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リアルタイム・レイトレーシング技術で実現する超リアルなゲームの世界

GDC 2018で新技術が発表されました

Engadget US(翻訳 金井哲夫)
2018年4月30日, 午後03:00 in gaming
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[EngagetUS版より(原文へ)]

長い間、ゲームの世界では、レイトレーシングは聖杯のような存在でした。大変にリアルな照明効果と画像を作り出すこのグラフィック技術によって、ゲームはひとつ上の段階に進化し、完璧に近いリアリズムが実現すると言われ続けてきました。

いつまで経っても水平線の向こうから近づいて来ないレイトレーシングでしたが、GDC( Game Developers Conference:ゲーム開発者会議)2018において、NVIDIAとMicrosoftから、リアルタイム・レイトレーシングを実現させる技術が発表されました。

グラフィック技術の世界では、光の効果を再現する方法で苦労を重ねてきました。ゲームのほとんどはラスター画像を使っています。絵を描くときと同じように、一度に少しずつ、本物に似せてフレームを描いてゆく技術です。レイトレーシングは、現実の光の性質に習い、数百万本という光線をモデリングして、シーンの中でどのように反射するかを計算します。

これは、映画スタジオが特殊効果をリアルに作るときなどに使用している技術です。しかし、映画スタジオは、何十台ものコンピューターが並ぶレンダーファームで、何時間、あるいは何日もかけて、特殊効果を加えたフレームを1枚ずつレンダリングしています。ゲームでは、家庭用の非力なコンピューターでさえ、少なくとも1秒間に30フレームの画像が必要です。これまでの一般的なコンピューターには、レイトレーシングでゲーム画像を表示できるだけの処理能力がありませんでした。

しかし、いい知らせが届きました。GDC 2018で、MicrosoftとNVIDIAが、レイトレーシング・ゲームを実現させる新技術を披露したのです。Microsoftは、DXRという技術を発表しました。これは、Windows版のゲームのほぼすべてに使われているツールセットDirextX 12にソフトウエアによるレイトレーシング機能を追加するためのソフトウエアです。NVIDIAはDXRのサポートを発表したのと同時に、Voltaシリーズのグラフィックカードを使い、ハードウエアでリアルタイム・レイトレーシングを行うための加速化技術も発表しています。AMDもまたDXRのサポートと、Radeon Raysという同社独自のレイトレーシング技術のアップデートを発表しました。

NVIDIAのRTXには、わくわくするような可能性があります。そのひとつにハードウエアによる加速化があります。現在一般に普及しているほとんどのコンピューターでもHD動画の再生などが大変にスムーズになりますが、リアルタイム・レイトレーシングにとって欠かせないものとなるはずです。NVIDIA、Microsoft、Epic Games、Remedy、その他の数社は、リアルタイムでレンダリングされるレイトレーシングを使った、驚くほど高画質なゲーム映像を公開していました。

リアルタイムでレンダリングを行うという映像技術の進歩は、大変に大きなものです。しかし、お気に入りのゲームがレイトレーシング映像になるまでには、いくつかの理由から、まだ少し時間がかかりそうです。

編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

原文著者:Christopher Schodt

関連キーワード: AMD, game, gaming, graphics, microsoft, nvidia, ray tracing, realtime
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