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Google、AIと言葉遊びする「セマンティック体験」を一般公開。本との対話と連想落ちゲー「Semantris」

Semantrisのスコア稼ぎアツい

Kiyoshi Tane
2018年4月16日, 午後06:40 in ai
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Googleは自然言語処理研究の一環として、一般ユーザー向けに2つの「セマンティック体験」を公開しました。

一つは「Talk to Books(本との対話)」。文章ないし質問文を入力すると、Google Books(英語のみ)の蔵書を検索して関連のありそうな一節を抜き出してくるサービスです。

もう一つは、ブラウザゲームの「Semantris」。上から落ちてくる単語に関係深いと思える単語を入力して並び替え、次々と単語を消していく『テトリス』のような落ちゲーです。いずれも、コンピュータに意味を機械学習させて検索精度を向上する「セマンティック」技術を応用した言葉遊びとなっています。

セマンティック技術とは文章や情報に意味(セマンティック)を与え、コンピュータが自動的に情報を関連付けて処理するもの。キーワード検索よりもユーザーの意図や「本当に知りたいこと」を理解させて検索の精度向上をめざす概念です。

「Talk to Books」はキーワードマッチングに依存せず、文章や質問文といった自然言語を解釈し、特に関連深そうな一節を書籍から抜粋してくるもの。たとえば「What is fun about computer programming?(プログラミングの何が楽しいの?)」と聞くと下記のように抜書きが表示され、「fun(喜び)」は含まれないが「thrill(スリル)」など近い言葉があるというぐあいです。

Book
Googleの解説によれば、検索エンジンは10億もの会話のサンプルで訓練され、10万冊以上の全文を検索し、意味論的に近いものを探し出してくるとのこと。段落レベルではなく文章単位で機能しているために、本そのものが期待にそぐわないことも十分にありえますが、未知の本との出会いが楽しめるかもしれません。

ブラウザゲームの「Semantris」は、単語やフレーズを入力すると、画面上にある全ての単語が類似性や反義語といった「関連の深さ」でランク付けされ、並び替えられます。「Camera」に他の単語よりも縁深い「Photo」を入力すれば「Camera」が最下段に移動し、下4つの「近い」単語はまとめて消滅。

Semantris

消せば消すほどスコアが加算され、逆に消さずに単語が最上段まで積まれるとゲームオーバーになる仕様は本家『テトリス』と同じです。

セマンティック技術は現在のGoogle検索ですでに実用されており、「ランチ」と入力すればランチを含んだページだけでなく、位置情報を元にランチを実施している店や営業時間などの情報を返す形で使われています。今回の2つのお遊び的試みは、その最先端の成果を披露しているわけです。

「Talk to Books」はまだ英語の書籍のみが対象でハードルは高そうですが、「Semantrist」はbaseballとbatterなど、中高校生レベルの単語で十分に遊べます。ちょっとした空き時間に、ゲーム感覚で英語のボキャブラリを鍛えるのもいいかもしれません。

関連キーワード: ai, deeplearning, gaming, google
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