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セガ『ゲイングランド』がニンテンドースイッチで復活。新SEGA AGESは15作が決定済

いっそ4人プレイの追加を

Ittousai, @Ittousai_ej
2018年4月18日, 午後01:30 in Alexkid
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(Photo by Sea_C via Imgur)

セガがNintendo Switch版『SEGA AGES』と、この夏以降にリリース予定の5タイトルを発表しました。

新SEGA AGESは、ニンテンドー3DSの「セガ3D復刻プロジェクト」を継承する古典ゲームの復刻企画。オリジナルの忠実な再現とともに、現代のゲームとしての遊びやすさ向上や、オリジナルにはなかった要素を加えて登場します。



現時点で発表済みのタイトルは、セガの看板ハリネズミ『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』(メガドライブ、1991年)、今も続く人気RPGシリーズの原点『ファンタシースター』(セガ・マークIII、1987年)、元セガのマスコット王子『アレックスキッドのミラクルワールド』(セガ・マークIII、1986年)、今は亡きテクノソフトの名作横シューティング『サンダーフォースIV』(メガドライブ、1992年)、そして奇妙な戦略アクション『ゲイングランド』(アーケード、1988年)の5本。

なかでも『ゲイングランド』は、オリジナルのアーケード版の忠実な移植(+α)はニンテンドースイッチが初になる珍しいタイトルです。



SEGA AGESといえば、セガサターンの『SEGA AGES VOL.1 宿題がタントアール』(1996年)に始まり、プレイステーション2の『セガエイジス2500』シリーズ、プレイステーション3の『セガエイジス オンライン』と、セガの復刻企画に使われてきたブランド。

ニンテンドー3DSで展開した「セガ3D復刻プロジェクト」や、Xbox 360の「セガクラシックコレクション」など別ブランドも使われてきましたが、ニンテンドースイッチ版はSEGA AGES の名称が復活します。

中身はオリジナルの忠実再現をコアとしつつ、プラスアルファとしてタイトルごとの新規要素を加えるスタイル。セガ3D復刻プロジェクトや、セガエイジス2500シリーズ後期を担当した有限会社エムツーが引き続き開発を担当します。



発表済み5タイトルのうち『サンダーフォースIV』(メガドライブ, 1992年)のみは、サードパーティのテクノソフトが開発販売した作品です。

これは2016年にセガがテクノソフトの過去作品のIPを取得したため。3DS『セガ3D復刻アーカイブス』(2016年)には前作の『サンダーフォースIII』が含まれており、スイッチでの続編はプロジェクトの継続性を示します。新生SEGA AGESでは他のテクノソフト作品の投入も期待したいところです。




1988年にアーケードで発売されたゲイングランドは、固定画面見下ろし型・複数人同時プレイ対応の全方向シューティング的ななにか。

槍を投げる蛮人や魔法騎士から、マシンガンや手榴弾を使う現代の兵士、未来のハイテク兵まで20種の操作キャラクターが用意されており、ステージ途上に配置されたキャラクターを「救出」して手駒を増やしつつ、敵を倒して全40ステージをクリアしてゆく内容です。

個性の違う自機を使い分けて攻略するゲームは当時もめずらしくなく、「見下ろし型で性能の違うキャラクターを使い協力プレイ」としては、アタリ『ガントレット』(1985年)がすでに人気でした。ガントレットの流れを汲んだ国産タイトルとしては、データイースト『ブレイウッド』(1986年)も「個性の違う自機キャラクターを救出で獲得、使い分け」要素を含んでいます(追記参照)。

しかしゲイングランドはシューティングであると同時に、「敵全滅によるクリア」または「制限時間内のキャラクター脱出」という二つの勝利条件のどちらを目指すか、失うリスクを冒しても高性能なキャラクターを前線投入するか、捨て駒の人海戦術で行くかといった判断を迫られる戦略性が魅力。

特に地形の高低差の概念から、高所に攻撃できるキャラクターを失うと攻撃が届かず絶対に倒せない敵が発生してしまい、殲滅戦略から脱出戦略への切り替えをその場で強いられるなど、いつどこで総崩れが始まってもおかしくない、パターンが崩れた際には残された手駒で何とかアドリブ的にクリアを画策するといったドラマチックな展開が自然発生します。

このようにゲーム史的にもユニークな内容から一部では高く評価されたものの、お世辞にもとっつきやすいとはいえないこと、高性能基板の高精細グラフィックを「多数のキャラクターを表示して情報量を増やす」方向に使ったら当時としても地味でチマチマした印象になったこと等から一般的な人気には至らず、保守が難しい特殊な基板もあり、レトロゲームを置くゲームセンターでも稼働が極めて珍しい幻のゲームのひとつとなっています。

家庭用にはメガドライブやPCエンジン CD-ROM、海外ではマスターシステムなど移植はされたものの、高解像度かつ縦画面のオリジナルを当時の家庭用ゲーム機の横画面で再現することは難しく、当時らしい縮小省略アレンジ移植に留まりました。

隠れた名作との声は高く、2004年にはプレイステーション2向けにセガエイジス2500シリーズとして、3Dポリゴン表現でオリジナルの再現+視点変更などの要素を加え、ちょうかっこいいアレンジ楽曲を追加したバージョンが発売されています。こちらもPCやPS4など現行プラットフォーム向けには提供されていません。

(訂正: セガエイジス2500版について、掲載当初「ダウンロード販売もなく入手・プレイのハードルが高い」としましたが、PS3のPS2アーカイブスとして現在もPS Storeで購入できました。お詫びして訂正いたします。まだPS3環境が現役なら、メガドライブなど古い家庭用移植よりはずっとよく出来たバージョンが遊べます。

セガエイジス2500版はポリゴンで作り直して高さ表現の辻褄を合わせ、見下ろし視点の角度を変えられるようになった一方、どの視点を選んでもアーケード版と全く同じにならなかったり、敵消滅アニメーションなどが微妙にストレスフルになっていたり、攻略に影響する細部の差はあります。が、アーケード版の面白さのコア部分はしっかり再現したアレンジです。

また独自の追加要素として、敵配置やキャラクター性能が変わったエクストラモードもあり。おかわり的に楽しめます。S.S.H.こと埼玉最終兵器の担当した楽曲も、派手派手しく激しいアレンジが好みなら大きな魅力です)。


ニンテンドースイッチ版SEGA AGESでのゲイングランド復活は、ゲームとして約14年ぶり(ガラケーアプリ版除く)、オリジナルのアーケード忠実移植という意味では初になります。

独自要素がどのようなものになるかはまだ気が早い話ですが、海外で販売された三人同時プレイバージョンはぜひ遊んでみたいところです。



追記:インタラクションデザインとゲーム史の研究者 福地教授によるゲイングランド解説。個性の違うキャラクターを救出で手に入れ使い分ける要素については、ゲイングランドと同じく『ガントレット』の流れを汲んだデータイースト『ブレイウッド』(1986年)が存在していたとのこと。


海外のコレクターが最近になって発掘したアップライト3人同時プレイ版キャビネットの様子。






こちらは米国でおそらく唯一、つまり世界で唯一 3P筐体ゲイングランドを遊べる状態で提供しているシカゴ Galloping Ghost Arcade より。左右インストパネルも残っています。




「TechCrunch Tokyo 2019」11月14日、15日に開催



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