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新最上位スマホAQUOS R2をシャープが発表。「動画と静止画の2カメラ」で画質を追求、同時撮影も可能に

本体デザインも三辺ナローベゼルに

橋本 新義 (Shingi Hashimoto)
2018年5月8日, 午前11:35 in sharp
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Kiyoshi Tane, 21 時間前
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シャープが6インチ画面のAndroidスマートフォン『AQUOS R2』を発表しました。昨年のAQUOS Rに続く、同社の新たな最上位となるモデルです。発売時期に関しては「2018年夏モデル」とのこと。価格やキャリアに関しては現時点では情報がありません。本体カラーは「プレミアムブラック」「プラチナホワイト」「アクアマリン」「コーラルピンク」「ローズレッド」の5種類。

最大の特徴となるのが、背面デュアルカメラ。しかし用途は他のメーカーとは異なり、「動画用カメラと静止画用カメラ」という構成です。動画用は画角135度(35mm版換算で19mm)の超広角レンズを搭載し、静止画用は約2260万画素と高精細なイメージセンサーを搭載します。

Gallery: シャープ AQUOS R2 | 47 Photos

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動画と静止画のモジュールを独立させたことで、双方で適したチューニングが異なる画角や手ブレ補正、フォーカス(被写体深度)の特性を、それぞれに合わせて追い込む......というのがコンセプトです。これにより、「動画がイメージ通りに撮れない」という悩みを解決し、両方ともに最適な画質で撮影できるスマートフォンを狙います。
また、動画録画中に"最高画素数での"静止画撮影も可能とします。



本体デザインには、AQUOS R compactに続き、三辺ナローベゼルのEDGEST fitデザインを採用。フロントカメラをいわゆるノッチデザインとして配置した設計や、指紋センサーが本体正面・底部側に配置される点などもcompact譲りです。

液晶ディスプレイの解像度はWQHD+(3040×1440:アスペクト比19対9)と高精細で、フレームレート100HzのハイスピードIGZO仕様(従来の120Hzより、数値上は若干下がっています)。Dolby Vision(ドルビービジョン)やHDR 10+などのHDR映像ソースにも対応します。




心臓部となるSoCには、シャープの最上位らしくクアルコムのSnapdragon 845を採用します。RAMは4GB、ストレージは64GBです。バッテリー容量は3130mAh(10のケタまでの表示です)。



さて、先ほどのカメラ部の説明では、動画と静止画の同時撮影に関して「"最高画素数での"静止画撮影」という表記をしました。このあたりは、若干解説が必要でしょう。

実は従来、他社を含めたスマートフォンでも「動画をベースに撮影し、静止画はそこからのコマ切り出しで実現する」タイプとして、同時撮影を実装するモデルはありました(デジタルカメラでも、パナソニックの4K PHOTOや6K PHOTOが有名です)。

しかし、本機はモジュール自体が独立している点を活かし、動画撮影中に静止画を撮影しても、動画レベルではなく、静止画カメラモジュールの最高画素数での撮影が行なえます。これが"最高画素数での"と表記した理由です。

さらに本機には、動画撮影中の静止画保存を自動で行なう『AIライブシャッター』機能も搭載。動画撮影時にバックグラウンドで画像認識を行ない、静止画に適したアングル(被写体が笑顔になった瞬間など)を発見したら自動で撮影します。



合わせて動画側では、SNSに投稿する際に便利な『あとからキャプチャー』機能も用意。これはSNS映えするショートムービーを半自動編集できる、というもの。具体的には、AIライブシャッターが自動撮影したコマの前後数秒の動画を、簡単な操作でショートムービーとして編集できます。



また静止画カメラには、新たなデフォルト撮影モード『AIオート』を搭載します。これは昨今流行を見せつつある「被写体をAIが画像認識し、最適な画質モードで撮影する」というもの。代表的なモードとしては、人物や料理、犬、猫(犬と猫は独立しています)、料理、花、夕景、花火、黒板とホワイトボートといったところ。

さらにQRコード撮影時もAIで判別するため、モード切替が必要なくなったという「目の付け所がシャープ」な便利機能も搭載するのも面白いところです。

インカメラは画角90度の広角仕様。室内セルフィーに便利な背景ぼかし機能も搭載します。



さて、シャープ側がもう一つ注力したのが基本性能に関して。上述したように本機の基幹パーツに関しては、2018年の高級Androidスマホとしてほぼ十分なレベルです(なおRAMが4GBに留まっている点が気になったので質問したところ、消費電力との兼ね合いで判断したため、とのこと)。

とくにCPUとGPU(グラフィックス)の性能に関しては、SoCであるSnapdragon 845の優秀さもあり、現行のAQUOS Rと比べて両方とも約30%アップとアピールします。
が、シャープ側がこれ以上に強く訴えていたのは「実動時にどれだけピーク性能を維持できるか」という観点でした。これは実質的に「放熱設計がどれだけ優秀か」を意味します。

実はこの放熱設計に関しては、AQUOS Rでもユーザーからの評価の高いポイントでしたが、R2ではこれをさらに改良。AQUOS Rに比べてでさえ、放熱性は公称で約2倍、最高性能持続時間は約7倍と謳います。



発表会場に展示されていた、高負荷時の本体をサーモグラフィー撮影した比較動画(右の「従来機種」がAQUOS R)では、R2はピークとなっている(赤い)箇所が狭いだけでなく、全体の温度がより均一化されている点が目立ちます。

解説担当者に詳細を訊ねてみたところ、技術面では、熱拡散シートの材料(組成)や構造の変更により、高速かつ均一な熱拡散を可能としており、また放熱に使う面積も増加させたとのこと。

また発表会場内のデモンストレーションには、重量級ゲーム代表としてバンダイナムコゲームスの『鉄拳』を1時間以上連続動作させた状態で展示していましたが、マップ選択画面など比較的軽い表示ではSoC部付近を触ってもほとんど発熱を感じず、また数分間ゲームプレイをしてみた限りでは、じわじわと温度の上昇が感じられる程度に留まっていました。

Snapdragon 845自体の熱設計の優秀さも手伝っている......という側面はあるでしょうが、確かに特徴として強く推すだけのことはありそうです。





また会場では、内部の部品をスライスしたモデルも用意。
液晶パネルの時点からカメラ部が抉られたフリーフォーム液晶ディスプレイ(なんとこの状態で通電しており、スライドショーを再生していました)や2つのカメラモジュール、3.5mmヘッドホン端子(省略されていません)、そしてマザーボード上に装着された、主要パーツのほとんどを覆う放熱板などが判別できるようになっていました。

スライスモデルは独立したスライドショーを作りましたので、気になる向きはぜひご覧ください。

Gallery: シャープ AQUOS R2 スライスモデル | 10 Photos

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そしてもう一つの柱が、液晶ディスプレイの表示性能、とくに滑らかさです。ここで気になったのが、今回はフレームレートが100Hz、つまり1秒間あたり100コマに減少している点。AQUOS Rをはじめ、従来のハイスピードIGZOモデルは120Hzでした。

このあたりを担当者に質問したところ、応答速度や残像感低減がAQUOS Rに比べて進んだ点や、見た目の滑らかさに関わるアニメーションの動き方などに工夫を凝らすなど、様々な点をAQUOS Rより強化したことで、視認上ではむしろ滑らかさが増しています、との回答でした。



とくに応答速度に関しては、液晶側の駆動回路やタッチパネルのレイテンシ軽減などにより、公称では「AQUOS Rと比較して25%アップ」と、強い自信を見せています。



実際にデモプログラムやChromeで試してみても、フレームレートが下がったという印象はまったくと言っていいほどありませんでした。
解説担当者に話を聞いたところ、そもそも120Hzと100Hzの間の20Hzになると、(100Hzの時点で滑らかに見えるため)体感上ではわかりにくくなる点、そしてタッチパネルや液晶駆動回路など、様々な箇所のレイテンシを減少させた点が効果を発揮しています、とのこと。

なお、フレームレートが下がった理由に関しては、主に消費電力とのバランスを重視したためとのこと。様々なフレームレートで試したところ、バランスが良かったのが100Hzだったとのコメントもありました。



さらにサウンド面では、ドルビーラボラトリーズのオブジェクトオーディオ技術『ドルビーアトモス』に対応。ディスプレイでのHDR技術『ドルビービジョン』との両対応は、スマホとしては世界初になると謳います。

ドルビーアトモスで音声が収録された映像ソースをヘッドホンやイヤホンで聴くと、従来のサラウンドで表現されていた正面と背面に加え、上下方向でも音の定位を表現できるようになります。
なお、本体スピーカーはモノラル。これは無理にステレオにして音質を犠牲にすることを嫌ったためとのこと。



さらに「雑談重視キャラ」な音声アシスタント『エモパー』も新バージョン8.0に。目玉として「普段の通勤経路を自動で推定し、対象となる電車の遅延があると自動通知する」機能を搭載します。

電車が遅れそうな時には、何もしなくてもエモパーが告知してくれるというこの機能。ポイントとなる通勤電車の自動推定ですが、これは通勤中の各種センサーからの情報や位置情報により、1週間程度で推定が完了するとのこと(もちろん手動入力や編集も可能です)。



なお"ユーザーに向いてくれる充電クレードル"こと『ロボクル』への対応も、AQUOS Rから継承。ハードウェア面での変更はないため、初代Rと共用できます。

このようにAQUOS R2は「目の付け所がシャープ」な背面デュアルカメラにはじまり、基幹パーツから本体デザインまで、すべてを一新したフルモデルチェンジ感あふれるモデル。

とくにAQUOS Rで評価の高かった点に関して、より長所を伸ばすべく改良してくるという手法は、個人的にも興味深いところ。発表会でのスタッフの表情を見ていても、かなりの自信が伝わってきました。個人的にもぜひじっくりと触ってみたいモデルと感じました。

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