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Chromebookはいいぞ。ASUS製12.5型「Flip C302CA」使用レポート

これほど使いやすいモバイルPCは初めてです

Kiyoshi Tane
2018年4月30日, 午前06:00 in Chrome
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Kiyoshi Tane, 19 時間前
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たびたび海外ニュースなどで名前は見かけるものの、日本では今ひとつメジャーにならないChromebook。「ChromeってWebブラウザの名前でしょ?Webしか観られないPCって何なの」と誤解混じりで遠巻きに眺めていた人もかなりいるはず。

かくいう筆者もその一人。どんなデバイスなのか把握しないまま「習うより慣れろ」とばかりに買ってみたところ、まぁ使いやすいことに驚き。

その感動をツイートしてみると、RTは900以上で1973件のイイね!をいただき、意外と皆さん興味を持たれてるんじゃないの?との気づきあり。

そんなわけで、筆者が購入したASUSの12.5型「Chromebook Flip C302CA」(2017年9月発売)をほぼ1ヶ月使ってみたレポートをお届けします。

そもそもChromebookってなんなの?

ChromebookとはGoogleがLinuxカーネルを採用して開発した「Chrome OS」を搭載しているノートPC。OS部分が無料で提供され「Webブラウザさえ動けばいい」という割り切り、Intelに限らずスマホなどのARMプロセッサでも快適に利用できるといった事情から、初めは「とにかく安い」ことが強みでした。

2009年にChrome OSが発表されて以来、Chromebook市場は安さなどのメリットを突破口として急成長。前年にはわずか0.2%だった法人市場でのシェアを2014年には約9.6%にまで急伸させ、ノートPCの中でも約21%を占めるまでに。2017年時点では米国内でのK-12(幼稚園から高校まで)教育市場でのシェアはChrome OSが60%近くというレポートも出ています。

なぜ日本でほとんど見かけないの?

原則的に「ユーザーデータはクラウドに置く」仕組みによるところが大きいのではないでしょうか。ファイルなどはGoogle Driveに保存し、ローカルストレージはキャッシュ的な扱いにすぎない。そのため容量を少なく抑えられて低価格に貢献しているわけですが、「使いにくそう」という印象を与えるのに十分でしょう。

それに米国で普及の原動力となった法人および教育市場において、日本がChromebookを採用した例はほとんど聞きません。Chromeブラウザと同様の半自動アップデート機能や、各アプリが「サンドボックス」と呼ばれる制限された環境で動作してウィルスなどの悪影響がシステム全体に及ばないといった「管理しやすさ」が伝わっていない(ないし営業努力の不足)感はあります。

なんで自腹でChromebookを買う気になったの?

一つには先の「教育機関で60%のシェア」というデータを見たこと。「安かろう悪かろう」がiPadなど優れた製品を圧倒してデファクトスタンダードになるわけがない。

もう一つは、フルHDディスプレイの製品がリーズナブルな価格で国内販売されていたから。Chromebookは価格ゆえに1200×800~1366×768に解像度が抑えられているものが多く、「数年前の環境」に今さら戻りたくないよねと。

そうしてカタログを漁って「買わない理由」を探していたところ、運良く(悪く?)フルHDの製品を見つけてしまった。しかもサイズは12.5型で、モバイルPCとしての使いやすさも確保されてるだろうと。

お値段は、国内価格で6万円台前半~7万円程度(税込)。米amazon.comでの456ドル(約5万円)とは価格差はあるものの、送料や日本語キーボードを織り込むと許容できる範囲内です。

さあ「ほしいものリスト」に放り込んでおこう、と某SNSに書き込んでみると「これ使ってるけど手放せないよ」と友人のレスポンスがあり、気がつけばポチってました

キーボードは打ちやすく、設定でキーアサイン変更も可能

プロセッサはCore m3-6Y30で、メモリはLPDDR3-1866で4GB。ストレージはeMMCで64GBと、5万円前後のWindowsタブレットPCではありがちなスペック。

ただし動作が軽いChrome OSにつき、Chromeのサクサク感はMacBook Pro(late 2016)に遜色なく、タブを10枚以上開いても処理落ちの気配はまるでなし。

電源キーを押してから起動までは10秒をらくらくと切る。最近はWindowsやMacもかなり早くなっているが、ぶっちぎりの最速という感じ。

キーボードは5段階(ないしオフ)に明るさが調整できるバックライト付き。打鍵感もとても素晴らしく、長文でも疲れずに書き続けられます。

客観的にどちらがクォリティが高いというわけではありませんが、個人的にはMacBook Proのバタフライ構造はまるで性に合わなかったので、同じストレスを抱えているユーザーには勧めたい心地よさです。
keyboard

キー配置は「a」の横に「CAPS」ではなく「検索キー」、「alt」の横に「ctrl」がある、だいたいWindows PCでおなじみのもの。
keyasign
しかし、キーアサインの変更が恐ろしく便利。特にアプリをインストールする必要はなく、設定項目にズバリ「キーを入れ替える」機能があります。ctrlやalt、エスケープや検索など、使用頻度が高いキーは一通りサポートされていて楽ちんです。

購入するさいの決定打となった画面の見やすさは、明るさもコントラストも、ちょっと正面からズレたときの視野角も満足のいくクォリティ。タッチの反応もとても良好で、アプリ操作もスイスイ。

しばらく気が付かずに使ってましたが、デフォルトの解像度は1536×864なんですね。2400×1350やドットバイドットの1920×1080にも設定できますが、標準が一番使いやすい......フルHDにこだわる必要なかったのかもしれません。

アプリは十分いっぱいある

マイナーなOSという先入観があり、アプリも乏しいのでは......みたいな心配も、すぐに吹っ飛びました。Chrome ウェブストアに行けば、WindowsやMacで使っていたアプリの代替品があるわあるわ。

そもそもChrome上のWebアプリで作業が完結することは多くなっていて、「いつもメインPCでやっていること」はブツが届いたその日にできましたよ。

しかもC302CAではGoogle Playが利用可能、つまりAndroidアプリが使えたりする。全てのChromebookで可能なわけではないですが、ここ1年ばかりに発売された最新機種ではほぼサポート。対象のデバイスについてはこちらをご確認ください。

GooglePlayAndroidアプリの使い勝手は、タッチ対応につき不自由はまるでなし。SlackやTwitterアプリなど、ふだんのスマホでは文字をフリック入力しているものについては、物理キーボードが利用できるために逆に使いやすさがアップ。

標準ではAndroidアプリは小さな縦画面で起動しますが、アプリによっては全画面表示にしたり、ウィンドウのサイズも調整できます。以前は「例外的に調節ができた」ようですが、その後にアップデートがあったのか、現時点では「できないほうが例外」という感触です。

ウィンドウはWindowsやMacのようにドラッグ&ドロップで移動させたり、重ね合わせてもオッケー。「Chromebookだから」という制限や、特別に覚えるべき操作もありません。

アプリ面をまとめると「ChromeアプリとAndroidアプリの主要なものがWindowsやMacの感覚で操作でき、トータルではアプリの選択肢が広がったかも」といったところ。すでにAndroidユーザーなら、購入済みのアプリが流用できて追加コストは節約。「アプリが少なそう、使いにくそう」といった憶測は、いい意味で裏切られました。

電車内での読み書きに絶妙のバランス

さて、実際の運用。ヒンジが360度回転して様々な形態に変形できるものの、よく使うのはスタンダードモード(ノートPC型)とタブレットモード。キーボードをくるっと回してディスプレイと背中合わせのタブレットモードは、磁石によるホールドが意外としっかりしていて、とても安定しています。

デスクワークはスタンダード、電子書籍や雑誌の読書はタブレットを思い描いていたものの、しばらく運用して落ち着いた結論は「どちらもスタンダード」でした。タブレットモードは持ちやすいとはいえ、やはり1.2kg近い重さで手が疲れてしまいます。

Kindleためしにスタンダードで読書してみると、ちょうど「書見台に本を置いて眺めてる」感じでゆったり読める。さらに外出先、電車の中で座って読むときにも、自重のために膝の上で安定して電車の揺れにも影響されにくい。あれ、ぜんぶスタンダードモードでいいんじゃない?

Kindle約30cmという横幅も、「両隣の席に出っ張らず、両腕をコンパクトに畳めば快適にキーが打てる」ギリギリの絶妙さ。いろいろモバイルPCを渡り歩いてきましたが、これほど電車内で仕事がしやすいデバイスには初めて出会いました。

100GB分のGoogle Drive(2年限定)がついてくる

お仕事PCとして常用する上で、気になるのが先にも触れたファイルの扱い。クラウドストレージが強調される反面、ローカルストレージに不安が募っていたわけですが、microSDスロットを装備しているため心配なし。内蔵64GB+microSD128GBを挿しておけば合計192GBも確保できますし、容量を使い切る方が難しいほどです。

Google Driveはシステムに完全統合され、ファイル同期を意識する必要は全くありません。しかも、新品でChromebookを買ったユーザーには、無料で100GB分(2年限定)がプレゼントされる特典もあり。

ただ自動では登録されず、本人が手続しないともらえないトラップ(?)には注意です。詳しくは、Chromebookヘルプを御覧ください。

ほか、DropboxやOneDriveといった他社のクラウドストレージもChromeアプリにより接続でき、ファイルブラウザで普通に扱えます。とはいえ、アクセスが遅かったり、接続が不安定なこともあるので、Google Drive一本にまとめたほうがいいかもしれません。

筐体は全面がシルバーで統一されてルックスはイケメン、高機能がコンパクトにまとまって持ち運びも苦にならないC302CA。約1.2kgの重さは「リュックに入れて一日歩ける」と「膝の上で安定して読み書きできる」を両立する素晴らしいバランスです。

約65000円の価格でこれほどの実用性と満足感を得られる製品は、国内ではちょっと探すのが難しいかもしれません。衝動買いしてよかった!

関連キーワード: chrome, chrome os, chromebook, Gadgets, notebook
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