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ソフトバンク5G×IoT Studio。法人向けに5G検証・サービス開発環境を提供する「お台場ラボ」

5Gを使ったサービスを始めたい、技術検証したい法人の方はぜひ

大和哲(Yamato Satoshi), @deyamato
2018年5月15日, 午後12:20 in 5G
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ソフトバンクは5月11日、同月18日にオープンする東京江東区の5G×IoT Studio「お台場ラボ」を報道向けに公開しました。

このラボは、5G通信を(室内で、ですが)実際に行う施設です。この通信を使ったさまざまな最新デモで5Gを知る、5Gを用いたサービスを検討する、5G通信の性能を実際に検証するといったことができます。

サービス開始は2020年と、まだ少し先の「5G」ですが、サービスやソリューションを検討している企業や機関であれば、接続したい機器やソリューションを持ち込めばいろいろな知見を得られるかもしれない、そんな実験施設でした。5Gの開始と同時にサービス提供をしてみたい、そんな企業の担当者であればぜひとも利用を検討すべき施設だと感じます。



この「お台場ラボ」は、5G通信を実際に行うシールドルーム、エッジコンピュータが用意されたコアシステム、5G通信を使ったデモンストレーションエリア検証ルームから構成されており、5Gの大容量低遅延通信が実際にどのように使えるのかを確かめることができます。

では、それぞれのルームを見てみましょう。

シールドルーム

「シールドルーム」には、Massive MIMO対応の基地局アンテナと、端末アンテナ4つ、試験端末があります。この部屋の中で発した電波は外には漏れないので、総務省からまだ免許が交付されない段階でも通信を実際に行うことができます。




この室内の基地局アンテナは4.7GHz帯(100MHz幅)の電波を用いており、実際に基地局と端末が通信をしています。

コアシステム


今回は入れなかったのですが、このお台場ラボ内には5Gに対応したコアネットワークもトライアル環境が用意されています。

BBU(ベースバンドユニット)からARM、NVIDIA、インテルアーキテクチャのサーバー群も配備され、そして、デモンストレーションエリアや検証ルームにネットワーク接続されています。

5G通信が実現すると、様々なIoTやコンピューティングのボトルネックはネットワークからコンピューティングへ移ります。

たとえばHMDやロボットのセンサーといったデバイスは画像などの大変大きなデータを処理しなければなりません。現状、大容量計算処理によく使われているのは、インターネットの先のサーバーに処理を依頼する「クラウドコンピューティング」ですが、通信遅延は非常に大きくなってしまいます。

そこでソフトバンクが5Gと同時に推進しているのが「MEC(モバイルエッジコンピュータ)」への処理のオフロードです。これは、基地局の中、あるいはコアネットワーク内にデータ処理用のコンピュータ(CPU・GPU)を置き、計算処理、あるいはGPGPUといった処理を行うことです。

通信だけでなく5G通信を使ったMEC環境も、そっくりこのお台場ラボに完備しているわけです。

デモンストレーションエリア

「デモンストレーションエリア」は、5Gとエッジコンピューティング、IoT機器に関するソフトバンクが考える応用例が展示されています。通信は先ほどのシールドルームで実際に行われている5G通信で、有線などで再現したものではありません。

現在展示されているのは、まず、5Gを用いた360度カメラの映像伝送のデモ。200Mbpsもの量のデータを流す360度カメラの映像をHMDに送信するというものです。頭の動きをトラッキングして適したシーンを流すなど非常に重い処理をこなしています。


続いてのデモは、リアルタイム動線追跡。カメラ4台の映像データを使って室内のいる人の動線管理を行っています。

室内には数十名の取材陣に加えてソフトバンクの広報もおり、在室者が多かったのですが、人の動きに合わせて遅延なく追跡できていました。

これはコアネットワーク内にあるエッジサーバ(GPUによるAI処理)で処理しているため、正しく人を追跡するための重い処理(人の骨格などの特徴からどれがどの人が見分けているそうです)も可能になっているのだとか。

NVIDIA-GRIDによる仮想GPU処理によって、端末上の描画処理をMECサーバーにオフロード。仮想GPUありのVMを、高速高品質なレンダリングを提供できます。ゲームや移動端末でのCAD向けを想定されます。


デモその3。フルHD映像を5G経由で通信し、リアルタイムに有名絵画タッチに変換するというもの。たとえば室内映像が「モナ・リザ」風タッチになって表示されるなど、自在に加工できます。

構成にAI用マシン"DGX Station"が使われていることから分かるとおり、コアネットワークから接続されたサーバーでAI処理を行っています。

そして、最後のデモは、ソフトバンクのIoTプラットフォームの紹介。

各産業にソフトバンクからIoT向けAPIを提供し、新たな価値を作る、というもので、各種センサーを用いて、あらゆる事象をデータ化し、蓄積、解析、そして提供します。5Gだけでなく(実際、このデモには現在のところ5G通信は使われていません)NB-IoT、LTE CAT-M1、LoRaWANといったネットワークも利用します。

展示されていたのは各種センサーや、応用例です。たとえば、ソフトバンク汐留本社23階フロアの各エリアの温度湿度などが一覧として見られるようになっていたり、会議室の使用状況の履歴などがわかるようになっていました。

検証ルーム

また、このお台場ラボには5G通信環境にアクセス可能な四部屋の検証ルームが設置されています。

このラボでは、イーサネットスイッチの形で、それぞれコアネットワークと端末に繋がる接続口があり、これに利用したい機器を接続することで実際に5Gの基地局、端末にデータを送ることができるようになっています。

つまり、企業が、実際に送信したいデータをコア側あるいは端末側から流し、逆に端末あるいはコアネットワークに受け取るときの遅延の計測をすることで実際の環境に近い、5Gの通信速度や遅延などを計測できるというわけです。

5Gスタートと同時にサービス・ソリューション展開したい法人に

これらの施設は、基本的に法人向けで、5Gを使った試験実験および見学には、秘密保持契約書を取り交わす必要があり、窓口はソフトバンクの(法人向け)営業が対応します。

2020年に開始する5Gですが、ソフトバンク 代表取締役副社長兼COO今井康之氏によればさまざまな「検討をしたいという声が企業や行政から既に数多く届いている」とし「お台場ラボで先行して5G通信を行うことで、さまざま企業や行政の方からのご質問やご要望にお答えしていきたい」と話しています。

また、同テクノロジーユニット先端技術開発本部長の湧川隆次氏は同時に、NB-IoTだけではなく、リッチなデータや低遅延性が必要なIoTのためにも5Gやエッジコンピューティングが必要である。5Gのサービス始まるのは2020年と2年も先だが、今から検討や実験を始めることによって、5Gのスタートと同時にいろいろなビジネスを始められるように、いろいろな企業と共創していきたいとしています。

ソフトバンク 代表取締役 副社長執行役員 兼 COO 今井康之氏
ソフトバンク テクノロジーユニット 技術戦略統括 先端技術開発本部 本部長 湧川隆次氏

関連キーワード: 5g, communication, network, softbank
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