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イギリスの警察が導入した顔認証システムが2300人を犯罪者と誤認

精度は向上していますが

Engadget US(翻訳 金井哲夫)
2018年5月7日, 午後04:15 in security
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[Engadget US版より(原文へ)]

警察の顔認証について、なぜそれほど懐疑的で、信頼性の低さに一因があるとの批判が多いのを評論家に聞いてみましょう。もし、この技術が無実の人を選んでしまったらどうするのでしょうか。残念なことに、そうした危険性は前からある程度警告されていました。

イギリスの南ウエールズ警察は、2017年、サッカー・チャンピオンズリーグ決勝戦の際に行った顔認証の実証試験の結果、数千人の人を犯罪者の可能性があると間違って特定してしまったという報告に、批判が集まっています。最初に人相が一致した2470人のうち、2297人が誤って確定されていました。その割合は約92パーセントです。

同警察は、インターポールと欧州サッカー連盟から提供された「不鮮明な画像」だったことと、新しい技術であることが原因だと断定しています。「いかなる条件下でも、100パーセント正確な顔認証システムはあり得ない」と警察は主張しています。また、あわてて実績を持ち出して自己弁護しています。それによると、9ヵ月間で2000件の犯罪者の可能性のあるIDから450人を逮捕しましたが、誤認逮捕は1件もなかったっとのことす。去年の6月のサッカー決勝戦以来、間違った犯罪者特定が行われてきましたが、精度は向上していると考えられています。

誤認逮捕がなくなったことは、安全対策を強化したという警察の主張を裏付けています。警察官は今でも、最初の警告を受けたときにその信ぴょう性をチェックし、「介入チーム」が対象人物に接触して、それが正しい人物かどうかを判断しています。それでも、チャンピオンリーグ決勝戦のときに犯罪者の可能性ありと判断された人と、実際に逮捕された人の数の差は、簡単に忘れることはできません。プライバシーの問題もさることながら、緊急に犯人を捜さなければならないときに、顔認証の間違った判断によって捜査が行き詰まることは十分に考えられます。

編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
原文著者:Jon Fingas

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