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AQUOS R2を発表会場で見る。写真のSNS映えも優秀、動画と静止画同時撮影は使い方を変えるかも

初代愛用者がじっくり触ってみました

石井徹(TORU ISHII)
2018年5月17日, 午後09:00 in sharp
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auは2018年夏モデルの1つとして、シャープ製の新たなフラッグシップモデル「AQUOS R2 SHV42」を発表しました。前世代「AQUOS R SHV39」を発売日に購入し、1年間弱メイン端末として使ってきた筆者によるファースト・インプレッションをお届けします。

一目で分かる縦長化


▲AQUOS R2(左)を初代AQUOS R(右)と比較。ディスプレイの大型化とナローベゼル化が目を惹きます

一目で分かる前モデルからの違いは、前面のディスプレイ。ここ最近のスマートフォンの流行とも言える「ノッチ付き」の縦長ディスプレイが採用されています。「AQUOS R」と並べてみると、同じくらいのサイズ感を維持したまま、上下のディスプレイ領域が拡大されているのが分かります。


また、新たに指紋センサーで戻るキーとアプリ履歴キーの操作を割り当てて、前面のオンスクリーンキーを隠すことができるようになったことで、実際に使える画面領域はさらに拡大しています。


▲同じく、AQUOS R2とAQUOS Rを比較。Web表示での領域はこのぐらい違います

デザインコンセプトはAQUOS Rを継承。側面には緩やかな凸形状に膨らんだメタルフレームを採用しています。手のくぼみにフィットする持ち心地は健在でした。

一方で、背面はiPhone 8で採用されてからトレンドとなりつつある3Dガラスを使用(初代Rは樹脂でした)。ひんやり、すべすべとしたガラスの感触を楽しめるのに加え、筆者がAQUOS Rで気になっていた、背面の樹脂が傷つきやすいという難点が解消されています。

斬新な発想の2眼カメラ



▲AQUOS R2とAQUOS R(右)のカメラ部周辺。2眼カメラ化が目立ちます

AQUOS R2でもっとも注目するべき点は、シャープ初の2眼カメラの搭載でしょう。

ひとくちに2眼カメラといっても、その用途はさまざま。iPhoneのように2つのカメラを組み合わせで高精細なデジタルズームを実現するものや、ファーウェイのLeicaブランドカメラのようにモノクロ+カラーの2眼で組み合わせで細部まで鮮明な写真を撮れるようにしたものなどがあります。

シャープはそこに新たなアプローチとして、動画専用カメラ+静止画カメラという組み合わせを提案しています。単純に言うと、動画を撮りながら、写真(静止画)も撮影できる、という内容です。


▲動画専用の超広角カメラを新搭載

動画から写真を切り出すとき、そもそも解像度が低かったり、ピントがしっかり合っていなかったりして、使い物になるカットを切り出すのは意外と難しいもの。AQUOS Rの2眼カメラでは、動画撮影中に静止画のカメラが連動。動画ではピントを被写体全体にあわせつつ、超広角で撮影。静止画では被写体を中心にフォーカスを合わせることで、通常の写真撮影時と同等の写真を同時に残せます。

「動画を撮りながら静止画のシャッターを切るなんて器用なことできない!」という声が聞こえてきそうですが、それに先回りして答えたのが「AIライブシャッター」という機能。動画撮影中、"見どころになりそうな瞬間"を認識し、自動でシャッターを切ってくれるというものです。


▲動画撮影中に見どころとなるシーンを判別。自動でシャッターを切って写真を残します

例えば人なら振り向いた瞬間など、動きがあるところを"見どころ"と認識。犬がボールを取ったシーンなど、動きのある場面でもシャッターが切れます。風景動画では、静止画に適した構図を判断して撮影される、としています。

動画と写真を一度に撮れるというこの機能。最初に聞いたときには若干斬新すぎる発想にも思えましたが、よく考えると活用シーンは意外なまでにありそうです。

分かりやすい例が動物を撮影するとき。動画を撮っている際、この瞬間を写真でも楽しみたい、というシーンがあっても、犬やネコはリテイクに応えてくれません。そういうときに写真が自動で記録されていると、動画を撮るのがさらに楽しくなるのではないでしょうか。

筆者のような記者稼業なら、囲み取材を動画で記録しつつ、記事用のカットを撮影するという用途にも生かせるかもしれません。

また、撮った動画の活用にも、一工夫が追加されています。"見どころ"の瞬間から前後10秒間の動画を、ワンタップの操作で切り出してSNSなどにシェアできるというものです。

TwitterやInstagramに動画を投稿したいけれど、動画が大きすぎてエラーになるという経験はままあるもの。わざわざ動画を切り出してまで投稿するのも手間がかかります。"見どころ"の瞬間だけをシェアできる機能は、そのひと手間を省くのが目的でしょう。

「AIオート」で"盛れる"写真に


また、AQUOS R2のカメラでは、AIによる被写体認識を活用した「AIオート」モードが初搭載されています。大量の画像を機械学習させ、撮影している対象をこれまでより正確に認識できるアルゴリズムを開発したということです。認識可能な被写体は、人、ペット、花、料理など。料理なら美味しく写るように撮影するなど、被写体に応じて写真の表現を際立たせるような設定で撮影します。


▲上は「AIオート」オフ(初代R)、下が「AIオート」オン。なお実際の料理ではなく、料理の写真を撮影しています

スマートフォンのカメラの色味は、メーカーによって味付けの差が出やすい分野。中には"SNS映え"を明確に意識した"盛れる"カメラをアピールするメーカーもあります。一方で、これまでのAQUOSのカメラは、比較的、被写体の色などを素直に再現するような調整になっていました。

そうした中で、「AIオート」で撮った写真は、今までのAQUOSのオートモードよりも色を鮮やかに表現する、より"SNS映え"を意識した写りと言えそう。



また、「AIオート」では、QRコードを撮影すると自動でQRコード読み取りモードになるほか、黒板などを認識すると、スキャナーで撮影したような画像へと加工する、便利な機能も搭載されています。

電池持ちや発熱は?



静止画も同時に撮影できて、シェアも手軽となると、動画撮影を多用する機会も増えそう......となると気になるのは、電池消費や発熱でしょうか。

電池持ちについては計測中ということで具体的な数値は明らかにされませんでしたが、au夏モデル説明会にてメーカー説明員に聞いたところ「AIライブシャッターをオンにして約40分の動画撮影をしてもまだ十分なバッテリー残量がある程度」とのこと。

発熱についてはシャープの説明によると、チップセット周辺などから発生した熱を、本体内部で均一に分散する設計によって抑えている、としています。この放熱設計のコンセプトは、前世代のAQUOS Rと同じ。

筆者のAQUOS Rを使用していた時の経験談を添えておくと、HDR映像の再生時やゲームを稼働しつづけた場合などには本体全体がほんのりと暖かくなりますが、使用をやめるとすぐに平常時の温度に戻ります。ほかのスマートフォンと比べても、使用中に本体が熱いと感じる頻度は少ないように思えます。

やや残念に思えたのが、64GBという内蔵ストレージの容量。2018年夏モデルとしては標準的な容量とも言えますが、動画を頻繁に撮るようなユーザーには物足りないかもしれません。ただし、microSDカードを外付けして最大400GBの容量を確保できるので、実使用ではそれほど問題にならないでしょう。

数値上はスペックダウンの「ハイスピードIGZO」だが
実際の使用感は向上



▲AQUOS R2のハイスピード表示設定。アプリごとに有効/無効を切り替えでき、標準での有効/無効も設定できます


筆者がAQUOS Rを使っていて気に入っていた機能の1つが「ハイスピードIGZO」。液晶のフレームレートを上げることで、一般的なスマートフォンと比べて、滑らかなスクロールを実現するというものでした。

AQUOS Rのは、フレームレート100Hzと、AQUOS Rの120Hzから数値上はやや下回っています。その一方で、実際に触りくらべてみても、AQUOS Rの動作にカクツキを感じるはまったくなく、むしろより滑らかに動いているように見えました。

会場にいたメーカーの企画担当者の説明によると、AQUOS R2では、「フレーム抜け」を大幅に低減させたとのこと。操作に対するレスポンスを向上させたことに加え、フレームレートを下げる変更で動作に余裕を持たせたことで、フレーム落ちをAQUOS Rの30分の1まで低減させたとしています。


また、HDR再生機能は、AQUOS Rで対応していた「HDR10」規格の上位互換に当たる「Dolby Vision」をサポート。オーディオ再生では3D音響の「Dolby Atmos」もサポートしています。ただし、現状では動画配信サービスなどでの対応が進んでいないため、実際に再生できるコンテンツが少ないのが難点と言えるでしょう。

プリインアプリは少なめ、操作性改善の細かな工夫も


AQUOS Rでは、スマートフォン時代にあわせたモデルとして、プリインストールアプリを大幅に削減したのも改善点の1つでした。

AQUOS Rでもその方向性は受け継がれており、Google製アプリ、キャリア製アプリのほかは、電卓やファイラーなどユーティリティ系を中心に絞り込まれたアプリ構成になっています。



そんな中で、AQUOS Rで削減されたアプリの中から、復活を果たしたアプリが1つあります。それはファイル管理アプリ「コンテンツマネージャー」。

ただし、これは従来のAQUOSスマートフォンに入っていた同名のアプリではなく、AQUOS RでプリインストールされたAndorid標準(AOSPベース)の「ファイル」アプリに細かい変更を加えたもの。


▲AQUOS Rの「ファイル」(左)と、AQUOS R2の「コンテンツマネージャー」。端末の全画像、動画を一覧表示する機能が復活

AOSPの「ファイル」アプリは、最初に開くとフォルダ一覧が表示され、1つを選択すると、そのフォルダの中の画像や動画を一覧で表示する仕様になっています。

一方で、AQUOS R2の「コンテンツマネージャー」では、例えば画像を選択すると、まずは端末内の画像がすべて時系列に並べて表示されるという、フィーチャーフォン時代から馴染み深い表示形式が追加されています。

企画担当者によると、この変更はユーザーからの要望を受けて実現したとのこと。言われてみれば筆者もファイル管理アプリの使いづらさを感じていた部分ではありましたが、別のストアアプリをインストールすることで対応していました。

細かすぎるくらい細かい変更点のようにも思えますが、確かに使いやすさの改善にはつながっています。ユーザビリティをすみずみまで検討する姿勢は、日本ローカルのスマートフォンを作りつづけてきたシャープならではの強みなのかもしれません。


▲AQUOS Rでは搭載が見送られた「のぞき見ブロック」も復活


▲曇りガラス風の純正ケース「AQUOS Frosted Cover」は質感を改善

▲Frosted Coverにライトのオン・オフや音楽操作ができるジェスチャー機能を新搭載

初代AQUOS Rは3キャリア共通の機種名で発売され、「シャープのAQUOS」を象徴するような機種でした。今回のAQUOS R2では、その核となるコンセプトはそのまま踏襲しながらも、縦長の大画面やオーディオなどのトレンドを抑えつつ、前モデルの不満点の改善をしっかり取り組んできたモデルという印象を受けました。

その上で、新たに追加されたデュアルカメラですが、動画と静止画を同時に撮れるというその発想は、スマホカメラの使い方を変える可能性があるのではないかと思っています。画質競争に集約されるかと思われたカメラ市場に一石を投じるモデルだと感じました。

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