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スタンドアロン6軸のVRデバイス「Mirage Solo」レビュー:電脳オルタナティヴ

Mirage Cameraもあるよ

ナックル末吉, @nacklesueyoshi
2018年5月12日, 午前09:00 in Lenovo
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5月11日に店頭販売も開始されたLenovoのDaydream対応のスタンドアロン型VRヘッドセット「Mirage Solo」と180度撮影に対応した「Mirage Camera」を使ってみたのでレビューしてみます。

Mirage Soloディティールチェック


では早速、Mirage Soroのディティールをチェックしてみましょう。その前に、Mirage Soloの主な特徴を簡単にご紹介します。Mirage Soloは「スタンドアロン型」と呼ばれるVRデバイスで、動作するためにPCやスマホ、PS4などを必要とせず、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)単体でVRが楽しめる仕様となっています。

また、従来のVRデバイスにありがちな、ヘッドトラッキング、つまり頭部の動きだけを検出する3DoF(3軸)方式とは違い、前面に搭載されたカメラによって、6DoF(6軸)方式を採用しているため、頭部の動きだけでなくヘッドマウントディスプレイの位置(ユーザーの頭の位置)まで検知可能な、ポジショントラッキングを実現している点も、Mirage Soloの大きな特徴の1つとなっております。
(ヘッドトラッキングとポジショントラッキングについて詳しくはコチラの記事を参照)

▲Mirage Solo本体です。白基調の清潔感漂うスタイリング

▲前面から。おでこの部分のサポートが忍者の鉢金っぽい

▲前面に搭載されたカメラ。撮影した映像をVRに取り込むのではなく、あくまでもHMDの位置をセンシングするためのもの

▲ユーザーから見て左側には、MicroSDカードスロットと充電可能なUSB Type-Cコネクタ

▲MicroSDカードスロット

▲逆サイドには電源ボタン、ボリュームボタン、イヤホンジャック

▲ちなみに電源ボタンには充電中などに点灯するLEDランプを搭載

▲底面のボタンを押しながらゴーグルの前後を調節

▲目の周囲だけでなくおでこや後頭部のサポートにクッション性の高い素材を採用

▲魚眼レンズ周辺。メガネっ子だと多少窮屈かも

▲後頭部のダイヤルを回すことで、頭のサイズにフィットさせられます。超絶デカ頭の筆者でも余裕でかぶれました

▲付属のリモコン。上のくぼんでいる部分はタッチパッド機能を搭載した物理ボタン、中断はアプリボタン、下段はホームボタンとなっております。またサイドにはボリュームボタンを配置

さて、このMirage Soloですが、スタンドアロン型だけあって、少し重い印象がありますが気になるほどではありません。初めてVRデバイスを購入する人であれば「こんなもんかな?」と思える程度に収まっています。装着感は、さすが最新型だけあって合格点。十分な没入感を得られます。

リモコンですが、変哲もないオーバル形状をしており、HMDを装着したあとに持とうとすると、前後逆に持ってしまうことも。手前側にストラップホールがあるので、ストラップでもつけて、手の触感だけで前後を認識できるようにするのが良さそうです。

▲かぶるとこんな感じ

かぶれば即VRに没入できるスタンドアロンの手軽さ


Mirage Soloのメリットは、なんと言ってもスタンドアロン型ということ。現在のところ、VRコンテンツと言えばエンターテインメント寄りのものが多く、気軽に遊びたいだけなのに、HMDにスマホをセットしたりPCに接続する手間がどうにも煩わしいところ。

その点、スタンドアロン型であれば、「じゃあVRでもやるか」と思い立ったら電源を入れて被るだけというカジュアルな使い方ができるのがナイスですね。

▲Daydreamのホーム画面

Mirage Soloの画面は高輝度で、十分な明るさを表現できていると感じます。夜中だろうがHMDを被れば日中のような明るさを体験できるのがVRの良いところ。まさに「白昼夢」と言ったところでしょう。

現在のところ、Daydream対応のVRアプリはまだまだ出揃っていない印象。特に国産ゲームともなるとほぼ皆無です。また、ポジショントラッキング対応のゲームも数えるほどしかなく、筆者的には日本語に対応した和製キラーコンテンツを待望するところです。

数少ないポジショントラッキング対応のゲームをいくつか試してみましたが、プレイしてからわずか20秒でVR酔い......。筆者は3D映像やVRでは酔わない自信があったのですが、正直、ゲームを開始した時点から違和感があり、いざ画面が激しく動くとリアルでレロレロレロしそうになるほどまで酔ってしまう憂き目に。

▲「Epic Roller Coasters」。ジェットコースターにライドできるアプリ。ただでさえ酔う要素満載

この現象は、アプリの作りにもよるのですが、実際の頭部の動きと映像の動きにギャップがあるとVR酔いの一因になってしまうのです。例えば、リアルで一歩ほど前に歩いたとします。しかしVRの画面では2~3歩分の距離を進んでしまうと言った具合です。(逆もしかり)

一方、従来のヘッドトラッキングに関しては、特に違和感がなく、頭部の動きへの追従性はパーフェクト。VR酔いするようなことはありませんでした。
(※VR酔いは体質などで個人差があります)

このポジショントラッキングですが、体を動かすアスレチック要素満載の体育会ゲームに期待が持たれますが、どうにも激しい運動が苦手な人でも楽しめるような大人の男性向けコンテンツに期待してしまうのは筆者だけでしょうか。いづれにせよ、今後のVRアプリ市場の動向を要チェックというところですね。

360°ではなく180°という選択「Mirage Camera」


次にMirage Cameraを見ていきましょう。まずは簡単な特徴ですが、Mirage Cameraは180°撮影が可能なVRカメラで、4K画質で静止画だけでなく動画撮影も可能。カメラ単体でWi-Fiに接続可能で、Youtube VRへのアップロードも可能といった感じです。

▲Mirage Camera本体

▲上面には、左からWi-Fiボタン、電源ボタン、シャッターボタン

▲背面は画面等はなくバッテリーパックのリアカバー。左にはLEDが点灯して撮影モードを表すアイコンが並びます

▲バッテリーは取り外し可能なパック式を採用。容量は2200mAh

▲側面には、MicroSDカードスロットと充電が可能なUSB Type-Cコネクタ

▲コンデジのように持つと指がレンズに丸かぶり

Mirage Cameraで撮影した静止画をMirage Soloで表示し、スクショを撮ってみました。もちろん、Mirage Soloでは上下左右を見回せるVR映像で表示されます。

▲新宿パークタワー

▲東京都庁第一庁舎。見上げたり、見回したりできる被写体がVR向き

▲Mirage Soloで右側ギリギリまで見たところをスクショにて。指が見切れちゃっています。カメラの持ち方にも工夫が必要ですね

現在においては、VRカメラは珍しくありません。特にTHETAやInsta360など、周囲の360°を全方向で撮影できるカメラがかなり以前から普及しています。ところが、Mirage Cameraは前面の上下左右の180°という仕様。イメージ的には、サッカーボールチョコの半分の映像という感じですが、なぜ180°なのか。

360°映像は、周囲を見回し、その場の臨場感や雰囲気を伝えるのに向いていますが、どこがコンテンツの中心かがわかりにくいというデメリットも。その点、180°映像であれば、中心に映っている物がコンテンツとして見せたい物としてフォーカス可能。例えば、スポーツの試合などでは中心付近に選手や試合の様子を映し、周囲は会場の雰囲気や観客の様子などがうかがえると言った具合で臨場感を演出できるということになります。

この辺りは「Google VR180」が提唱している「撮影者の見たままの映像」にも合致し、VRだからといって何が何でも360°じゃなきゃいけないワケではないということですね。




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