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運転席に人が乗車しないレベル4自動運転をKDDIが公開

ハンドルが自動でぐるぐる回るのはかなりSFな感じです

中山智 (Satoru Nakayama), @yenma
2018年5月10日, 午後06:30 in car
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KDDIは福岡国際会議場で開催中の「第16回 アジア太平洋地域ITSフォーラム2018福岡」にて、同社が開発中の運転席に人が乗車しないレベル4の自動運転のデモを披露。後部座席に取材陣を乗せて、実際に自動運転で走行する体験会が行われた。

自動運転のテスト会場となったのは一般道ではなく、福岡国際会議場から9kmほど離れた西鉄自動車学校 バス研修センター。自動車学校ということで、一般道を模したコースがあるため自動運転のテストにはピッタリだが、自動運転でドライバー不要になる実験を自動車の教習所で行うのは、なんとも皮肉な話だ。

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▲今回のテストは、自動運転レベルの定義では運転席が無人のレベル4

自動運転を行うクルマは、トヨタのエスティマを改造したもの。天井には大きなLIDARが置かれ、このLIDARで周囲の状況を検知しているとのこと。またクルマには合計5つのカメラを装着。これは自動運転を解除して遠隔操作をする際に使用するカメラ。福岡国際会議場には、エスティマを遠隔操作するためのシステムが用意されており、9km離れた場所から遠隔運転ができるようになっている。

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▲ベース車両はトヨタのエスティマ

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▲天井に取り付けられたLIDAR

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▲遠隔操作用のカメラ

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▲同じくダッシュボードに取り付けられていた遠隔操作用カメラ

OLYMPUS DIGITAL CAMERA▲後部座席の様子

通信機器や自動運転のシステムはエスティマ後部のトランクスペースに配置。自動運転用のソフトは名古屋大学が中心となって開発した「Autoware」。LinuxとROSをベースにしたオープンソースで、今回はDellのゲーミングPC「ALIENWARE」にインストールして使用されていた。関係者によると、Autowareを動かすにはマシンパワーがかなり必要とのこと。Autowareの要求スペックはCPUがCore i7の8コア程度、RAMは 32GB、ストレージは最低でも30GB、GPUはNVIDIA GTX980クラスとなっているので、ゲーミングPCクラスでないと動作は厳しいようだ。

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▲走行中は助手席にオペレーターがいるものの、運転席は無人。また車内ではバーチャルYoutuberのミライアカリさんが走行状況を解説

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▲助手席オペレーターのモニター

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▲Autowareではあらかじめ作成した3Dマップをもとに、自動運転を行う

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▲後部の自動運転システム部分

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▲通信は市販のモバイルルーターを使用

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▲AutowareはゲーミングノートPCで動作

福岡国際会議場までの通信はLTEのモバイルルーターを使用。LTEでの接続ということで、遅延を考慮して今回の実験では速度制限が15km/hに設定されている。今後5Gなど遅延の少ない通信技術が利用できれば、より速い速度での実験や運用も可能になっていくとのこと。

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▲福岡国際会議場の遠隔操作用システム

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▲ハンドルはゲーム用のコントローラーを使っている

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▲エスティマのカメラの映像や速度、ハンドルの状態などが遠隔地からモニタリングできるようになっている

自動運転のテストコースは、一般的な道路のほか踏切や坂道、S字カーブといった設定。さらにコースの途中に障害物が設置されており、この障害物を検知するとエスティマは一時停止して障害物を避けるため遠隔操作に切り替わるようになっている。

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▲西鉄自動車学校に設置されたテストコース

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▲踏切手前の停止線でキッチリと停止

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▲障害物を発見すると自動で停止

走行中の様子は下記の動画を見てもらうほうが速いが、踏切ではキッチリ一時停止をして周囲を確認してから走行を再開。下り坂でのスピードもしっかりコントロールされ、S字カーブもちゃんとルートから外れず走行している。また障害物発見時のブレーキングはややぎこちないが、遠隔操作に変わったあとの操縦も自動運転モードと変わった感じは受けず、実に自然なドライビングだった。



一般道を柔軟な対応で自動走行させるにはまだまだ課題は多いものの、限定的なコースや速度での自動運転や遠隔操作はかなりのレベルに達してきていると感じた。今後の展開に期待したい。

関連キーワード: ai, automotive, car, its, kddi
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