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Apple、カーボンフリーなアルミニウム製造法にカナダ政府と合同で総額1億4400万ドルを投資

ストップ温暖化

山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
2018年5月11日, 午後03:30 in business
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AppleはiPhoneをはじめ、iPadやMacbook Proなど、多くの製品にアルミニウムを使用しています。そのアルミニウムの製造工程において、温室効果ガスを排出しない新しい製造技術の開発を行うジョイントベンチャーに対し、Appleはカナダ政府と提携して、総額1億4400万ドルの投資を行なうと発表しました。
アルミニウムの生産行程は、大手製造メーカーのアルコア創業者チャールズ・ホールが1886年に大量生産手法を開発してから変わっておらず、現在も基本的に同じ手法で生産が行われているとのこと。
そしてその過程では、酸化アルミニウム(アルミナ)から酸素を除去するため炭素材料が使われており、結果として温室効果ガス(二酸化炭素など)が発生します。

しかし、アルコアは製造工程において、炭素材料の代わりに先進的な伝導材料を使うことで二酸化炭素の代わりに酸素を放出する方法を開発。特許を出願しました。
この製造技術を商業化するため、アルコアともう一つのアルミニウムメーカー、リオ・ティントがエリシス(Elysis)というジョイントベンチャーを設立しています。

今回Appleが投資を行うのはこのエリシス。同社は商業化に向けこの技術をさらに発展させ、2024年には製造技術のパッケージ販売を行う計画だとしています。

この件に関し、AppleのCEOティム・クック氏は次のように語っています。

「Appleは地球にとって良い技術、今後何世代にもわたって地球を保護するのに役立つ技術を前進させることに取り組んでいます。私たちは、この野心的な新プロジェクトの一翼を担うことに誇りを持っており、将来的に温室効果ガスの直接排出を伴わない製法で作られたアルミニウムを私たちの製品の製造に使うことができるようになることを期待しています」

Appleの環境問題に対する取り組みは今に始まったものではなく、4月にも自社で使用する電力の100%再生可能エネルギー化を達成したと発表しています。また、iPhoneをリサイクルする分解ロボット「Daisy」を開発するなど、環境問題に対して積極的な取り組みを行っています。


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