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新ポメラDM30は電子ペーパー画面を採用、3分割折りたたみ式。4万3000円で6月8日発売(訂正)

電源は入手性の高い単3乾電池×2本仕様に

橋本 新義 (Shingi Hashimoto)
2018年5月15日, 午後02:15 in pomera
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2018年5月15日、キングジムがテキスト特化型のデジタルメモツール『ポメラ』の最新モデル『DM30』を発表しました。発売日は6月8日、価格は4万3000円(税別)です。

特徴は、画面にE Ink社製電子ペーパーを搭載した点と、折りたたみ式キーボードが観音開きの3分割仕様となった点。キングジムは電子ペーパー採用により「長時間作業でも目に優しくなった」点をアピールします。

【お詫びと訂正】掲載時において発売日が6月20日と掲載しておりましたが、こちらは6月8日の誤りでした。読者の皆様、および関係者の皆様にはご迷惑をお掛けしたことをお詫びし、訂正いたします。申し訳ございません。(5月16日18時30分)

Gallery: キングジム ポメラ DM30 | 35 Photos

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電源は乾電池駆動。今回は入手性に優れる単3×2本仕様です。公称バッテリー駆動時間は、アルカリ乾電池使用時で約20時間。

公称レベルでは、折りたたみタイプで1世代前となる『DM25』(単4乾電池×2使用)とほぼ同じとなるため、実質的消費電力は増大しているように見えます。これは心臓部となるSoCが大きく強化された点や、本機では電子ペーパーを消費電力の少なさではなく、画面の見やすさに注目して採用した点などによるもの(詳しくは後述)。



キーピッチは横17×縦15.5mm。キングジム側は「観音開き形式にしたのは、従来の折りたたみ式モデルに比べてキートップの大型化を狙ったため」とアピールします。



キートップの大きさをストレートタイプの現行モデル『DM200』および初代機『DM10』と比較してみましたが(上側写真がDM200と、下側がDM10と。両写真とも本機が右側)、確かにキー間距離などはDM200並の余裕度となっています。



また、こうした展開型のキーボードは、ともすれば開いた状態における打鍵時の安定性(ぐらつき)が問題となりますが、本機は自動展開・自動収納される「キーフット」を搭載。使用時にキーボード側を支えることで、打鍵時の安定性を増しています。



本体サイズは、折りたたみ時で約156×126×33mm(幅×奥行き×厚さ。上写真の右側が閉じた状態です)、開いた状態での底面積は約286×131㎜(幅×奥行き)。重量は約450g(電池含まず)。従来モデルのDM20(折りたたみ時サイズが145×100×33mm、重量約370g)からは、電池が単3となった点などから、若干大きく、重くなっています。



さて、最大の特徴となる電子ペーパーディスプレイは、対角6インチ、解像度800×600ドットという仕様。アスペクト比は(いまやこだわりの、と言ってもいいであろう)4対3です。



精細さという点に関しては、DM20や25(640×480ドット)を超え、ストレートタイプの初代モデル『DM100』と並びました。DM200(1024×600ドット)よりは低めですが、電子ペーパーのくっきりとした文字表示と合わせて、画面の見やすさは良好と感じました。

電子ペーパーで気になる書き換え時間の長さですが、これは高速書き換えを実現するコントローラーLSIの採用などにより、いい意味で電子ペーパーのイメージを覆すところ。発表会で試用した限りでは、かなり高速な入力をしても、大きな表示レイテンシ(遅延)を感じることはありませんでした。

このあたりをキングジム側に聞いたところ、やはりレスポンスに関してはポメラの肝だけに、こだわったポイントとのこと。
ただし、たとえば起動時(ロゴ表示から編集画面への切り替え)などでは、電子ペーパーらしい"全面白から全面黒、再び全面白に"といった表示が入ります。



さて、冒頭で紹介したバッテリー駆動時間に関して紹介しましょう。電子ペーパー採用と聞くと、省電力化のため、という印象を持ちます。しかし本機は、その点からすると意外とバッテリー駆動時間が短いとも感じます。

そのあたりもキングジム側に聞いたところ、「実はポメラ(というよりメモアプリ)の場合、画面書き換えの回数が比較的多くなるため『画面書き換えをしなければ省電力』という電子ペーパーのメリットはあまり活きてきません。また、高速書き換えコントローラーも意外と電力を消費します。そのため本機が採用したのは、従来モデルのモノクロ液晶より見やすい画面のためとお考えください」という回答でした。



合わせて本機は、SoCも強化されています。展示されていたスケルトンモデルで確認したところ、心臓部となるSoCはNXP Semiconductorsのi.MX233シリーズ『MCIMX233DJM4C』でした。

これはストレートタイプモデル初代機であった『DM100』相当のSoCであり、DM20と25からは大幅な高速化となっている(キングジム)とのこと。と聞くと、DM200で可能だったLinuxマシン化も? と期待しますが、「DM30のLinux化は不可能」とのことでした。そしてこうした心臓部の大幅な高速化も、当然消費電力に影響しているとのことです。




なお本機は、アイドル時であれば消費電力が非常に低いという電子ペーパーの特徴を活かし、「電源オフ時にも直前の編集画面を表示し続ける」という『パワーオフ画面-編集画面』設定を備えます。電源をオフにしておいても終了前の画面が表示され続けていることから、間欠的に文章を描く場合、作業を思い出すトリガーなどになるのでは、と感じました。



ソフトウェア面では、DM200で評価の高かったアウトライン編集機能を継承。最大10階層までをサポートします。



また日本語変換プログラムは、ジャストシステムの『ATOK for pomera』を採用。ただし名称こそDM25までと同じですが、辞書や変換エンジンが強化された、DM200に近い仕様となっているとのことでした。さらにポメラの肝とも言える電子辞書は「明鏡国語辞典 MX」、「ジーニアス英和辞典 MX」、「ジーニアス和英辞典 MX」の3種類を搭載します。



スマートフォンやPCとの文書連携に関しては、スマホに対しては専用アプリ『pomera QR code reader』を介したQRコードでの移動をサポート。PCに関してはSDカードを介した交換が可能です。



通信に関しては、DM200のように内蔵Wi-Fiこそ搭載しませんが、DM100と同様に東芝の無線LAN付きSDカード『FlashAir』をサポートします(SDカードスロットは本体裏に搭載。もちろんフルサイズ仕様です)。





このようにDM30は、ほぼすべてを一新した折りたたみ式の本体に、従来のポメラと並ぶか、それ以上の実用性を備えたモデルと呼べそうな位置づけ。
DM25やDM20に比べると若干ながら大きく重く、高価になってはいますが、それを上回る実用性を備えた「ストレートタイプと折りたたみタイプのいいとこ取りをしたポメラ」とも呼べそうです。



なお発表会では、ポメラ10周年(初代機DM10発売が2008年)を記念し、歴代代表モデルの展示コーナーも開設。ファンに支持されて続いてきたシリーズならではの重みを感じさせるものでした。こちらはスケルトンモデルと合わせてフォトギャラリーを用意しましたので、歴代ユーザーの方はぜひご覧ください。

Gallery: キングジム ポメラ スケルトンモデルと歴代機展示 | 14 Photos

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