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中国当局がWeChatの削除済みメッセージ収集を認める。運営企業テンセントは履歴保存を否定

米国でZTEやHuawei製品が締め出されてる件とリンクしてます

Kiyoshi Tane
2018年5月1日, 午後03:00 in security
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中国政府当局が先週末、中国で人気の通話チャットアプリWeChatにて削除されたメッセージを収集できる仕組みを持つことを明らかにしたと報じられています。

香港の日刊英字新聞South China Morning Postの記事によると、安徽省の規律検査監督委員会(共産党内の取り締まりが目的)は、「容疑者が削除した一連のメッセージを回収した」とソーシャルメディアに投稿したとのこと。「1月から4月までに、委員会は63人の幹部を処罰した」とされています。

投稿は翌日削除されましたが、同アプリが「中国当局の監視ツールとして利用されているのでは?」といった従来からの推測をより強めたかたちです。

同アプリの運営企業であるテンセントは、この件を受けて「WeChatにはチャットの履歴は(サーバーには)保存されません。ユーザーの携帯電話やPCにのみ保存されているだけです」として、削除済みメッセージを含めた情報収集を否定。「WeChatは、ビッグデータ分析のためにチャット履歴を使用しません」と付け加えています。

ただ、この声明は以前発せられたものの繰り返しでもあります。前回のコメントは、中国の大手自動車会社・吉利汽車の会長が「(テンセントは)毎日、我々のWeChatを見ているに違いない」との発言を受けてのこと。庶民から大企業のトップまで広まっていた疑惑が、また一つ確信に近づいたといえます。

米ロイターによれば、すべての中国のソーシャルメディアのプラットフォームと同様に、WeChatは共産党が「違法」と見なす公的な記事を検閲する義務が化されているとのこと。プライバシーポリシーでも、政府機関、法執行機関または同様の団体からの要請に応じて、ユーザーの情報を保持および開示する必要があると記述されています。

10億人以上ものユーザーがいるとされるWeChatは中国国外でも広く使われていますが、2018年3月にはオーストラリア国防省は職員が同アプリをダウンロードしたり利用することを禁止しました

アプリに限らず、中国製の通信機器が中国政府のスパイ活動に使われているという懸念は特にアメリカでは強いものがあります。米議会は2012年に、ファーウェイとZTEの製品を使わないよう米国企業に勧告。

さらに2018年2月にはFBI、CIA、NSAを含むアメリカの情報機関トップ6人が上院情報委員会で両社のスマートフォンについて証言し、「製品やサービスを利用すべきではない」と警告を発しました

日本では縁遠いように思われる各国の諜報活動ですが、プライバシー情報の流出はいかなる形でも避けたいもの。スマホ選びの際にも「こういう背景がある」との知識を念頭に置いたほうがいいのかもしれません。



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