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Google、画像処理とAIを使った安価なVRコントローラ位置追跡システムを開発

将来的にはコントローラも不要に

山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
2018年5月1日, 午後06:30 in vr
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6自由度(DoF)に対応するVRヘッドセットは珍しくなくなってきており、日本でも先日、外部センサを必要とせず6DoFのポジショントラッキングに対応するLenovoのMirage Soloが発表されています。


しかし、Mirage Soloなどのスタンドアロンヘッドセットは、それ自体が6DoF対応でも、コントローラは簡易的なものが多くなっています。このため、コントローラを使った細かな操作はできず、せっかくの没入感が損なわれてしまう恐れもあります。

HTC ViveやOculus RIftなど、外部センサを利用するものではコントローラのマーカーを捉えることで6DoFを実現していますが、外部センサが必要でシステムが複雑化するのが難点です。

Googleはこの問題を解決するため、スタンドアロンのVRのヘッドセットが持つ2つのカメラを利用し、画像処理によりコントローラを認識する方法を研究。その成果を論文で発表しました。

ただカメラで捉えるだけでは、コントローラの向きなどまで把握できません。また、その持ち方によってはコントローラがカメラから認識できないこともあります。このため、ユーザーの手や腕の位置を含む画像を使い「腕がこの状態の場合にコントローラはこの向きにある」といったようにニューラルネットワークを訓練しました。これに使われた画像は約54万7000枚のステレオ画像のペアで、20人のユーザーが様々な照明のもとで13種類の異なる動きを記録したとのことです。



この学習後は、平均33.5mmの誤差範囲でコントローラを認識できるとのこと。また、この仕組みは単一のモバイルCPUを使い30FPSで動作しており、スタンドアロンVRのヘッドセットで十分実用できるものだとしています。

Googleは今後、システムを最適化し、より速く正確なトラッキングを行うことを目指しており、将来的にコントローラ不要のハンドトラッキングにも拡張できると考えているようです。

追加のハードウェアが必要なく、高精度なトラッキングが実現するなら、コスト的にもメリットがあり、とても期待したい技術です。

なお、5月8日から行われる開発者会議 Google I/Oでも、この研究についての詳細が発表されるとのことです。



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