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AI研究の学位創設・AIでQT延長症候群を発見・電話スパマーに罰金1億2000万ドル #egjp 週末版116

Munenori Taniguchi
2018年5月14日, 午前07:00 in Ai
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1週間のあいだに拾いきれなかったニュースをいくつかピックアップしてお届けします。今回は「AI研究の学位創設」「AIでQT延長症候群を発見」「電話スパマーに罰金1億2000万ドル」といった話題を取り上げました。

音楽ストリーミングサービス、性的暴行スキャンダルのR.Kellyをプレイリストから排除

未成年の少女らをなかば自宅に軟禁して性的暴行を加えていたとされるスキャンダルの渦中にあるR&B歌手R.Kellyの楽曲が、音楽ストリーミングサービスのプレイリストから続々と削除されています。

まずSpotifyが、ついでPandoraが、違法な行為を理由に公式のプレイリストから楽曲の削除を行ったものの、この週末になって実はApple Musicが最も速くR.Kellyの楽曲をプレイリストから取り除いていたことが明らかになっています。

Rolling Stone誌が伝えるところではApple Musicはすでに数週間前に決定を下していたとのこと。いずれも削除はプレイリストからで、アーティスト単体のアルバムやシングルとしては再生が可能なものの、各種サービスが独自にセレクト・レコメンドするプレイリストから外れることで多少なりともロイヤルティの発生には影響が出るかもしれません。

Spotifyは公式プレイリストから楽曲を取り除いた理由について「通常はアーティストの行いによってプレイリストの選曲を変えたりはしないものの、プレイリストの楽曲選定にはサービスとしての価値観を反映させたものになる」とその理由を示しています。

蛇足ですが、音楽ストリーミングサービスで"TOKIO"を検索してみると某アイドルグループではなく、なかな格好良い曲を聴かせるスペインの同名ロックバンドしか見つかりません。ただこれはアイドルグループの曲がプレイリストから外されたのではなく、事務所の方針でもともと音楽ストリーミングサービスに曲の配信を解禁していないからでした。


カーネギーメロン大学などがAI研究の学位を創設

Shot of a group of university students working on computers in the library at campus
カーネギーメロン大学が、近年のAI研究の高まりに対応するため人工知能に特化した学位を創設すると発表しました。カーネギーメロン大学にはコンピューターサイエンス学部があり、学生は最初の1年はこちらを学び、2~3年次となる学生にこの秋からAI専攻を選択できるようになるとのこと。

もちろん、学生にはAIの社会への浸透を奨励する一方で、倫理と社会的責任についてもしっかりと理解させる必要があることを強調しています。

コンピュータ・サイエンス学部長のアンドリュー・ムーア氏は「最近まで、人工知能の専門家という肩書は雇用主にとって重要なものではありませんでした。しかしカーネギーメロン大学には、AI研究において比類のない深い実績があり、AIがどれほど夜に役立つかを知る卒業生に必要な資格を与えられるようにします」とコメントしています。

なおカーネギーメロン大学以外にも、私立のミルウォーキー・スクール・オブ・エンジニアリング(MSOE)がこの秋からAI専攻を設けるとのこと。

FCC、違法なロボット電話スパマーに130億円の罰金

Unpleasant phone call, worried anxious man talking with someone on mobile phone
米連邦通信委員会(FCC)が、ネイバースプーフィング(隣人なりすまし)と呼ばれる機械的な手法を使い、9600万人に詐欺の電話をかけていたマイアミ在住のエイドリアン・アブラモビッチ容疑者に対し、1億2000万ドル、日本円にして約130億円もの罰金を支払うよう命じました。

ネイバースプーフィングでは、発信者番号が受信者の近所のものに偽って電話がかかってくるため、受信者がついつい電話を取ってしまうという特徴があります。ひとたび受信者が電話を取ると、マリオットやヒルトンといった一流ホテル、またはExpediaやTripAdvisorからと思わせて休暇用のパッケージ旅行を勧誘する自動音声通話(ロボコール)に転送されます。

ただ、TripAdvisorは独自の調査でこの電話がアブラモビッチ容疑者の犯行によるものと突き止めたほか、医療機関の連絡先をまとめるサイトSpokも、問題のロボコールが病院や医師の通話を妨害したことからFCCの調査に協力していました。

FCCは2017年に1億2000万ドルの罰金を課したものの、アブラモビッチ容疑者は電話の受信者に対して害を与えるつもりはなく、罰金額が不当に高すぎるとして大幅な減額を代理人を通じて主張していました。これに対しFCCは容疑者の主張に説得力がなく、またこれまでに遭遇した最も大規模なネイバースプーフィングだったことから、そのまま1億2000万ドルの罰金を課すことに決めたとしています。

AIが見えない心臓病「QT延長症候群」を特定可能に

AIは医療の分野でも急速に重要な役割を果たすようになりつつあります。Apple Watch用EKGモニター機能付きバンド「KardiaBand」を開発したことで知られるAliveCorは、人間の医師でも診断が難しいとされる心疾患のひとつQT延長症候群を診断可能とすべく機械学習したAIを活用しています。

QT延長症候群とは、心臓が拍動してから次の拍動までのあいだに必要なエネルギーを蓄えるための時間が、正常なときよりも長くかかってしまう症状のこと。失神や発作、動悸といった症状が現れ、ひどい場合は死に至る可能性もあります。

これは2000人に1人の割合で発生するとされ、通常は遺伝であったり、抗生物質や抗うつ薬などによって症状が現れるものの、心電図などからは検出することが難しいとされます。

しかし、AliveCorはディープニューラルネットワークが、一見したところ正常な心電図データからでもうまくQT延長症候群を識別できることを研究の成果として発表しました。

研究者はこの技術によって全くおなじに見える2つの心電図からもQT延長症候群の症状を持つ方を特定できるとしており、将来的にAliveCorのKardiaBandやKardiaMobileといった製品によって、このような発見の難しい病気を特定できる可能性があるとしています。

テネシー州の選挙サイトにサイバー攻撃

Voting concept - Ballot box with US state flag on background - Tennessee
5月1日、テネシー州ノックス郡の選挙用ウェブサーバーが「非常に多数の国々からと疑われる」大量のアクセスによる攻撃(DDoS攻撃)を受けたと発表しました。しかし、当局は実際の投票システムはインターネットに接続しておらず、得票データへのアクセスや改ざんはなかったとしました。しかし、選挙情報を公開するウェブサイトは投票終了から約1時間ほどはダウンしたままだったとのこと。

APによると被害を受けたウェブサーバーは英国、チリ、カナダなど約100カ国から一斉にアクセス要求を受けたとのこと。技術者はWebサイトを修正してオンラインに戻した一方、郡当局はウェブサイトの脆弱性を修正しました。

攻撃者の意図は不明なものの、2016年の大統領選では米国の21の州でロシアが投票システムに侵入しようとしたとされており、現在のシステムが外国からの介入に対して充分なセキュリティを備えているかについては不安の残るとことかもしれません。

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