに世界のアップルの事業所合計で使う電力の93%が再生可能エネルギーになったことを発表していました。

全世界のエネルギー消費の半分は民間事業が占めると言われるなか、アップルのような大企業が率先して自社電力を100%再生可能エネルギーに置き換えることは、CO2排出の少ない "ロカボ" な世界の実現にも大切なことと言えそうです。

蛇足ですが、4月22日は地球環境を考える日「アースデイ」。例年、この日はアップル直営ストアに掲げられているリンゴの葉っぱ部分が緑色に変わります。

Source: Apple
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