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SpaceX、Falcon 9最終形態「Block 5」の打上げに成功。有人飛行認証は2019年にも

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Munenori Taniguchi
2018年5月12日, 午前06:45 in Space
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SpaceXが、1日延期となっていたFalcon 9 Block 5の初の打上げに成功しました。1段目ブースターの回収、衛星の軌道投入もすべて成功です。Block 5は単体で10回、パーツ交換によって最大100回もの繰り返し利用を想定したFalcon 9ロケットの最終形態です。

今回の積荷はバングラデシュの通信衛星Bangabandhu-1、毎度回収が注目される1段目ブースターは離陸から2分36秒後に分離し、海上で待ち受ける無人船へ。途中オンボードカメラの映像が途切れてしまったものの、離陸8分半ごろには無人船からの映像によって、きちんと垂直着陸したことが確認されました。

打ち上げは順調に推移し、離陸27分ごろにはロケット上段が2度めの燃焼を短時間実施し33分ごろには衛星の軌道投入にも無事に成功しました。


Falcon 9の開発は、NASAなどの身長に慎重を重ねる方法とは一線を画し、たとえば回収した1段目ブースターの初のリサイクル打ち上げを商用ミッションで行うなど、失敗を顧みない積極性をもって行われてきました。実際、最終形態であるBlock 5で加えられた変更のほとんどは、これまでのFalcon 9打ち上げですでに試験済みのものとなっています。

具体的には、エンジン周りの熱遮蔽が大気圏再突入の負荷に耐えられるよう、塗装だけから熱遮蔽性の隔壁に変更されていたり、垂直着陸の際に舵をとるグリッドフィン(ハエたたきのような形状のアレ)の素材がアルミニウムからチタンに変更されていたり。またペイロードフェアリングにも変更が加えられました。細かい変更の多くはロケットの再利用間隔短縮を目的として加えられており、全体的な打ち上げコストの削減という重要な効果を生み出します。

Falcon 9 Block 5は、これからおよそ1年のあいだに7度の打ち上げを行い、有人飛行にも安全に使用できることを示す段階に入ります。この間は、大きくロケットの仕様を変更することはできないと考えられます。米国会計監査院(GAO)は、認定は2019年の第1四半期との見解を示しています。

すべてが順調にいけば2019年以降、ISSへと宇宙飛行士を送り届けるFalcon 9の打ち上げが見られそうです。

関連キーワード: bangabandhu-1, block6, falcon9, Space, spacex, tomorrow
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