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多くのネトゲ廃人を輩出した「ウルティマオンライン」が基本プレイ無料化:電脳オルタナティヴ

筆者もコレで人生を踏み外しました……

ナックル末吉, @nacklesueyoshi
2018年4月11日, 午後05:30 in Gaming
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今年でサービス開始から21年目を迎える超ロングランな老舗MMORPG「ウルティマオンライン(Ultima Online)が基本プレイ無料制を導入しました。

※MMORPG......Massively Multiplayer Online Role Playing Gameの略で、簡単に言うと多人数で同時に接続して遊ぶオンラインロールプレイングゲームのこと。特徴的なのは自分がログインしていない間も、ゲーム内の時間は進んでおり、他のプレイヤーが行ったことやイベントなどがプレイ時間とは無関係に進行している。

時代に沿うかたちで基本プレイ無料化


▲ウルティマオンライン

ウルティマオンラインは、これまで30日、90日、180日とプレイ期間に応じたプリペイド式(前払い)の課金方法でしたが、今回アップデートされた「エンドレス・ジャーニー(Endless Jourey)」より、基本的なプレイが無料で遊べるようになりました。

これまでの課金方法は、「ゲームタイム(GT)」と呼ばれるコードを購入して、一定期間のプレイができる仕組みでした。しかし、残りの期間がなくなると、俗に言う「GT切れ」となり、ログインが出来なくなる仕様。オンラインゲームが黎明期はこの課金方法になんら疑問もありませんでしたが、続々と登場する基本プレイ無料のタイトルでは、アイテム課金方法を採用して、新規参入者への敷居をさげることで、プレイヤーを増やしていった背景があります。

ウルティマオンラインでも、ゲームが有利に進められる課金アイテムを早々と導入しましたが、基本プレイがプリペイド方式なのは変わらずでした。20年間も守り続けたこの課金方式ですが、他のオンラインゲームやスマホのソーシャルゲームなどの台頭により、プレイヤー数は年々と減少し、ついに今回の措置に至ったワケです。

基本無料に歓喜しているのは古参プレイヤーや引退したネトゲ廃人たち?


現役のプレイヤーならばゲームを余すところなく楽しむために、課金してプレイしているはずです。今回の基本プレイ無料化で、嬉々としてざわついているのは、プレイ歴10年以上の古参プレイヤーや引退した人たちではないでしょうか。20年という歳月は、当時、大学生だったプレイヤーを40代のいい歳した大人にし、ともすれば当時生まれた子供が成人するほどの時間が経過したということになります。

かくいう筆者も、かつてUO(Ultima Oline)にドハマリし、人生を棒に振りそうになった黒歴史があります。俗に言う「ネトゲ廃人」というヤツです。よくネトゲ廃人を指して「現実と仮想の区別がついていない」と言いますが、筆者の場合はそこまでではないにしろ、攻略性がハンパなく、初めてのネトゲということで、どっぷりと浸かってしまいました。また、当時は、同様の廃人プレイヤーが多数プレイしていたため、他人とのコミュニケーションも満たされる雰囲気があり、睡眠時以外はゲームに接続するという日々を送っていた苦い記憶があります。(食事もゲーム画面を眺めながら摂っていましたよ。えぇ)

今回の基本無料化により、既にゲームをやめている、俗に言う「引退者」が「無料ならチラっとログインしてみようかな?」というのはありがちな話です。基本的なプレイシステムは20年前と同等なので、ひとたびログインすれば、UOの世界観に浸れるのは間違いありません。一方、この「20年変わらないシステム」は、新規プレイヤーの参入を阻んでいるのも事実。画面は、ナナメ上空から眺める「クォータービュー」で、グラフィックやマップは基本的に2Dです。3D表示可能な「エンハンスドクライアント」という公式ゲームアプリも存在しますが、超美麗な3Dグラフィックがグリグリと動き回る最新のネトゲには到底およびません。このいにしえのグラフィックとマップシステムが「グラがショボい」との理由で、最新の3Dネトゲと比較され、新規プレイヤーには敬遠される要因となっているのです。

▲ウルティマオンライン エンハンスドクライアントの画面。フィールドはナナメ見下ろし型のクォータービュー

なぜそんなゲームが多くの人たちを熱狂させたのか?


ウルティマオンラインがかつて、大人気を博した理由は大きく分けて3つあると考えます。まず、UOをプレイしたことある人の多くが語る「自由度の高さ」。一般的にRPGというと、「世界を救うために勇者が悪の権化であるラスボスを倒すために旅をする」のが典型でした。

しかし、UOの世界ではラスボスなど存在せず、さらにはモンスターと戦うことすらマストではありません。武器や防具を生産し、他のプレイヤーに販売して生計を立てるのは、他のMMORPGでもある仕様ですが、UOではさらにナナメ上を行きます。武器を生産するための鉱物を自分で採掘したり、防具の材料となる革を得るために、牛などを狩って皮を入手するなどのプレイは至って普通のこと。人のバッグからアイテムを盗むスリや、釣り、料理人、検死官などの職業がシステムとして用意されています。

さらには、言葉巧みに他のプレイヤーを騙して詐欺行為を働く詐欺師や、街角で怪談を披露する稲川淳二さんのモノマネ芸人など、プレイヤーのアイディア次第で無限の遊び方ができるのがUOの自由度の高さを象徴しています。

▲街角に立ち、ひたすら怪談を披露するプレイヤー。キャラクター名もそのまま......

次に、キャラクターの育成はレベル制ではなくスキル制を採用している点。一般的なRPGでは、キャラクターを育成するためにはモンスターを倒すなどして経験値を稼ぎ、レベルアップさせていきますが、UOの場合は、剣術や魔法など多くのスキルを組み合わせてキャラクターに習得させます。このスキルは、個々に上限が定められており、一定値以上は上がらないようになっています。さらには、キャラクターが習得できるスキル値の合計が決まっているので、ある程度キャラクターが育ちきると、それ以上は強くなりません。レベル制のRPGにも最強となるレベルMAX(カンスト)がありますが、スキル制はスキル値の合計が決められているため、必要なスキルを取捨選択することにより最強キャラというものは存在しないことになります。

このスキル制が、早くからゲームを開始したプレイヤーが有利になる「先行者有利」を抑制することになり、新規参入したプレイヤーもしばらくプレイすることで、先行者に追いつくことが可能になっています。レベル制のゲームだと、新規参入したとしても先行者が廃プレイしている限り、追いつくのは至難の業。結局、ゲーム内外で先行者にドヤ顔されたあげく、萎えてゲームをやめてしまう結果になるのがオチです。もちろん、UOも財産やアイテム、ゲームに対する知識など先行者有利は存在しますが、いつまでたっても古参プレイヤーが圧倒的に有利という状況は生まれにくいのがUOのゲームシステムになります。

最後の一つは対人プレイ、俗に言う「PvP」です。これに関しては、個人のプレイスタイルによるところが大きいですが、他のプレイヤーを攻撃することに特化したキャラクターを育成し、戦闘を繰り広げるシステムです。

一口にPvPと言っても、相手も対人戦闘を楽しむためにプレイしている人もいれば、鉱山で鉱物を採掘しているだけの非戦闘キャラクターを一方的に殺す「PK(プレイヤーキラー)」というスタイルもシステムで許容されています。

また、ギルドと呼ばれる集団を複数のプレイヤーで形成し、殺人集団や戦闘集団として他のギルドと戦闘を繰り広げる「団体戦」のようなプレイもPvPの醍醐味の一つです。筆者はこのPvPに魅力を感じ、強いキャラクターを考案したり、強力な武器や防具を入手するために生産やモンスター狩りを日々行っていました。すべては他のプレイヤーに勝つために!

▲PKされた善良な市民の屍が......

筆者がUOをプレイしていた当時は、夕方以降のプライムタイムになると続々と対人プレイヤーがログインし、ゲームのフィールドは死屍累々のカオス状態でした。深夜になり、ゲームを終えたプレイヤーが本日の戦闘の記録として、ブログをしたためることがあるのですが、そこでスクリーンショットを貼りつつ、負かした相手を煽る舌戦もUOを語る上で欠かせない要素の一つでした。まるで、プロレスのマイク合戦のような様相を呈していたと記憶しております。

以上のような魅力たっぷり、攻略のしがいがあるシステムのおかげで、多くの「ネトゲ廃人」を輩出した罪深きゲームがウルティマオンラインなのです。

わが青春のUOをもう一度


ながながと懐古してしまいましたが、そんなUOもプレイヤー数が激減し、あれだけ賑わっていたフィールドも過疎状態に。その理由としては、拡張パッケージが導入されるたびに変更される仕様についていけなくなった、単純に飽きた、知人が引退したなど様々。でも、長年プレイしていれば、自分のリアル環境だって変化します。結婚もすれば子供もできます。赤ちゃんが泣いている横で、ネトゲに熱中するようなことはできないのが大人ってもんです。


▲ゴールデンタイムになるとプレイヤーの数が多すぎて回線が逼迫し動けなくなることも

そうやってプレイヤー数は減少の一途をたどっているUOですが、基本プレイが無料なのであれば、ちょっとだけログインしてみようかな? と思う人も多いはず。かく言う筆者も早速ログインしてみました。


▲アカウント管理サイトで「Endless Journey」が適用されていれば無料プレイが可能

ログイン画面で流れるBGMの時点で懐かしさがパンク寸前。ひとたびフィールドにキャラクターが降り立った際には「ただいま......」と言いそうになりました。ダンジョンや街を駆け巡ってみましたが、ゲームシステムの面白さは相変わらずで、「またハマったらどうしよう」という不安に駆られたのも事実です。

▲早速、モンスターの洗礼を浴びた筆者(UOではキャラクターが死ぬと幽霊の姿となって蘇生してもらえる場所へとダッシュする)

筆者のように、今回の基本プレイ無料化でログインしてみようと思う引退者だけでなく、今までウルティマオンラインをプレイしたことなかった人も「グラがショボい」とか言わずに、気軽にプレイしてみてはいかがでしょうか。

新規プレイヤーはアカウント作成後、2週間の無料プレイ期間が自動的に付加されますが、そのまま続けてプレイするにはゲームタイムで課金するか、アカウント作成後120日が経過しないと、永続的な無料プレイ期間が得られない仕様となっております。また、古いUOアカウントを所有している古参プレイヤーは、UOアカウントをEAアカウントにひも付けすることをお忘れなく。

アカウントの作成や紐付けはコチラ

なお、筆者の記事を各媒体で見かけなくなったとしたら、黒歴史に新たな1ページ追加したものとお察しください......。

【追記(2018年4月12日15時30分)】


▲アカウントを新規作成した状態(「開始日」に注目)。最初から適用されています


新規アカウントでの扱いに関して、著者がウルティマオンラインの新規アカウントを作成してみたところ、新規でも「Endless Journey」が適用されていることが確認できました。

以前の仕様では、新規アカウントは2週間の無料トライアル期間のあとにプレイを継続する場合は課金する必要がありましたが、現在ではアカウントを新規で作成した時点で「Endless Journey」が適用済みになっているため、トライアル期間後も継続して無料プレイが可能と推察できます。

なお新規アカウントは「ステイジアン・アビス」までの拡張パッケージが適用されているので、一部の要素を除き、ウルティマオンラインの世界を存分に楽しめる仕様になっています。



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